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NHK『あまちゃん』第121回

やまと屋本店昨日は、大阪・新世界にある「一人で生ビール(中; 400円)を2杯飲めば3杯目が無料(日本酒の場合は2合飲めば1合サービス)」という伝説の店、やまと屋本店(地図ここらへん)でせんべろを堪能した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第121回めの放送を見ましたよ。

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第21週「おらたちの大逆転」

映画『潮騒のメモリー: 母娘の島』が制作されることとなった。大ヒットした前作の15年後を描く物語で、ヒロイン・ひろみのその後を描くものだ。母親役を前作ヒロインの鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が演じ、新作のヒロインはオーディションで決定することとなった。オーディションに応募したアキ(能年玲奈)は無事に書類審査を通過した。

1次面接審査の朝、夏(宮本信子)が倒れたという知らせが入った。すぐにでも北三陸市へ駆けつけようとしたアキであったが、春子(小泉今日子)はアキにオーディションへ参加するよう説得し、自分一人で帰郷することにした。

春子が北三陸市の病院に着くと、まだ手術は続いていた。現役で海女を続ける夏であるが、すでに66歳であり、心臓が弱っていたのだという。心臓バイパスの大手術であった。

待合室には縁の人々が集まっていた。みんなは、まるで夏の最期であるかのように思い出を語っていた。夏が東京で橋幸夫と会ったことは春子にだけは秘密にするよう言われていたのだが、ユイ(橋本愛)がうっかりと春子に話してしまった。ユイは、若い頃の夏(徳永えり)が橋幸夫(清水良太郎)とステージで並んだ写真も持っていたので、それを見せた。

春子はショックを受けた。夏が橋幸夫の大ファンだったという話はおろか、自分が夏のことを何も知らないと自覚したからだ。いつも夏のことを口うるさい母親だと思っており、一個人としての夏について何も知らなかった。夏の好きなものや嫌いなものについて一切知らないのだ。もしこのまま夏が死んでしまったとしても、まるで赤の他人のようにしか思えないかもしれないと話すのだった。

春子は『いつでも夢を』が嫌いだったという。袖が浜の海開きでは、毎年スピーカーからこの曲が流れてくる。その度にうんざりしながら聞いていたのだという。海女たちはいつもこの歌を口ずさんでいたが、それも忌々しく思っていたという。しかし、夏が橋幸夫の大ファンだからこの歌を好いていたのだと知ったので、これからは違う気持ちで聞けるようになるだろうと話した。

それを聞いた人々は、病院の待合室であるにも関わらず『いつでも夢を』を合唱した。

その頃、アキはオーディション会場である東京EDOシアターにいた。荒巻(古田新太)の事務所をクビになって以来、初めて足を踏み入れる。アキは、荒巻との確執や夏の病気のことを思って一瞬怖気づいた。しかし、故郷を出る時に夏から餞別にもらった「北の海女」の手ぬぐいを握りしめて自分を奮い立たせるのだった。

オーディション会場には、GMTの仲間たちもいた。彼女たちも一般応募者と同様の審査プロセスを受けるのだという。当初荒巻がヒロインにしようと考えていた小野寺薫子(優希美青)についても扱いは同じだった。小野寺薫子はアキに声をかけ、一緒に頑張ろうと励ますのだった。

一次審査では、自己紹介とセリフテストが課せられた。アキは海女の経験があり、素潜りに自身があることをアピールした。さらに、鈴鹿ひろ美が憧れの女優であることを話した。しかし、審査委員の鈴鹿ひろ美はあきれた顔で、持ち時間が切れたので話を切り上げるように告げるのだった。

セリフテストの課題は「母ちゃん、親孝行できなくて、ごめんなさい」というものだった。アキはこのセリフを読んで、春子と夏のことを思い出してしまった。ふたりのことを考えると、アキの目が自然と潤んだ。その感情のまま、アキは迫真の演技を行った。

北三陸の病院では手術が終わり、医師(田中要次)が手術室から出てきた。

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病院に駆けつけた春子(小泉今日子)でしたが、夏(宮本信子)のことをまるで他人ごとのように話していました。そのサバサバとした様子がジーンと来ます。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)

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