今朝は気温が低くてテンションの上がらない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』の第3回めの放送を見ましたよ。
くすり祭りが始まった。
薬問屋である藤岡屋は総代を担っており、儀兵衛(遠藤憲一)を中心に家族や使用人も総出で準備に駆り出される。てん(葵わかな)もご褒美のチョコレートを目当てによく手伝いをした。
仲の良い丁稚・風太(鈴木福)が、てんを祭り見物に誘った。大勢の芸人が出し物をしていて、特に落語が見ものだという。喘息の発作で静養中の兄・新一(千葉雄大)からも落語がいかに面白いかを聞き、俄然興味が湧いた。風太と一緒に出かけることにした。
落語はすでに始まっていたが、入場待ちの行列ができていた。てんと風太は正直に並んでいては見逃してしまうと思い、列を抜けて脇から会場に忍び込んだ。
はじめて落語を見るてんであったが、その面白さに魅了された。加えて、周りの客たちが大笑いしている姿にも感じ入るものがあった。
しばらく見ていたが、てんと風太がタダ見していることがバレた。係員から逃れるため、ふたりは会場中を走り回った。ついには高座にまで上がり込み、落語家(桂南光)の周りをぐるぐると逃げまどった。
その滑稽な姿に、客席は大いに湧いた。
てんは、自分が人々を笑わせているのだと気づいた。そして、笑いが人々にもたらす力を知り、有頂天になった。
落語会場を抜け出し、神社の境内を逃走していたてんは、派手な着物を着た若者・北村籐吉(松坂桃李)に出会った。彼は、相棒のキース(大野拓朗)と共に、食い逃げで追われているのだった。
追手を巻くために、それぞれが別れて逃げた。てんは籐吉と共に、祠の中に潜んだ。
腹をすかせた籐吉のために、てんは駄賃でもらったチョコレートを差し出した。チョコレートを初めて食べる籐吉はむしゃぶりついた。
籐吉は、自分は芸人だと自己紹介した。大阪で自分を知らないものはいないし、人々を大笑いさせる日本一の芸人だと説明した。てんは初めて芸人と話をして感激した。
籐吉は、てんの名を聞いて「てんご」(いたずら)のてんだと思いこんだ。また、てんに笑い禁止令が課せられていることを知ると、籐吉は笑えないなんてもったいない、人生を損していると述べるのだった。
籐吉(松坂桃李)の自己紹介は、当然、かなり盛ってあるものと思われます。ナレーション(小野文惠)でも「すごいんだか、たよりないんだかわからない」と言われていました。
さて、昨日の放送では、てん(新井美羽)がくすり祭りに出かける動機は兄・新一(千葉雄大)の平癒祈願であるかのような展開でしたが、今日の話では単に芸人を見に行くというものにすり替わっていました。なんだこれ?
どこかでちゃんとお祈りはしたけれど、そのシーンは割愛されたってことでしょうか?もしくは、今日の放送のラストで、てんはまだ境内にとどまっているので、明日の放送でお祈りのシーンがあるってことでしょうか?
正直に言って、このドラマ、3日目にしてかなりガッカリな感じになってます。いや、初回からビミョーでしたけど。
妙なくすぐり(子役の顔芸とか)が多くて、つまらんとです。
なお、桂南光がやっていたネタは「ちりとてちん」でした。
貫地谷しほり主演の朝ドラ『ちりとてちん』へのオマージュですね。同作が大好きな僕なので、ちょっとニンマリした。
だからといって、このドラマへの評価はほとんど上がらない。