話数がちゃんと繋がっていることに感激した当方が、NHK『あまちゃん』の第157回めの放送を見ましたよ。
アキ(能年玲奈)は、「GMTスペシャルユニット feat. アメ横女学園」として紅白歌合戦のステージで『暦の上ではディセンバー』を歌った。
歌い終えたアキは、個人的な話があるといって語り始めた。
自分には大親友がいるというのだ。その親友は可愛くて素敵な人だという。アキと一緒に東京へ来るはずだったが、様々な困難でかなわなかったというのだ。
それをスナックリアスで聞いていたユイ(橋本愛)は、北三陸に設置された中継カメラ越しに今すぐ東京へ行くと約束した。周囲の大人たちは今から行っても放送には間に合わないと止めたが、ユイの決意は固かった。
ユイはすぐに北鉄に乗った。列車はあっという間に宮古に着いた。そこからは正宗(尾美としのり)の運転する空飛ぶタクシーに乗り換え、瞬く間にNHKホールにたどり着いた。
こうしてユイは初めて東京へやって来た。
そして、アキとユイは一緒にステージに立ち、「潮騒のメモリーズ」だと自己紹介して「潮騒のメモリー」を歌い始めた。
曲が2番に差し掛かると、春子(小泉今日子)がステージに現れ、歌を引き継いだ。
いったん曲が終ったにもかかわらず、再び「潮騒のメモリー」の前奏が流れ始めた。すると鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)がステージに登場し、同じ曲を歌い上げた。
その後、いつの間にか東京に来ていた北三陸の人々もステージに立ち、GMTやアメ横女学園のメンバーらと一緒になって「地元に帰ろう」を合唱した。
歌を終えたアキは、応援してくれた全国のファンに感謝の言葉を述べるのだった。
感無量。
東京に行こうとする度にトラブルが起きて足止めを食らっていたユイ(橋本愛)がついに東京へ来ることができた。
1984年に「君こそスターだよ!」で勝ち抜いたものの番組が打ち切りになり、それ以後テレビで歌うことのなかった春子(小泉今日子)が30年ぶりに自分の名前でテレビで歌うことができた。
鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)がテレビの生出演で歌うのも1986年ころを最後になかったはずだし。
アキ(能年玲奈)も憧れのユイと一緒にテレビに出演できたし、周りの人々を喜ばせたいという希望がかなったわけである。
本当にいい最終回でした。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
おばんで御座います。
本当の最終回は、この日だったのかもしれませんね。
いや〜…
自分も感無量でした。
本編のラストは余韻の残る素敵なものだと思い、あれ以上のものはないと思っていました。
ところが、この特別編もきれいにまとまっていて、見事な続編だと思いました。本当に良かったです。