NHK紅白歌合戦『あまちゃん』特別編6

いつ『あまちゃん』ネタが出てくるかと警戒し全く気の抜けなかった当方が、NHK第64回紅白歌合戦あまちゃん』特別編の6回めを見ましたよ。

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特別編(23:41)

紅白歌合戦の最終審査コーナーにアキ(能年玲奈)が登場することとなった。しかし、段取りがわからずにキョロキョロしてしまった。

番組エンディングの「蛍の光」では、指揮の平尾昌晃の隣で合唱を行った。

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NHK紅白歌合戦『あまちゃん』157回 (特別編5)

話数がちゃんと繋がっていることに感激した当方が、NHK『あまちゃん』の第157回めの放送を見ましたよ。

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「おら、紅白出るど」特別編(21:35)

アキ(能年玲奈)は、「GMTスペシャルユニット feat. アメ横女学園」として紅白歌合戦のステージで『暦の上ではディセンバー』を歌った。

歌い終えたアキは、個人的な話があるといって語り始めた。
自分には大親友がいるというのだ。その親友は可愛くて素敵な人だという。アキと一緒に東京へ来るはずだったが、様々な困難でかなわなかったというのだ。

それをスナックリアスで聞いていたユイ(橋本愛)は、北三陸に設置された中継カメラ越しに今すぐ東京へ行くと約束した。周囲の大人たちは今から行っても放送には間に合わないと止めたが、ユイの決意は固かった。

ユイはすぐに北鉄に乗った。列車はあっという間に宮古に着いた。そこからは正宗(尾美としのり)の運転する空飛ぶタクシーに乗り換え、瞬く間にNHKホールにたどり着いた。

こうしてユイは初めて東京へやって来た。

そして、アキとユイは一緒にステージに立ち、「潮騒のメモリーズ」だと自己紹介して「潮騒のメモリー」を歌い始めた。
曲が2番に差し掛かると、春子(小泉今日子)がステージに現れ、歌を引き継いだ。
いったん曲が終ったにもかかわらず、再び「潮騒のメモリー」の前奏が流れ始めた。すると鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)がステージに登場し、同じ曲を歌い上げた。

その後、いつの間にか東京に来ていた北三陸の人々もステージに立ち、GMTやアメ横女学園のメンバーらと一緒になって「地元に帰ろう」を合唱した。

歌を終えたアキは、応援してくれた全国のファンに感謝の言葉を述べるのだった。

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NHK紅白歌合戦『あまちゃん』特別編4

いつも大晦日は夕方から酒を飲み始めるんだけれど、今年ばかりは特別編のためストイックに素面を保っている当方が、NHK第64回紅白歌合戦あまちゃん』特別編の4回めを見ましたよ。

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特別編(20:54)

紅白歌合戦前半の中間審査結果が発表され、白組がリードしていることが伝えられた。
NHKアナウンサー有働由美子に促され、アキ(能年玲奈)はリードを示す球を白組の籠に入れる役を行った。

アキと共に鉄拳がステージに登場し、「こんな紅白はいやだ」というネタを披露しようとした。しかし、進行が遅れており、鉄拳のネタ披露の時間はほとんど残されていなかった。20:55からはニュースを伝えることになっているのだ。
鉄拳は、時間が無いにもかかわらず、強引にネタ披露を行った。そこには「ネタをやろうと思ったカットになった」と描かれており、まさに今の状態を切り取ったものだった。

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NHK紅白歌合戦『あまちゃん』特別編3

もう紅白の本編はそっちのけで、テキストエディタと首っ引きになってしまった当方が、NHK第64回紅白歌合戦あまちゃん』特別編の3回めを見ましたよ。

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特別編(20:09)

アキ(能年玲奈)はサカナクションの曲紹介に登場した。司会の嵐から問いかけられ、自分は海が好きだから「さかな」とつくものが好きなのだという。だから、サカナクションのことも応援しているというのだ。

サカナクションが「ミュージック」の演奏を終えると、アキは「たいしたもんだ」とコメントした。

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NHK紅白歌合戦『あまちゃん』特別編2

出演者は豪華だったけれど、内容はちょっとスベったんじゃないかと思う当方が、NHK第64回紅白歌合戦あまちゃん』特別編の2回めを見ましたよ。

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特別編(19:54)

NHKホールの会場からアキ(能年玲奈)が呼びかけると、北三陸駅からの中継が始まった。

駅前では副駅長の吉田(荒川良々)がリポーター役を務めた。しかし、極度の緊張のため吉田はとちってばかりだった。

中継では安部(片桐はいり)と共に、北三陸名物のまめぶが紹介された。2013年、まめぶはB-1グランプリで5位に入賞したという。

続いて、中継カメラはスナックリアスに突入した。するとそこでは、町の人々が集まっての忘年会の真っ最中だった。生中継されていると気づかない大吉(杉本哲太)は、いつもの様にカラオケで「ゴーストバスターズ」を歌おうとした。しかし、そのマイクは弥生(渡辺えり)に奪われ、彼女が「ヨイトマケの歌」を歌い出すのだった。

そして、集まった人々はやっと生中継されていることに気付いた。慌てて取り繕うが、無様な姿が全国に流れてしまった。

騒ぐ人々の中にあって、ユイ(橋本愛)だけはいつもの通り落ち着いていた。カメラ越しに、東京で活躍するアキのことを応援するのだった。

そこへ鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)までリアスに現れた。アキが紅白歌合戦に出演しているとは知らずに、北三陸へ来てしまったのだ。アキはそんな鈴鹿にツッコミを入れた。

それまでカメラを避けるようにしていた春子(小泉今日子)が突然カメラの前に登場した。そして、アキに紅白という晴れ舞台で失敗をしないように発破をかけるのだった。

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NHK紅白歌合戦『あまちゃん』特別編1

あの物語の続きのあることが嬉しいのはもちろん、こうして再びまとめ記事を書けることも喜ばしく思う当方が、NHK第64回紅白歌合戦あまちゃん』特別編を見ましたよ。

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特別編 (19:15)

2013年12月31日19時15分。
天野アキ(能年玲奈)はNHKホールにいた。あまちゃんビッグスペシャルバンドを率い、NHK紅白歌合戦のオープニング曲の演奏に参加した。
アキが鳴らす銅鑼を合図に第64回紅白歌合戦が始まった。

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NHK『あまちゃん』最終回(第156回)

今回のまとめ記事シリーズでは、「つづく。」というアキ(能年玲奈)の画像をいつも文末につけており、「ドラマがつまらなくなったら、その画像を外し、告知なく連載をやめる」という密かな規律の下で連載を続けてきたわけだが、そういう事態も発生せず無事に完走できたことを喜ばしく思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の最終回(第156回め)の放送を見ましたよ。

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最終週(第25週)「おらたち、熱いよね!」

2012年7月1日。
北鉄の北三陸駅-畑野間が運転再開された。記念式典が開かれ、大勢の市民や鉄道ファンが集まった。1984年同日の北鉄開通式も盛況だったが、今日はその時の人手や興奮を大きく超える盛り上がりだった。大吉(杉本哲太)は感激した。

北三陸市長・足立功(平泉成)が祝辞を述べ、その娘でありミス北鉄でもあるユイ(橋本愛)がくす玉を割ろうとした。その時、人のドミノ倒しが発生し、予期せぬ状態でくす玉が割れてしまった。

それは、1984年の開通式とそっくりな光景だった。当時は家出しようと人混みをかき分けた春子(有村架純)がきっかけでドミノ倒しが起きたのだが、今回は正宗(尾美としのり)がきっかけとなった。春子(小泉今日子)が鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に同行し、すでに北三陸を発ったことを知らなかった正宗が、彼女を探すために慌てて駅に来た。その時に人混みをかき分けたのが原因となったのだ。

運行再開の1号列車が駅を出発した。列車は満員で出発し、沿線からも運行再開を喜ぶ人々が笑顔で手を振った。
袖が浜の海開きにも大勢の観光客が集まった。アキ(能年玲奈)がウニを獲って海から顔を出すと、大きな歓声が上がった。
列車が袖が浜にさしかかった時、同乗していたユイは窓から大きく手を振った。浜からそれを見つけたアキも大きく手を振り返すのだった。

北三陸始まって以来の観光客が押し寄せ、北鉄と袖が浜だけでは収容しきれなくなった。そこで、琥珀堀り・勉(塩見三省)の琥珀坑道が開放され、発掘体験が開催された。そこに参加した小学生が、奇妙な石を見つけた。勉が吟味してみると、それはコエルロサウルス類の後ろ足の指の骨だとわかった。琥珀とは比べ物にならないほど珍しいものなので、勉は興奮した。北三陸で恐竜の骨が見つかったというのは大発見であり、自分がその第一発見者になれると思ったからだ。
勉はすぐに弟子の水口(松田龍平)に知らせた。しかし、水口は前日にそれとそっくりなものを見つけていたという。その価値を見出だせなかった水口は箸置きとして使っていたが、それも間違いなく恐竜の化石だった。勉は自分が第一発見者でなかったことに落胆した。

アキとユイのお座敷列車イベントが始まった。
琥珀や化石には無感情で対峙する水口だが、念願のお座敷列車には興奮して参加した。ビデオカメラを構え、典型的なアイドルファンとして列車に乗り込んだ。
本来、北三陸に来る予定のなかった正宗はチケットを用意していなかった。お座敷列車のチケットはすでに売り切れで、数日先の分まで予約でいっぱいだ。たとえ身内であっても載せてやる余地はないという。ホームで落ち込む正宗に声をかけたのは、アイドル評論家のヒビキ一郎(村杉蝉之介)だった。自分は全ての回のチケットを持っているので、初回のチケットを正宗に譲ることを申し出た。こうして正宗は無事に乗り込むことができた。

北鉄の運行再開やお座敷列車のことはテレビニュースでも取りあげられ、東京の喫茶アイドルの店主・甲斐(松尾スズキ)も見た。彼は、アキや春子が自分の店でバイトしていたことを客に自慢するのだった。
お座敷列車の映像はネットでも公開され、ベーリング海上を航海していた忠兵衛(蟹江敬三)も見ることができた。外国人乗組員に対して、自分の孫だといって自慢しながら見せるのだった。
イベントの模様は地元の新聞でも大きく扱われた。ただし、その日の1面は恐竜の化石を発見した水口と小学生が飾ることとなった。

お座敷列車イベントの初日は無事終了した。畑野駅で列車を降りたアキとユイは、いくつか失敗したところがあると反省した。しかし、翌日も翌々日もイベントがあるのだから、そこでは改善しようと話し合った。さらに、今年だけではなく、翌年も同じようにイベントをしようと誓い合った。その頃には北鉄の再開区間も延長され、畑野より先に行けるようになるだろうと期待した。そして、畑野駅から先は東京に繋がっていると語り合うのだった。

ユイは、今すぐ先に進みたいと言い出した。ふたりは線路に降り、畑野駅の先にあるトンネルへ向かって走りだした。

暗いトンネルを走り抜けると、そこは光り輝く世界だった。

(おしまい)

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NHK『あまちゃん』第155回

この半年間、毎日マクラを考えるのが一番辛かったのだけれど、それも明日で終わるのかと思うとほっとしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第155回めの放送を見ましたよ。

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最終週(第25週)「おらたち、熱いよね!」

3組の合同結婚式の最後に新郎新婦からの花束贈呈が行われた。大吉(杉本哲太)の家系はアルコールに弱く母親が酔いつぶれてしまったり、身寄りのない(片桐はいり)、親族が来ていない鈴鹿(薬師丸ひろ子)や荒巻(古田新太)などの事情があったので、夏(宮本信子)が全夫婦から花束を受け取ることになった。

引き続き、夏の挨拶が行われた。
最初に夏は、鈴鹿に感謝の言葉を述べた。鈴鹿が北三陸にやって来たことで地元が大いに盛り上がり、おまけに、一人娘の春子(小泉今日子)の花嫁姿も見ることができたというのだ。
荒巻には、北三陸や東北、その他の田舎へどんどん金を落とすように言った。それが金持ちの勤めであり、金が入れば田舎の人々は元気になるというのだ。
大吉には、二度と安部を泣かすことのないよう釘を差した。そのようなことが起きたら、二度と北鉄には乗らないし、ウニ丼も納入しないと脅すのだった。

スピーチの最後に、夏は今年限りで海女を引退すると宣言した。一昨年には体を壊して入院し、前年には大震災で恐ろしい目に遭った。明日がどうなるかわからない不安な毎日の中で、春子やアキ(能年玲奈)に助けられてなんとか生きてくることができた。その他、町の人々の世話にもなった。老兵の時代は終わり、これからは若い世代の時代だと言うのだ。
そうして、町の人々にエールと感謝の言葉を述べて、夏は挨拶を終えた。

結婚式が終わり、鈴鹿は天野家の春子の部屋でくつろいでいた。そこに春子がやって来た。ふたりは80年代の懐かしのアイドルグッズを眺めて大いに盛り上がった。ふたりは口に出して言うことはなかったが、影武者問題について互いにわだかまりを持っていた。ふと春子は、今日のリサイタルで鈴鹿がわだかまりを解消できたのか聞いてみた。鈴鹿は肯定した。それは春子も同じだった。そうしてふたりは、こころから打ち解け合った。

北三陸駅舎では、アキとユイ(橋本愛)が翌日のお座敷列車イベントについて話していた。テレビカメラも入り、その模様は全国へ向けて放送されるという。ユイは極度に緊張していた。一方のアキは平常心だった。アキは、一人だと心細いが、ふたりが揃えば怖いものはないと言うのだった。
ふたりが一緒に歌うのは3年ぶりだ。アキはあっという間の3年間だったと振り返るが、同じ時間をユイはとても長いものだと感じているのだった。

2012年7月1日早朝。
袖が浜の海開きに向けて、『いつでも夢を』が流れる中、海女たちを招集する放送が行われた。なんと今年は、北三陸に滞在していた鈴鹿ひろ美がアナウンスをするというサプライズが行われた。何も知らされていなかったアキは驚き、楽しい気分になるのだった。

ただし、鈴鹿は海開きやお座敷列車イベントには参加せずに北三陸を去るのだという。チャリティーリサイタルの東北ツアーに向けて、朝の新幹線で移動しなくてはならないからだ。そのツアーには荒巻はもちろん、所属事務所社長である春子も同行する。ゆえに、春子も朝のうちに北三陸を発つことになった。

アキは、せめて北三陸の再開通式だけでも見ていくように勧めた。しかし春子は、北三陸鉄道の開通式といえば、自分が家出した日のことなど、よくないことを思い出してしまうので見たくないというのだった。アキはそれ以上何も言わなかった。

こうして、北三陸の再生の日が始まった。

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NHK『あまちゃん』第154回

「残り3回マーメイド♪」と歌っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第154回めの放送を見ましたよ。

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最終週(第25週)「おらたち、熱いよね!」

鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)は音程を外すどころか、とても上手に歌った。そして、リサイタルは大成功に終わった。

春子(小泉今日子)は、本当の鈴鹿は歌の名人なのではないかと勘ぐった。これまで、わざと下手に歌っていたのではないかと荒巻(古田新太)に話した。鈴鹿は、女優としてのプライドを持っており、それはデビュー当時から一貫している。しかし、新人アイドルとして売りだされた鈴鹿は、歌の仕事もやらされることとなった。それが嫌だった鈴鹿は、音痴の振りをすることで歌の仕事を避けていたのではないかと考えたのだ。
しかし、真相は本人以外にはわからなかった。

リサイタル終了後、夏(宮本信子)は忠兵衛(蟹江敬三)が何も言わずに漁に出たことに気付いた。旅立つ直前の忠兵衛に会った正宗(尾美としのり)は、忠兵衛がへそを曲げて無言で漁に出たことを知らせた。海女カフェや北鉄の再開などで、町の人々も夏も忠兵衛の相手をしない。それに腹を立てて旅立ったというのだ。
突然の忠兵衛の旅立ちに、夏は深く落ち込んだ。

春子が海女カフェの控室に呼ばれて入っていくと、そこには花嫁衣裳が3着準備されていた。大吉(杉本哲太)と安部(片桐はいり)、鈴鹿ひろ美と荒巻の合同結婚式にしては1着多い。町の人々は春子と正宗の結婚式も一緒にやろうと言うのだ。
春子は抵抗した。しかし、忠兵衛がいなくなって落ち込んでいる夏の姿を見ると気が変わった。

そうして、3組の合同結婚式が挙行された。海女カフェに作られたバージンロードの上を、計6人の中年たちが半笑いで着飾って歩く姿は、アキ(能年玲奈)にはとても奇妙に見えた。誓いのキスを促されても拒否したり、指輪を床に落としたりと、散々な結婚式だった。

それでも、みんなは笑顔で祝福した。落ち込んでいた夏もすっかり元気を取り戻した。めでたい結婚式となった。

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NHK『あまちゃん』第153回

アキ(能年玲奈)×種市(福士蒼汰)、ユイ(橋本愛)×ハセヘンの恋愛はこのまま描かれることなくフェードアウトしそうな雰囲気が漂っているわけだが、春子(小泉今日子)×正宗(尾美としのり)、鈴鹿×荒巻(古田新太)、大吉(杉本哲太)×安部(片桐はいり)の復縁をそれぞれ見せることで目をそらさせている巧妙な脚本に舌を巻いている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第153回めの放送を見ましたよ。

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最終週(第25週)「おらたち、熱いよね!」

2012年6月27日。
アキ(能年玲奈)と水口(松田龍平)は、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が音痴でることをユイ(橋本愛)にだけ伝えた。驚くユイであったが、『潮騒のメモリー』を聞き直し、確かに若い頃の春子(有村架純)の声だと認めた。

チャリティーコンサートまで残り3日。アキとユイは鈴鹿の特訓に付き合った。しかし、鈴鹿の歌唱力は一朝一夕に向上するものではなかった。

そういているうちに、本番の6月30日を迎えた。この日を楽しみにしていた地元の人々で、海女カフェは満員になった。仮設住宅に住んでいる人には特別招待券が配布され、お年寄りから小さな子どもを持つ家族連れまで、老若男女が集まった。夏(宮本信子)ももちろん来ていたが、忠兵衛(蟹江敬三)だけは来ていなかった。彼は今日、宮古から漁に出ようとしていた。

北三陸の様子はテレビで中継され、正宗(尾美としのり)がテレビで見ていた。春子(小泉今日子)を呼んで一緒に見ようとしたが、彼女の姿が見えない。当日は東京にいるはずだった春子がいないことに、正宗は胸騒ぎがした。すぐに北三陸へ向かった。

開演直前、鈴鹿は『潮騒のメモリー』の歌詞に悩んでいた。最後の「三途の川のマーメイド 友達少ないマーメイド」の部分が、場に相応しくないためどうしても変更したいのだ。しかし、適切な歌詞が思いつかない。アキたちが歌唱力について心配するのをよそに、本人は歌詞のことばかり気にしていた。

荒巻(古田新太)は、鈴鹿の音痴が露呈するという最悪の事態を避けるために手を打っていた。春子を会場に呼び寄せていたのだ。昔と同じように、春子をゴーストシンガーとして歌わせるつもりでいた。しかし、春子の到着が遅れていて、荒巻は肝を冷やした。

いよいよリサイタルが始まった。鈴鹿が舞台に登場した。真相を知る関係者一同は、運を天に任せるしかないと諦めた。

その瞬間、春子が会場に到着した。荒巻は予備マイクを春子に渡し、春子は舞台袖に潜んだ。春子の姿に気付いた鈴鹿は、驚き、声が出なくなってしまった。そしてそのまま、春子がマイクを構え、演奏に合わせて『潮騒のメモリー』の冒頭を歌い始めた。

しかし、その時事故が起きた。マイクを受け取る時、荒巻も春子も慌てていたため、マイクの電池が抜け落ちてしまっていたのだ。春子が歌っても、その声が会場に流れることはなかった。

その様子を見て、鈴鹿は自分の声で朗々と歌い始めた。そしてそれは、奇跡のように見事な歌唱だった。何も知らない客達は鈴鹿の歌の上手さに聞き惚れた。鈴鹿の音痴を知る関係者は、本番に強い鈴鹿の悪運に舌を巻くと共に、鈴鹿と春子の暗い過去がやっと精算できたことに感動するのだった。

鈴鹿の『潮騒のメモリー』は終盤に差し掛かった。彼女が思い悩んでいた「三途の川のマーメイド 友達少ないマーメイド」の部分は「三代前からマーメイド 親譲りのマーメイド」に変更されて歌われた。それが天野家の3人の女たちを意味していることは誰にも明らかだった。

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