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NHK『カーネーション』第130回

今後、辰巳琢郎江波杏子が出演予定(どんな役柄かはリンク先を参照)だという情報をキャッチした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第130回目の放送を見ましたよ。

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第23週「まどわせないで」

呉服屋の若旦那・吉岡(茂山逸平)が糸子(夏木マリ)に泣きついた。彼は父を見返してやろうと思い、中国まで買い付けに行ったという。そして、首尾よく上等で珍しい布地を見つけたので、1反だけ仕入れて、小物を作って販売するつもりだった。ところが、吉岡が言うには、相手が聞き間違えて100反も売りつけられたという。おかげで父にはこっぴどく叱られ、全て売りさばかないと勘当されてしまうという。そこで、糸子の知恵を借りたいというのだ。
糸子は吉岡に協力するのをきっぱりと断った。糸子が戦時中に金糸入り生地を大量に売りさばいた時のことを河瀬譲(川岡大次郎)からよく聞いて、それを参考に自分で対策を考えろと言いつけて追い返してしまった。

清川澄子(三林京子)が店にやってきた。澄子は、母の喜寿のお祝いのためにドレスを作ることを計画している。昔からおしゃれ好きだった母なのできっと喜ぶに違いないと思っていたのだ。しかし、母が頑なにドレスはいらないと言い出したという。
その話を聞いて、糸子は採寸を嫌がっているのだろうと見抜いた。澄子の母を昔から知っている糸子は、彼女の体型の変化も知っていた。昔はスラっと痩せていたのに、病気を患ってから急激に太ってしまった。女はただでさえ自分の体のサイズを測られるのが嫌なのに、太ってしまったらなおさらだと言うのだ。50年も仕事をしている自分に任せておけば、巻尺で体を測らずとも、見ただけでぴったりとしたドレスを作ることができると言い、母を連れてくるように言って帰した。

里香(小島藤子)のことが心配な優子(新山千春)からは、早く東京に帰してくれとしつこく電話がかかってくる。里香の人生にとって大事な時期なので、いつまでも学校を休ませておく訳にはいかないというのだ。それに、優子には里香が不良になる理由がさっぱりわからないと愚痴をこぼした。親の愛情が足りないと子供がグレるという話はよく聞くが、自分はちゃんと愛情を注いでいるという。優子自身は糸子から愛情のある子育てをされたとは思っていない。そんな自分ですら不良にならなかったのに、どうして里香が反抗的なのか理解出来ないというのだ。
糸子は優子の話をほとんど聞き流した。そして、あまり性急に更生させる必要もないと主張した。本人の心境に変化が表れるまでほうっておくのが一番だと言って電話を切った。

それでも、糸子は里香を完全に放任していたわけではなかった。家や店の掃除など、簡単な手伝いをさせた。
古い人々の写真を拭いている時、里香は泰蔵(須賀貴匡)の写真に目を留めた。彼が、里香の不良仲間の先輩に似ているというのだ。糸子は、どんな男よりも泰蔵の方がカッコいいと言い返した。生前の泰蔵はだんじりの大工方をこなす男の中の男であり、子供たちにも優しかったと言うのだ。そんな泰蔵が戦死したと聞いて、里香は少し複雑な気持ちになった。

里香は化粧こそ派手だが、ジャージ以外の服は着ようとしない。糸子は里香がジャージを着続けるうちは、ガミガミ言っても仕方がないと思っている。彼女が違う服を着るのを黙って待っている。
たとえ言葉がなくても、着る物はその人の言いたいことを表している。ジャージを着ているということは、「気安く話しかけないでほしい」というサインだ。だから糸子は深入りしないようにしている。

一方で、ジャージを着ることは、「自分は不良だ」、「ケンカはいつでも買う」ということを周囲に言いふらしていることになる。そのため、岸和田のスケバンたちと3対1の喧嘩になり、ボロボロに負けてしまった。通りすがりの男子高校生・神山(榎田貴斗)に背負われて帰ってきた。
神山は「警察が来た!」と叫んだという。そうすると、優勢な方が逃げていくことを知っていたのだ。糸子は神山の賢い機転を褒めると共に、里香を助けてくれたことに感謝した。

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あほぼん吉岡、ドレス作りを拒否する清川、不良の里香という3本柱。
あれこれ話を膨らませようとして、それぞれが中途半端で、どうも面白く無いし、テンポが悪い。1日に1エピソードを集中してキチッと片付けてくれた方が、歯切れがよく、スピード感もあってよいと思うのだけどなぁ。

昭和後期の不良少年少女は見てて楽しいですが。
ちょうど僕が中学生になる頃の時代が描かれていて、初めて制服を着る時分で、やっぱり不良の兄さんたちの短ラン&ボンタンに憧れたりしていたわけで。小心者なので着れなかったけど。懐かしいわけで。

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