プリンセスプリンセスの『パイロットになりたくて』を久しぶりに聴いた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の31回めの放送を見ましたよ。
ついに舞(福原遥)は、旅客機のパイロットになりたいと言う希望を両親に伝えた。当初は飛行機を作ることが夢だったが、人力飛行機のパイロットを務めたことを契機に自分が空を飛ぶことへ夢が変わったのだと説明した。2回生の夏に航空学校の受験をし合格したら、大学を中退して航空学校に通いたいのだという。そして将来は航空会社に就職したいと抱負を述べ、深く頭を下げた。
突然のことに両親は困惑した。特に母・めぐみ(永作博美)は猛反対した。めぐみの本当の懸念は、航空機パイロットになる道は容易には思えないことだった。日本には女性パイロットの例はない。苦労してライセンスを取得しても、その後にもっと大変な苦労をすることが簡単に想像できるのだ。
めぐみは、なんとか舞を思いとどまらせようとした。舞は小さい時から手先が器用で工作が得意だったし、父・浩太(高橋克典)も舞と一緒に飛行機を作ることを楽しみにしている。だから、早急に進路を変える必要はないと言って説得を試みた。すぐに大学を中退するのではなく、まずは4年間通って卒業するまでの間にじっくり考えるのが良いと諭した。
しかし舞は、めぐみも大学を中退し浩太と駆け落ちしたことを引き合いに出して反発した。話は物別れに終わり、舞は家を飛び出してしまった。舞がここまで反抗的な態度を示すのは初めてのことであり、めぐみも浩太も驚いた。しかし、あまりのことに動くことができなかった。
舞はバイト先のカフェに向かい、仕事中の久留美(山下美月)に愚痴った。久留美は、親が心配してくれるだけ舞は幸せだと返した。久留美も前の晩に、勝手に仕事を辞めてきた父・佳晴(松尾諭)と喧嘩して家を飛び出したままだったのだ。別れた母からは年に一度バースデーカードが送られてくるが、一切の連絡を絶っている。だから、両親から優しくされている舞のことを羨ましく思っているのだ。
そんなやりとりを聞いていた店長・津田道子(たくませいこ)は、ふたりに家に帰るよう諭した。前の晩、久留美は家を飛び出して舞の家に泊まったのだが、心配した彼女の父から店に電話があったのだと明かした。久留美の父は決して心配していないわけではないと言うのだ。
それで、ふたりは素直に帰宅した。
翌朝、隣に住む梅津雪乃(くわばたりえ)が取り乱して舞の家に飛び込んできた。
息子・貴司(赤楚衛二)が3日間も音信不通で家に帰らないのだと言う。こんなことは今までになかった。
幼馴染3人がそろって親との関係がギクシャクするという話です。
僕も人の親なら、劇中の親たちの気持ちがわかるのだろうけれど、残念ながら子はないのでいまひとつ面白みがわかりません。今週は僕にはつらそうです。
明日も読んでアラモード。