柿の葉ずし手作り体験

お休みをもらって、平宗の柿の葉ずし手作り体験に行ってきた。
12個作って2100円。体験時間30分ほど。

ただし、体験時間30分のうち、最初の10分は『つつむという優しい文化』という映像を視聴する。奈良を代表する映画監督であるところの河瀨直美の撮り下ろし&ナレーション。柿の葉の収穫の様子や、田舎のおばさんたちがおしゃべりしながら柿の葉ずしを作る様子を撮影したもの。昔は柿の葉ずしを少し発酵させて食べていたとか、平宗は江戸時代に川魚の商売で創業したとか、いろいろ新しいことを知れた。
しかし、河瀨さんの映像の特色であるところの「ブレブレカメラの臨場感」が遺憾なく発揮されていたので、体調が悪いときに見るとこみ上げるかもしれないな、と思った。

その後、目の前に並べられた材料を使って柿の葉ずしを作る。
平宗のレストランの料理長がつきっきりで指導してくれた。

やることは、

  1. 柿の葉を手のひらにのせる(向きが決まっている)
  2. 具(鯖 or 鮭)を葉の上に安置する
  3. 具の上にすし飯をのせる(最初の6個は小分けにしてある、後半の6個は自分で小分けにする)
  4. 柿の葉を巻き付けて包む(手順が決まっている)
  5. 木箱に詰める(商品と同じ箱)
  6. 全部詰め終わったら、商品同様に紅生姜、お手拭き、説明しおりを入れ、木蓋をする。さらに包み紙を付け、消費期限ステッカーも貼る

以上。

なお、平宗の工場では柿の葉ずしを手作業で作っているらしい。早い人だと、1時間に500個ほど作るらしい。僕なんて15分で12個だから、およそ10倍のスピードだ。赤い彗星が3人束になっても追いつかないね。

帰り際、店員さんから
柿の木があれば、そこから葉を取ってきて、ぜひお家でも作ってみてください。葉は8月ころに採るのが最適です。それより早いと柔らかすぎるし、遅いと固くなりすぎます
と告げられた。自社製品を売る気ないのかよ?と思いつつも、とても親切だなぁと思った。もしくは、僕のあまりに無様な出来を見て「コイツは、自分で作っても再度失敗するに違いない。嫌になって、うちの商品を買いに来るに違いない。ちょっと煽っとこう」って思ったのかもだけど。

柿の葉ずしは作ってすぐに食べるのではなく、最低5時間は寝かせたほうがいいらしい。美味しくなるのは24時間後以降らしい。その後味が変わっていくので、明日と明後日に分けて食べてみろと助言いただいた。なので、今は食べずにグッと我慢しているところ。

あの人が生きていて元気だったら、一緒に作ってみたかったなと、ちょっとメソメソしている。

以下、写真。

包んでます。手袋も用意されています。


箱詰め。右の一群は、ご飯を自分で小分けしたもの。小分けのサイズがバラバラになってしまい、巻きにくかった。


完成。包み紙も本物、

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