公式サイトのアキ(能年玲奈)の画像のミサンガが1本減っていること(以前の画像はこちら参照)を確認した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第111回めの放送を見ましたよ。
自分のいなくなったGMTのイベントが大盛況だったのを見せつけられ落ち込んだ夜、アキ(能年玲奈)は種市(福士蒼汰)に優しく励まされた。そのせいで種市への恋心が再燃した。種市に付き合って欲しいと口走ってしまった。
種市はあっさりと承諾した。しかも、以前からアキのことが気になっており、今では一番好きなのだという。ユイ(橋本愛)とは半年以上前(正月)に別れたのだという。ユイは憧れの東京に恋人が欲しかっただけであり、東京行きを諦めた途端に種市にも興味を失ったのだという。種市はずっとアキに告白しようと思っていたが、荒巻(古田新太)の事務所では厳しい恋愛禁止ルールがあったために言えずにいたのだという。
ふたりの思いは合致し、とてもいい雰囲気になった。無頼鮨の勝手口で、種市はアキの肩を抱き寄せようとした。アキもそれに身を委ねるつもりだった。しかしその瞬間、無頼鮨に面する劇場の裏口からGMTの小野寺薫子(優希美青)が出てきた。GMTメンバーに顔を合わせたくないアキは、一目散に逃げ出してしまった。
家に帰ったアキは、GMTの人気を思い出して落ち込んでしまった。自分もGMTとしてデビュー直前だったと思うと悲しくて仕方がなかった。春子(小泉今日子)と荒巻の対立に巻き込まれて事務所を辞めることになったと思うと悔しかった。部屋に閉じこもっていると春子が様子を見に来た。春子に対して立腹しているアキは、家を飛び出して夜の街をさまようのだった。そして、「アイドルになりたい」と叫び声を上げるのだった。
春子はアキの仕事を獲得するために切り札を使うことにした。押し入れの奥から古い名刺を取り出してきた。それは、春子が鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の影武者をしていた時のレコーディングスタッフたちの名刺だった。彼らは今やレコード会社やテレビ局の中で出世していた。春子は一人ずつ呼び出し、狡猾に嘘と脅迫を交えながらアキの売り込みを行った。
その結果、ドラマやバラエティー番組など10本近くの仕事を獲得することができた。テーブルの上に台本を並べると壮観だった。
しかし、アキは面白くなかった。それらは春子の強引なコネで取ってきた仕事であり、アキの実力とは関係がなかった。ズルをしてまで仕事をしたくないと言い張るのだった。
種市(福士蒼汰)がアキ(能年玲奈)のことを好きになった理由はよくわかりませんでした。時期としては「海に潜っていた時」からアキのことが気になっていたと言っていました。それが具体的にいつなのかはわかりませんが、少なくともユイ(橋本愛)と別れる前であり、無頼鮨で働き始める前だということはわかります。
種市は建築会社に就職し、海中作業をするはずだったのに、東京スカイツリーの建築現場に回されました。それが嫌になって会社をやめ、田舎に帰るつもりでいました。その矢先に、アイドルになるために上京したアキと出会い、突然東京に残って無頼鮨で働き始めました。東京残留の理由がよくわからなかったのですが、アキのそばにいたかったのだろうということが今日やっと明らかにされたわけです。
なんだか節操のない気もしないではないが、まぁいいとしよう。
月曜日の放送では「田舎の若者の特権だ」という菅原保(吹越満)のセリフもあったことだし。栗原しおり(安藤玉恵)がヒロシ(小池徹平)と別れ、突如吉田(荒川良々)と結婚することを決めたことについて。
その他、ユイがやったのと同じようにアキがトンネルに向かって「アイドルになりたい」と叫んだり、歩合制で働いているため金のない水口(松田龍平)が寿司屋の勘定を払えなくてGMTメンバーに情けをかけられるなどのシーンも見どころでした。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)