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NHK『あまちゃん』第13回

宮藤官九郎『え、なんでまた?』のあとがきに「2013年2月11日現在『あまちゃん』の91話を書いています。・・・(中略)・・・ほぼ1日1話ずつ書いています」とあり、それから60日強経過したわけで、1日も休まなければすでに最終話(156回)を書き終えている頃だろうなと思いつつ、さすがに休みは取るだろうから20話/月と考えれば、今は140話前後を書いてるのかなと想像する当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第13回目の放送を見ましたよ。

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第3週「おら、友だちができた!」
春子(小泉今日子)は土壇場で袖が浜に残ることにした。アキ(能年玲奈)が帰ってきたことで、夏(宮本信子)はたいそう喜んだ。

しかし、春子は不機嫌だった。なぜ夏が引き止めに来なかったのかと食ってかかった。ただし、春子が言っているのは今朝のことではなく、24年前の家出の時のことだ。その前の晩、春子(有村架純)は布団に入った夏に対して、海女になりたくないこと、東京に行きたいことを話した。夏が寝たふりをしていたことは分かっていた。だから、夏は知っていながら春子の東京行きを無視したのだ。

夏は去る者は追わずがモットーだと言って取り合わなかった。春子はますます頭にきた。残ることに決めたのはアキのためではなく、自分のためだと言う。夏を自分の方へ振り向かせることが目的だというのだ。それでも春子は素直になれない。今度自分が出て行く時は泣きながら旗を振らせてやる、などと喧嘩腰だ。

夏は、あの言葉を言えと迫った。春子は不貞腐れながらも「ただいま」と言った。夏は高笑いしながら「おかえり」と答えた。無器用ながらも、春子の24年に渡る家出が終わった。

アキは早速、海女クラブへ行って、袖が浜に残ることを報告した。海女たち(渡辺えり木野花美保純片桐はいり)も喜んでくれた。

続いてアキはユイ(橋本愛)に会って報告した。ユイは、上京した時に頼る相手がいなくなったと言って一瞬暗い顔をするが、そもそも自分の方がアキより東京に詳しいのだから問題はないと茶化した。

ユイは、アキに学校のことを尋ねた。アキは、東京での自分は暗くて、学校には友だちも恋人も、好きな人すらもいないと答えた。それを聞いたユイは、自分も仲のいい相手はいるが、友だちはいないと同調した。さらにユイは、この街が好きか嫌いかという事も考えたことがないという。どうせ街を出て上京することに決めているのだから、変に情が移らないように、目を背けているのだという。

それでも、ユイにとってアキとの付き合いは別なようだった。袖が浜に住むのなら、自分と同じ高校へ編入しろと勧めた。一緒に通学できるから良いと言うのだ。その言葉に従って、アキは北三陸高校へ編入した。

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オープニングテロップでは、主人公(能年玲奈)は「天野アキ」と表記されています。しかし、戸籍上は「黒川秋」という名前のようです。確かに、テロップでも尾美としのりが演じる父は「黒川正宗」と書かれていますし。そして、転校の自己紹介で黒板にそのように書いていました。
ただし、春子(小泉今日子)は編入手続きで「天野」という姓を記入したらしく、学校側ではそちらの通名を使用することになるようです。

名前といえば。
今日の放送で小池徹平演じる足立ヒロシが、ペピーノ・ガリアルディ『ガラスの部屋(Che Vuole Questa Musica Stasera)』(YouTubeで聞く)をBGMに「ヒロシです・・・」と言うシーンがありました。これは、お笑い芸人ヒロシのパロディです。思わず吹き出してしまいました。
宮藤官九郎でヒロシといえば、ドラマ『タイガー&ドラゴン』にキヨシという電気工役で出演し「キヨシです・・・」というセリフがあったりしましたよね。クドカンはヒロシのこと好きなんだな―。

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