当ブログの古い記事のコメント欄で、cafe JUNKが復活すると教えてもらった。
ありがとう!>コメント主、ありがとう!>JUNKのスタッフの皆さん。
泣きそうなくらい嬉しいです。
cafe JUNK というのは、2007年まで京都府相楽郡木津町(現・木津川市)に存在したアメリカンダイナー風カフェ。当時、僕は週に何度も通っていた。晩御飯を食べながら読書をするのが習慣だった。料金の割に大盛りの店でお腹が満足。食後のコーヒーだけで1時間くらい読書で粘っても、店員さんは嫌な顔一つ見せなかった。それどころか、いつもニコニコと歓迎してくれた。4人がけのカウンターの右端の席が僕の定位置だった。
僕の思い出のほとんどはここに書いてある。
大好きな店だったのだけれど、2007年に何の前触れもなく閉店してしまった。その時のショッキングな悲しみは今でもうるっと来る。大晦日にはこの店で「年越しスパゲティ」を食べるのが恒例だったのに、それができなくなってしまった。友達の少ない僕が、大晦日でも心置きなく過ごせる大切な場所だったのに。ある年など、この店のことを思い出しながら大晦日に自分でスパゲティを作って食べたりもした。
そんなお気に入りの店が、再オープンすると聞いて、僕は今心が踊っている。ブログのコメント欄で教えてもらい、すぐさまオープン予定地の視察に行ってきた。場所は近鉄富雄駅から歩いて数分、ローソン奈良鳥見町店のすぐ隣だ。
現地はまだ開店準備中だった。店の隣に小さな駐車場はあったが、準備スタッフのものらしい車でいっぱいだった。隣のローソンに少しの間だけ車を停めさせてもらって店舗を確認した。ローソン側から見ると、大きな看板が目に飛び込んでくる。夜になればギラギラ光るのだろうと思うとワクワクする。このド派手な感じがまさに cafe JUNKだ。
以前の店はいかにもくたびれた倉庫みたいな面構えで、壁一面にはファンキーな壁画が描かれていた。ところが、新店舗はレンガの外装で小ざっぱりしたオシャレな外観になっている。僕が店の周りをウロウロしていると、女の子1人、男の子2人の大学生風のグループ(旧ドリカム状態、現代風に言うならいきものがかり状態)が通りがかった。その中の女の子が「わあ、オシャレなお店やなぁ!」と発して去っていった。自分の店でもないのに、僕はかなり誇らしく思った。
ガラス戸から準備中の店内を覗いてみた。照明はついていたけれど、人影はひとつも見えなかった。以前の顔見知りのスタッフさんがいないか探すつもりだったのだが、それは果たせなかった。8月8日のオープンを楽しみにしたいと思う。顔なじみのスタッフさんがいてくれるといいな、僕のことを覚えていてくれるといいな。
【cafe JUNK 2013年8月8日オープン予定】
住所: 631-0065 奈良市鳥見町1-1-6
TEL: 0742-77-0269
営業時間: 11:00-27:00 (L.O 26:00)
地図ここらへん
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