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NHK『あまちゃん』第61回

明日(11日)23:45よりBSプレミアムで放送される『洋楽倶楽部』はマイケル・ジャクソン特集であることを知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第61回めの放送を見ましたよ。

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第11週「おら、アイドルになりてぇ!」

ユイ(橋本愛)と水口(松田龍平)は夜中に家出を企てたが露見し、町の人々に見つかり、計画は失敗に終わった。皆に問い詰められ、水口は自分が芸能プロダクションのスカウトマンであることやユイを東京に連れて行くつもりだったことを白状した。

水口の開き直った態度を目の当たりにし、春子(小泉今日子)や大吉(杉本哲太)は怒りにかられた。田舎の人々なら御しやすいだろうと騙し続けてきたことや、町興しの救世主であるユイを勝手に連れだそうとしたことを口汚く罵った。水口は黙ってそれを聞いているだけだった。

その時、ユイが初めて口を開いた。町の人々は誰も自分の気持ちを考えてくれないというのだ。自分は東京に行き、アイドルになりたいのに、大人たちは自分たちの都合を優先してばかりだ。これ以上、町のために犠牲になりたくないと吐き捨てて、飛び出してしまった。それからというもの、ユイは自宅の部屋に閉じこもって外に出ようとしなくなってしまった。

町の人々は、これまでのユイに対する態度を反省した。大吉と春子には、25年前に春子(有村架純)がアイドルを目指して家出した時の様子とユイが重なって見え、特に深く心を痛めた。ただし、だからといって、すぐにユイの希望を叶えてやろうとする者はいなかった。

翌日、アキ(能年玲奈)と水口はユイの家を訪れた。部屋から出てこないユイに対して、ドアの外から呼びかけた。水口は、ユイが両親とよく話し合い、高校だけは卒業することを話しかけた。自分は東京に帰り、ユイが上京する準備を整えておくと約束した。

いよいよ水口が北三陸鉄道で東京へ出発する段となった。一度は喫茶リアスで町の人々と仲良くなった水口であったが、彼を見送る者はいなかった。唯一、琥珀堀りの勉(塩見三省)だけが駅に来ていた。水口はスカウトマンであることを白状した時、琥珀には全く興味がないと話した。勉の弟子になったのも、単に町の人々に近づく手段に過ぎなかった。自分が利用されていただけにも関わらず、勉は水口に餞別として琥珀片を渡した。琥珀は単に樹液が固まったものだ。その原石を磨くことで、やっと宝石としての価値がでる。スカウトマンとしての水口の仕事も同じで、アイドルの原石をしっかりと磨いて宝石に仕立てることこそが使命だと言葉を送った。

発車時間が迫ると、美寿々(美保純)が駅舎に飛び込んできた。水口に惚れていて、人一倍傷ついた美須々なので見送りには来ないはずだった。水口は騙したことに復讐されるのではないかと後ずさった。けれども美須々は間合いを詰め、水口に抱きついた。美須々は、若い頃ならこのまま水口に付いていって駆け落ちするところだが、もう振り切れたという。

水口は美須々の気風の良さに惚れ惚れした。そして、列車で旅立っていった。ただし、勉から貰った琥珀片は置き忘れていった。勉はひどくがっかりした。

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美保純についてよく覚えていることといえば、『北の国から』のスペシャル版(『’87初恋』以降)で草太兄ちゃん(岩城滉一)の妻・アイコを演じていたことである当方なのだが、その役でも過去にいろいろあった女を演じており、男女関係については気風の良い女で、惚れ惚れしたものです。そんな美保純が見れて楽しかったです。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)

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