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NHK『あまちゃん』第119回

寝室がなまら暑くて寝苦しかったのに、ゴミ投げのために外に出たら寝室よりも涼しくて、とても悔しくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第119回めの放送を見ましたよ。

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第20週「おらのばっぱ、恋の珍道中」

2010年9月。
荒巻(古田新太)のプロデュースするアメ横女学園やGMTの人気に陰りが見え始めた。GMTのセカンドシングル『地元サンバ』は1位を獲得することができなくなった。危機感を感じた荒巻は、「荒巻映画祭」を開催することを決めた。所属タレントを主演にた映画を10本ほど公開し、テコ入れをしようというのだ。グループでの売り出しに限界も感じており、これからは個人単位でプロデュースしようという目論見もあった。

「荒巻映画祭」に参加する気鋭の映画監督9人の起用が決まった。残る1本は、荒巻が自ら監督を務めるという。荒巻は映画『潮騒のメモリー』のリメイクを撮ることに決めた。映画の舞台は宮城県であることから、主演は宮城出身の小野寺薫子(優希美青)と決めた。

荒巻はこの企画を鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に説明した。そして、オリジナルの主演であった鈴鹿にも出演してほしいと依頼した。鈴鹿は出演を渋ったが、主演女優をオーディションで決めるのならば協力しても良いという条件を出した。もちろん、鈴鹿も審査員として参加するつもりだ。荒巻はその条件を飲んだ。

その頃、アキ(能年玲奈)の人気に火が付き始めていた。北三陸での海女時代やGMT時代、子供向け番組『見つけてこわそう』などの動画がネット上にアップされた。それらの動画がきっかけとなり、仕事のオファーも増えてきたのだ。テレビ出演や雑誌のグラビアへの露出が増えた。

ところが、水口(松田龍平)はアキのグラビア写真に異変を感じた。アキの表情が、恋する女の子の顔になっていたからだ。トーク番組『パークスタジオ』(『スタジオパクからこんにちは』のパロディ))の本番直前、水口はアキに彼氏ができたのかと尋ねた。予備校のイメージキャラクター契約のため恋愛が禁止されているが、アキは内緒で(福士蒼汰)と交際していたのだ。アキは何も答えなかったが、水口に秘密がバレてしまったかもしれないと思い、激しく動揺した。

トーク番組の本番中も、自分の恋愛のことばかり気になって集中できなかった。司会者(中田有紀)の質問にも上の空で、「恋人が仕事です」などとトンチンカンな受け答えをしてしまった。生放送だったため、それはそのまま流れてしまった。もちろん春子(小泉今日子)も事務所でそれを見ていた。春子は不審に思いつつも、ネット上での評判が上々だったので気を良くした。アキのひょうきんなキャラクターが受けたのだ。

本番終了後、水口は改めてアキを問いただした。水口は、所属タレントに恋人ができた時の見抜き方を荒巻に教えてもらったことがあるという。グラビア写真で口元が開いたり、目の焦点が合わなくなったりするのだという。それでアキにも恋人ができたと勘付いたというのだ。種市のことを隠しておきたいアキは黙秘した。しかし、水口から「板前(種市)か?」と聞かれると、図星を付かれた動揺が顔に出てしまった。それで水口は全てを悟った。

アキは春子に白状すべきかどうか悩んだ。しかし、黙っているのが一番だという結論に達した。ところが、自宅兼事務所で春子や水口と一緒にいる時、種市から電話がかかってきた。発信者通知でそれを知ったアキは、ふたりの見ている前で電話を出る気になれなかった。隠れて電話に出ようと右往左往していると、春子から早く電話に出るよう促された。

開き直ったアキは、春子と水口の前で種市からの電話に出ることにした。

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ネット上では、アキ(能年玲奈)のマッド動画も流されるようになったという設定でした。大相撲中継の高見盛(2013年初場所引退)のインタビュー映像にアキの「恋人が仕事です」という音声を合わせる動画が人気のようです。春子(小泉今日子)もそれを見て大ウケしていました。

ていうか、NHKが自らネット上での勝手動画の公開を歓迎するような表現を微笑ましく見た当方です。あまちゃん公式サイトもいろいろ楽しい作りになっていますし、ネットと放送の融合どころではなく、自由な二次創作を大目に見てくれてる態度に好感が持てますね。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)

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