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NHK『舞いあがれ』第29回

スポニチの『「舞いあがれ!」人力飛行機滑走シーン NHK制作統括「福原遙さんの覚悟を感じた」』という記事で、飛行シーンは搭乗していなかったけれど、滑走シーンは福原遥本人が実際にペダルを漕いでいたと知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の29回めの放送を見ましたよ。

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第6週『スワン号の奇跡』

舞(福原遥)は飛行機で空を飛んだことが忘れられなかった。とても幸せに感じ、自分は空を飛ぶために生まれてきたのだとすら思うほどだった。
翌年のなにわバードマンのパイロットは秋に選考会が行われる。それまでの2ヶ月間、舞は休むことなくトレーニングを続けた。

秋になり、3回生は引退し、なにわバードマンの新代表は2回生の佐伯(トラウデン都仁)となった。
パイロット候補として、舞の他に冬子(吉谷彩子)と藤谷(山形匠)が名乗りを上げた。選考会の結果、3人の中から冬子が翌年のパイロットして選出された。
舞は冬子を心から祝福した。冬子が相手ならば素直に諦めがついた。機体制作班として、彼女のために最高の主翼を作ると約束した。

しかし、舞は空を飛ぶことへの未練でいっぱいだった。授業や機体製作も気がそぞろで、いつもパイロットになることばかり考えていた。
幼い時は父・浩太(高橋克典)と一緒に飛行機を作ることが夢だったが、それがいつしか、自分が飛行機を操縦して飛ぶことへの夢が変わっていたのだ。旅客機のパイロットになりたいという思いを強くなった。

こっそりとパイロット要請に関する本を読んでいるところを冬子に見つかった。舞は気恥ずかしくて隠そうとしたが、冬子は舞の目標を後押ししてくれた。冬子はパイロット養成学校に入りたかったが、規定身長の158cmに満たなくて諦めたのだという。舞の身長は159cmなので受験資格は満たしているようだった。

舞はパイロット養成学校に入学することを具体的に考え始めた。パンフレットも取り寄せ、受験のための勉強も始めた。
しかし、夢が変わったことに後ろめたさを感じ、なかなか誰にも言い出すことができなかった。

最初に相談するのは母・めぐみ(永作博美)と決めていたが、やはり言いにくかった。しかも、彼女は工場の経理の仕事を夜に家で行わなければならないほど忙しそうで、とてもゆっくり話のできる状態ではなかった。また別の日には、兄・悠人(横山裕)が自分からの電話を無視していると言ってイライラしていた。

めぐみに頼まれ、舞は兄・悠人に電話をかけた。すると悠人は舞からの電話にはすぐに出た。めぐみからの伝言として年末には帰省するよう話したが、彼は何かと理由をつけて帰ろうとしなかった。
舞は自分がパイロットになりたいということを悠人に打ち明けた。両親には言い出しにくいと相談した。すると悠人は面白がって、両親に打ち明けるこっけいな様子を見るために帰省するなどと言ってからかった。

クリスマスになった。
舞は幼馴染の久留美(山下美月)と貴司(赤楚衛二)を呼び出した。そして、パイロット養成学校に入りたいこと、しかし、両親にはまだ相談できていないことを打ち明けた。

それを聞いた久留美は、舞の悩みは贅沢だとだけ答えた。久留美の両親は彼女が幼い頃に離婚し、今は不安定な職に就く父・佳晴(松尾諭)と二人暮らしである。家を出た母親とは一切の交流がないが、久留美の誕生日にだけは今でもバースデーカードを贈ってくる。そんな久留美なので、親に相談できないという舞に対して複雑な思いを抱いたのだ。

一方の貴司は、舞のことを羨ましいと述べた。舞が本当の自分を見つけたことを素直に祝福した。
その時、貴司のケータイに上司から電話がかかってきた。彼は一足先に店を出ることにした。電話で貴司は罵倒され、クリスマスの夜にもかかわらず、今すぐに出社するよう命じられた。

幼馴染の3人は仲が良い。しかし、そんな仲でも互いに言えないこともあったのだった。

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なにわバードマンの今年の人力飛行機の名前は「スワン」でしたが、来年は「アイビス」と決まったようです。ホワイトボードに書いてあった。アイビスってなんだろうと調べたら、朱鷺のことなんですね。なるほど。

舞(福原遥)が飛行機を「作る」ことから「操縦する」ことへ完全に夢が切り替わったというターニングポイントの回でした。
それと同時に、幼馴染3人の間に不穏な空気が流れるってところで終わりました。スポ根から人情モノに変わるのかな。

明日も読んでアラモード。

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