NHK『あまちゃん』第155回

この半年間、毎日マクラを考えるのが一番辛かったのだけれど、それも明日で終わるのかと思うとほっとしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第155回めの放送を見ましたよ。

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最終週(第25週)「おらたち、熱いよね!」

3組の合同結婚式の最後に新郎新婦からの花束贈呈が行われた。大吉(杉本哲太)の家系はアルコールに弱く母親が酔いつぶれてしまったり、身寄りのない(片桐はいり)、親族が来ていない鈴鹿(薬師丸ひろ子)や荒巻(古田新太)などの事情があったので、夏(宮本信子)が全夫婦から花束を受け取ることになった。

引き続き、夏の挨拶が行われた。
最初に夏は、鈴鹿に感謝の言葉を述べた。鈴鹿が北三陸にやって来たことで地元が大いに盛り上がり、おまけに、一人娘の春子(小泉今日子)の花嫁姿も見ることができたというのだ。
荒巻には、北三陸や東北、その他の田舎へどんどん金を落とすように言った。それが金持ちの勤めであり、金が入れば田舎の人々は元気になるというのだ。
大吉には、二度と安部を泣かすことのないよう釘を差した。そのようなことが起きたら、二度と北鉄には乗らないし、ウニ丼も納入しないと脅すのだった。

スピーチの最後に、夏は今年限りで海女を引退すると宣言した。一昨年には体を壊して入院し、前年には大震災で恐ろしい目に遭った。明日がどうなるかわからない不安な毎日の中で、春子やアキ(能年玲奈)に助けられてなんとか生きてくることができた。その他、町の人々の世話にもなった。老兵の時代は終わり、これからは若い世代の時代だと言うのだ。
そうして、町の人々にエールと感謝の言葉を述べて、夏は挨拶を終えた。

結婚式が終わり、鈴鹿は天野家の春子の部屋でくつろいでいた。そこに春子がやって来た。ふたりは80年代の懐かしのアイドルグッズを眺めて大いに盛り上がった。ふたりは口に出して言うことはなかったが、影武者問題について互いにわだかまりを持っていた。ふと春子は、今日のリサイタルで鈴鹿がわだかまりを解消できたのか聞いてみた。鈴鹿は肯定した。それは春子も同じだった。そうしてふたりは、こころから打ち解け合った。

北三陸駅舎では、アキとユイ(橋本愛)が翌日のお座敷列車イベントについて話していた。テレビカメラも入り、その模様は全国へ向けて放送されるという。ユイは極度に緊張していた。一方のアキは平常心だった。アキは、一人だと心細いが、ふたりが揃えば怖いものはないと言うのだった。
ふたりが一緒に歌うのは3年ぶりだ。アキはあっという間の3年間だったと振り返るが、同じ時間をユイはとても長いものだと感じているのだった。

2012年7月1日早朝。
袖が浜の海開きに向けて、『いつでも夢を』が流れる中、海女たちを招集する放送が行われた。なんと今年は、北三陸に滞在していた鈴鹿ひろ美がアナウンスをするというサプライズが行われた。何も知らされていなかったアキは驚き、楽しい気分になるのだった。

ただし、鈴鹿は海開きやお座敷列車イベントには参加せずに北三陸を去るのだという。チャリティーリサイタルの東北ツアーに向けて、朝の新幹線で移動しなくてはならないからだ。そのツアーには荒巻はもちろん、所属事務所社長である春子も同行する。ゆえに、春子も朝のうちに北三陸を発つことになった。

アキは、せめて北三陸の再開通式だけでも見ていくように勧めた。しかし春子は、北三陸鉄道の開通式といえば、自分が家出した日のことなど、よくないことを思い出してしまうので見たくないというのだった。アキはそれ以上何も言わなかった。

こうして、北三陸の再生の日が始まった。

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水口(松田龍平)は合同結婚式には出席せず、坑道で琥珀を掘っていました。師匠の勉(塩見三省)は神父役として参列し、新郎新婦たちに琥珀の結婚指輪を渡していたというのに。

そんな水口ですが、作業中に珍しい化石のようなものを見つけました。特に詳しく語られませんでしたが、あの化石のようなものに何か意味はあるのだろうか。残りは明日の放送だけなのに、それに何かオチがつくのだろうか?

残り1日分の放送は、アキ(能年玲奈)とユイ(橋本愛)のお座敷列車イベントで大団円だと予想されます。
しかし、主要キャラの一人である春子(小泉今日子)が北三陸を去ってしまったわけで。明日出るのか、出ないのか?

いよいよ明日は、最終回です。あと1日だけつづく。じぇじぇ!(‘ jj ’)/

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
『あまちゃん』 つづく

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