サイトアイコン alm-ore

NHK『あまちゃん』第88回

2年前の今日、自転車で日本橋を出発したことを思い出した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第88回めの放送を見ましたよ。

* * *
第15週「おらの仁義なき戦い」

2009年12月12日。国民投票の結果発表の日となった。荒巻(古田新太)はニューヨークに滞在しており、現地から結果発表を行った。GMTのメンバーらは、レッスンルームに集まり、ネット中継で審判を待った。

そんな中、アキ(能年玲奈)だけはドラマ『おめでた弁護士』の撮影スタジオにいた。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が自分のバーターとして、アキに仕事を回してくれたのだ。アキは「マンションの隣人C」役として、ドアを開けて「島田さん、先週引っ越しましたよ」とだけセリフを言う役割が与えられた。

しかしアキは、俳優としての基本が全くできていなかった。アシスタントディレクター・小池(太賀)から送られる合図に合わせることができなかったし、簡単なセリフすら満足に言うことができなかった。やっとうまく言えたかと思うと、嬉しさのあまり顔がニヤついてしまった。監督(ベンガル)にも呆れられ、30回以上繰り返してやっとOKが出た。

本番が終わると、アキはみんなに謝って回った。しかし、ついに鈴鹿ひろ美からは俳優失格の烙印を押された。アキのことは、付き人兼話し相手としては愉快なので評価するが、女優にま全く向いていないと断言されてしまった。今回の仕事も鈴鹿ひろ美がねじ込んだものだが、アキの失敗のせいで自分の顔に泥を塗ってしまった。このようなことが続くと、鈴鹿本人の仕事も失いかねないと吐き捨てるのだった。

アキは落ち込んで上野に帰った。まだ国民投票の結果を知らないアキであったが、道で種市(福士蒼汰)に会うなり、いきなり慰められた。それで自分の結果についておよそ想像がついた。女優に挫折し、アイドルユニットとしても芽が出ないことがわかり、ますます落ち込む一方だった。

そんな中、種市は唯一うれしいニュースを持っていた。ユイ(橋本愛)から久しぶりにメールが来たのだという。内容は、功(平泉成)が退院したというものだった。その報せを受け、アキはいよいよユイが上京できるのだと思った。ユイが来ると思うだけで、どんな逆境も乗り越えられそうな気がした。

その日、国民投票の主な結果は以下のとおりとなった。

GMTからは、仙台出身・小野寺薫子(優希美青)が20位でレギュラー入りした。福岡・遠藤真奈(大野いと)が26位、徳島・宮下アユミ(山下リオ)が29位に食い込み、補欠として年越しライブに出演する資格を得た。沖縄・喜屋武エレン(蔵下穂波)は38位で、奈落メンバー(レッスン生)としてぎりぎり解雇を免れた。
また、アメ横女学園のセンターだった有馬めぐ(足立梨花)が31位で奈落に落ちるという大番狂わせが起きた。アキが初日に出会った成田りな(水瀬いのり)と高幡アリサ(吉田里琴)13歳も奈落組となった

そして、投票の結果、アキと埼玉出身・入間しおり(松岡茉優)は40位以内に入ることができず解雇と決まった。

入間しおりは、すぐに荷物をまとめ、劇場を後にした。しかし、すぐさま水口(松田龍平)に呼び止められた。水口はまだ順位が確定していないというのだ。宮下アユミがGMTを辞めるのだという。

* * *


主役のアキ(能年玲奈)と入間しおり(松岡茉優)が解雇され、逆境に陥るというのは物語の展開としてアリだ。

しかし、不動のセンターだった有馬めぐ(足立梨花)が補欠はおろか、奈落(レッスン生)に落ちるってどうなってんだよ!?番狂わせにもほどがあるだろ!しかも、今日の放送ではさらりと触れられただけで、なぜそんなに人気を落としたのか説明されてなかったし。気になるじゃないか。
以前から、「天狗になってる」とは言われていた有馬めぐだけれど、客の前ではこれといった失敗をしていた描写もなかったのに。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)

モバイルバージョンを終了