1月7日、アキ(能年玲奈)は北三陸の海女カフェで働いていた。東京ではアイドルとして芽が出ずにくすぶっていたアキだが、北三陸では相変わらずの人気者だった。客はアキの接客に喜んだし、アキも活き活きと働いた。大吉(杉本哲太)ら地元の人々も、このままアキが留まり、ユイ(橋本愛)とのコンビを復活してくれれば町が盛り上がると期待を寄せるのだった。
しかし、ユイは相変わらずグレたままだった。春子(小泉今日子)は、アキがユイと喧嘩したことで落ち込んでいると伝え、ユイに慰めてやって欲しいと頼んだ。しかし、ユイは素っ気無い態度のままだった。ヒロシ(小池徹平)がアキに話したことによると、ユイは功(平泉成)が倒れた後も明るく献身的に看病していたという。しかし、よしえ(八木亜希子)の蒸発を機にすっかり変わってしまったのだという。母親がいなくなったことがかなりのショックだったようだ。
それでもアキは、自分が一人で東京へ行ってしまったことがユイを傷つけたと思い込んでいた。一緒に北三陸に残って、ユイのそばに居てやればよかったと後悔するのだった。そんな思いなどもあり、アキは東京へ戻る気がなくなってしまっていた。本当なら2-3日で東京へ戻るはずだったのに、1週間経っても北三陸に滞在したままなのだ。水口(松田龍平)からは何度も電話がかかってきたが、アキはそれを無視し続けた。
8日、ついに水口が北三陸の天野家を直接訪ねて来た。水口はGMTにはアキが必要だと説得したが、アキは自分の代わりなどいくらでもいると言って拗ねてしまった。
水口は、アキに留守電を聞くように指示した。水口のことを完全に無視していたアキは、留守電すら聞いてなかったのだ。会いに来たのだから直接話してくれと訴えるアキであったが、水口は同じ事を同じ勢いで2度言うことは不可能だなどと、不可解な理由を述べて黙っている。
アキは渋々留守電を聞いた。すると、そこには興奮してしゃべる水口の声が録音されていた。水口が言うには、アキをGMTのセンターにしようと計画しているのだという。すでにアキは、ユイの添え物ではなく、GMTを代表するメンバーだと断言した。水口はアキを売り出すことに使命感を抱いているのだという。
水口のメッセージが終わると、GMTのメンバーたちが代わる代わるアキへの激励を述べた。さらには、種市(福士蒼汰)や安部(片桐はいり)、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)など、東京での縁の人々からの伝言も録音されていた。
留守電を聞き終わると、水口は一緒に東京へ帰ろうとダメ押しの一言を述べた。心が揺れたアキであった。
しかしその時、ユイが天野家に現れた。彼女の姿を見た途端、アキは作業小屋に閉じこもってしまった。
国民投票で順位を大きく落とし「奈落組」となってしまった、アメ横女学園の元センター・有馬めぐ(足立梨花)がGMTの合宿所に引っ越して来ました。アキ(能年玲奈)の荷物を勝手に片づけ、その場所を勝手に占領してしまいました。GMTのメンバーらは異議を唱えるのですが、有馬めぐは「あの子は辞めたと聞いた」と言い張るのでした。元々アキと同室だった小野寺薫子(優希美青)は、有馬めぐと一緒になるのがとても嫌そうでした。
ていうか、この前、異性問題でGMTを辞めて退寮した宮下アユミ(山下リオ)の部屋が空いてるはずなんだから、そっちに入れよ、って話ですよね。そっちなら初めから荷物も片付けてあっただろうに。・・・ていうか、有馬めぐはその部屋がアキのものだと知っていて、アキにいじわるをしたかったのかもしれないけれど。アキが自分の代役だと知らされたときも露骨に嫌な顔をしていたことですし(第75回)、その仕返しなのかもしれません。
ラストシーン、アキは天野家の作業小屋に閉じこもってしまいました。今週は、毎日ラストで作業小屋に閉じこもってますね。月曜日はユイと喧嘩したショックで、帰宅後に家へ入らずに直行しました。火曜日はドラマで自分のセリフがカットされたことを知り、芸能活動への自信をなくし、夜に閉じこもりました。そして今日はユイの姿を見ると隠れました。
明日のラストも同じように閉じこもるかどうか、そこが注目ですね。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)