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NHK『あまちゃん』第15回

観光協会の職員・栗原しおり役の安藤玉恵という女優さんについては、ドラマ『深夜食堂』でストリッパーのマリリン役をやっていたのでかろうじて知っていたのだけれど、映画『探偵はBARにいる』において喫茶店の妙にエロいウェイトレスを演じていたことには気づいていなくて驚いたし(‘ j ’)/、20代後半くらいの年齢だと思っていたのに1976年生まれだと知って(もう10歳くらい若いと思っていた)さらに驚いた(‘ jj ’)/当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第15回目の放送を見ましたよ。

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第3週「おら、友だちができた!」

アキ(能年玲奈)は言いつけを破って漁に出たことで溺れかけた。そのことが夏(宮本信子)の逆鱗に触れ、海女を辞めさせられてしまった。それからというもの、夏はアキに対してよそよそしくなった。仲裁に入った春子(小泉今日子)も夏と大げんかを繰り広げ、ふたりの関係も険悪になった。

毎月第1日曜日は観光協会に人々が集まり、まち興し会議が行われる。中心となっているのは北三陸駅長・大向(杉本哲太)だ。大向の報告によれば、北三陸市の人口、観光客数、観光収入はいずれも年毎に減少の一途をたどっている。その中で、鉄道利用者数だけはかろうじて横ばいを維持している。ただし、限定グッズの販売やイベント開催に投資しているにもかかわらず、それに見合うだけ利用者数が増えないので赤字が続いている。なんとか観光客を増やしたいというのが彼の意見だ。

9月に行われる北三陸秋祭りを宣伝するというアイディアが出た。しかし、肝心の観光協会長・菅原(吹越満)は反対した。彼は、秋祭りは地元の人々のためのものであり、部外者が参加することは望ましくないと言うのだ。その意見に夏は反対した。そのような閉鎖的な考え方が観光業に打撃を与えるというのだ。来る者は拒まず、サービス精神を発揮して観光客を誘致しようと主張した。

みんなも夏の意見に賛成した。そこで、北三陸の新たな名物を考えることにした。これまで、世界最北端の「海女」と、風光明媚な「北三陸鉄道」が観光の2大目玉だった。それに続く第3の名物を考案し、売り出す方針に決まった。

しかし、これといった名物が見つからなかった。流行りのご当地グルメを売りだそうとしたのだが、決め手にかけるのだ。黒砂糖とクルミを小麦粉で包み、野菜と一緒に醤油味の出汁で提供する「まめぶ汁」が候補に上がったが、地元民ですらめったに食べるものでもなく、売りとして弱い。夏が作るウニ丼は観光客ウケが良かったが、ウニの漁獲高をこれ以上増やすことができず、大々的に売り出すにはふさわしくなかった。

観光協会職員の栗原(安藤玉恵)が鉄道オタクに目をつけた。彼らは頻繁に大勢で北三陸市へやって来て、列車や風景の写真を撮りまくっている。独特な言動や風貌だったり、駅のベンチで野宿していたりして気味が悪い。とはいえ、彼らの心をくすぐるサービスを提供できれば、良いリピーターになると予想できた。

その頃、ヒロシ(小池徹平)が喫茶リアスに顔を出した。浜に行ってみたものの、アキの姿が見えなかったので街中を探しているのだ。春子は、ヒロシがアキに惚れているらしいことを見抜いた。春子は、アキが海女をクビになったこと、そのことで落ち込んでいること、気晴らしに遊びに連れていてやって欲しいことなどを話した。そして、ヒロシにアキのことが好きなのかとズケズケと聞いた。図星であったが、ヒロシは慌てて否定した。

アキが喫茶リアスに入ってきた。春子を除いて他に誰もおらず、ふたりの恋が芽生えるかと思われた。しかし、その直後に観光協会に集まっていた人々が大挙してやって来た。会議に結論が出ず、休憩しにきたのだ。

会議の参加者たちは、春子とヒロシに若者が集まるような企画が思いつかないと愚痴を言った。それを聞いたヒロシが、何気なく話に付き合うつもりでミス・コンテストでもやるのかと発言した。それは誰も思いつかなかったアイディアだった。その場で即座に「ミス北鉄コンテスト」の開催が決まってしまった。

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このドラマは毎週懐メロが出てくるらしいという噂を聞いていたのだが、今週はこれといった歌が出てきていない。その代わり、今日の大向(杉本哲太)のセリフの中で「(アイディアが出ないなら)蝋人形にしてしまうぞ」というものがあった。これは、まさに聖飢魔IIの楽曲「蠟人形の館」(1986)を踏まえたものですね。歌うシーンはあるのだろうか。

上記あらすじからは割愛しましたが、鉄道オタクやカメラ小僧が喫茶リアスに大勢でやって来るシーンがありました。アキ(能年玲奈)を隠し撮りしたり、ユイ(橋本愛)の浴衣姿を撮影したりしていたヒビキ一郎(村杉蝉之介)も含まれていました。ミスコンが開催されれば、彼らがそれを目当てにやって来て、じゃんじゃん写真を撮るという、そういう展開になっていくんですね。

このドラマ、登場人物がたくさんいるし、雑多なキーワードや事物がいっぱいあるのですが、それらが見事に絡み合っていくのが本当に面白い。

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