『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』を観た

どこかで予告編だけ見て。
構想30年で、その間に9回挫折した映画プロジェクトだとか。鉄砲水で撮影機材を喪失しただとか、主演俳優が腰痛で降板しただとか。途中、ジョニー・デップも撮影に参加したけれど、結局降りたとかなんとか。よくわからないけれど、それだけで興味が惹かれて観てみたくなったわけで。

ついに2018年ころ完成したそうで。
主演はアダム・ドライバーになりました。そう、スターウォーズの続3部作で、ハン・ソロとレイアの息子でありダークサイドに堕ちたカイロ・レンを演じてた人。僕はスターウォーズで彼を見たとき、若い頃の鈴井貴之に似てるな、って思った。


映画は現代を舞台としたファンタジーコメディでした。アダム・ドライバー演じる映像監督は、スペインでドン・キホーテを題材としたCMを撮影していた。

彼はドン・キホーテにちょっとした因縁があった。
学生時代の卒業制作でドン・キホーテの時代劇映画を撮ったことがあるのだ。彼は学生でカネも技術もコネもないにもかかわらず、情熱だけは有していた。そこで、オール・スペインロケで撮影を行った。しかも、キャストは全て現地の素人を起用することで、独特の雰囲気を醸し出すという挑戦的な作品だった。
ロケの拠点としたスペインの田舎の小さな村で、靴職人の老人をドン・キホーテ役、パブの看板娘の美人をヒロインに抜擢した。彼らの演技は、素人であることを差し引いても酷いものだった。それでもなんとか作品は完成させることができた。

さて、そんな過去を持つ映像監督は、今行っているCM撮影のロケ地からほど近いところに学生時代にロケを行った村のあることに気づいた。そこで久しぶりに訪ねてみることにした。すると、その村は以前にもまして寂れていた。
それどころか、当時ヒロインを任せた少女は都会に出て娼婦になっているという噂であった。ドン・キホーテ役だった靴職人の老人は、撮影後に気が触れてしまい、今では自分がドン・キホーテ本人だと思い込んでしまっていた。それらは全て、学生時代の彼の撮影プロジェクトによって引き起こされた不運であると思われた。

そして、撮影監督はかつての主演老人と再会する。老人は自分がドン・キホーテだと思いこんでいるのはもちろん、撮影監督のことは従者のサンチョだと思いこんでしまった。逃げ出そうとする撮影監督だが、なぜかゆく先々にドン・キホーテが現れる。そうして、虚実不明の奇妙な旅に巻き込まれていく。
・・・というお話でした。

正直言って、僕には面白さが全くわかりませんでした。ちょっとしたくすぐりは笑ったけれど、全体的にストーリーがわかりませんでした。
もしかしたら『ドン・キホーテ』の原作を知っていれば、有名なセリフやシーンのパロディとかがあって面白いのかもしれないけれど、僕はそっちも知らないし。さすがに、有名な風車に向かって突撃するくだりは僕も知っていて、それは何度も出てきたけれど。
テリー・ギリアムという監督のこともよく知らなくて。高校生くらいの時に『バンデットQ」というカルト映画があるという噂を聞いて、監督名を意識せずに見たことはあるけれど。それはなんとなく面白かったような気がする。本作に興味を持った時に、「あー、バンデットQの人かー」って思った程度。その後、『未来世紀ブラジル』というわりかし有名な映画も撮っていると知ったけれど、それも見てないし。あと、モンティ・パイソンのメンバーだったということも数日前に知った程度。
文化的素養がなくてごめんなさい、って感じでした。

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