NHK『舞いあがれ』第31回

プリンセスプリンセスの『パイロットになりたくて』を久しぶりに聴いた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の31回めの放送を見ましたよ。

* * *
第7週『パイロットになりたい!』

ついに舞(福原遥)は、旅客機のパイロットになりたいと言う希望を両親に伝えた。当初は飛行機を作ることが夢だったが、人力飛行機のパイロットを務めたことを契機に自分が空を飛ぶことへ夢が変わったのだと説明した。2回生の夏に航空学校の受験をし合格したら、大学を中退して航空学校に通いたいのだという。そして将来は航空会社に就職したいと抱負を述べ、深く頭を下げた。

突然のことに両親は困惑した。特に母・めぐみ(永作博美)は猛反対した。めぐみの本当の懸念は、航空機パイロットになる道は容易には思えないことだった。日本には女性パイロットの例はない。苦労してライセンスを取得しても、その後にもっと大変な苦労をすることが簡単に想像できるのだ。
めぐみは、なんとか舞を思いとどまらせようとした。舞は小さい時から手先が器用で工作が得意だったし、父・浩太(高橋克典)も舞と一緒に飛行機を作ることを楽しみにしている。だから、早急に進路を変える必要はないと言って説得を試みた。すぐに大学を中退するのではなく、まずは4年間通って卒業するまでの間にじっくり考えるのが良いと諭した。

しかし舞は、めぐみも大学を中退し浩太と駆け落ちしたことを引き合いに出して反発した。話は物別れに終わり、舞は家を飛び出してしまった。舞がここまで反抗的な態度を示すのは初めてのことであり、めぐみも浩太も驚いた。しかし、あまりのことに動くことができなかった。

舞はバイト先のカフェに向かい、仕事中の久留美(山下美月)に愚痴った。久留美は、親が心配してくれるだけ舞は幸せだと返した。久留美も前の晩に、勝手に仕事を辞めてきた父・佳晴(松尾諭)と喧嘩して家を飛び出したままだったのだ。別れた母からは年に一度バースデーカードが送られてくるが、一切の連絡を絶っている。だから、両親から優しくされている舞のことを羨ましく思っているのだ。
そんなやりとりを聞いていた店長・津田道子(たくませいこ)は、ふたりに家に帰るよう諭した。前の晩、久留美は家を飛び出して舞の家に泊まったのだが、心配した彼女の父から店に電話があったのだと明かした。久留美の父は決して心配していないわけではないと言うのだ。
それで、ふたりは素直に帰宅した。

翌朝、隣に住む梅津雪乃(くわばたりえ)が取り乱して舞の家に飛び込んできた。
息子・貴司(赤楚衛二)が3日間も音信不通で家に帰らないのだと言う。こんなことは今までになかった。

* * *

続きを読む

NHK『舞いあがれ』第19回

SCANDALが大好きで、『ピンヒールサーファー』(和田唱作; 2012年)もいい曲だなとは思うんだけれど、この曲のMVはロックバンドというよりもダンスユニットになっちゃってる気がしてあんまり好きじゃないんだけれど、それでもタイトミニ網タイツがめっちゃよくて好きだなと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の19回めの放送を見ましたよ。

* * *
第4週『翼にかける青春』

人力飛行機部「なにわバードマン」の部員たちは、女性パイロットによる飛距離世界記録を目指すことになり、居酒屋で決起集会を開いた。

みなが好きなだけ飲み食いする中、パイロットの冬子(吉谷彩子)だけはほとんど食べ物に手をつけなかった。飛行のために減量しなくてはならないからだ。現在製作中の飛行機は、冬子の体重が今よりも軽いことを前提に設計されている。彼女はその目標体重に向けて減量しつつ、体力は増強しなくてはならないという過酷な状況に置かれているのだ。

それでも部員たちは明るく前向きである。飛行機にかける思いを熱く語り合った。
舞(福原遥)と同期入部の2人の1回生は、前年の人力飛行機大会のテレビ中継を見たという。それで「なにわバードマン」のことを知り、憧れたのだという。
一方、舞は入学後の勧誘で部のことを知った。ほんの少しだけ引け目を感じた。それでも、飛行機のことが大好きだと話、以前から描き溜めている飛行機のスケッチを披露した。通だけが知っている珍しい機体から、なにわバードマンが製作中のスワン号の完成予想図まで見事に描かれており、部員たちは舌を巻いた。

そして、6月になった。第2日曜日のテストフライトに向けて、急ピッチで準備が進められていた。

そんな頃、舞は冬子にパイロットになった理由を尋ねた。
冬子は、小学2年生のころから男子に混じって野球をやっており、ずっとピッチャーで4番だったのだという。ところが、中学生になった頃から体力で男子に負けるようになってきた。打順は下がり、投手としても勝てなくなった。それで中学2年生の時に野球をやめてしまった。
そんな時、アメリア・イアハートという女性パイロットのことを知った。彼女は女性で初めて大西洋横断飛行を成功させ、1937に世界一周飛行に挑戦した。最期は世界一周中に消息を絶ったものの、女でも男に負けないことができると勇気づけられたのだという。それで自分もいつか大きな飛行機を飛ばしたいと思うようになった。その第一歩として、人力飛行機・スワン号を飛ばすことに全力を尽くしているのだと話した。

冬子は逆に、舞が「なにわバードマン」に入部した理由を尋ねた。舞が飛行機が大好きだということは知っているが、その先のことを聞きたいのだという。
舞は、これまで飛行機の話をできる友達がおらず、部でみんなと飛行機の話をしながら作業するのが楽しいのだと説明した。冬子のような大きな夢があるわけでもなく、気恥ずかしい思いをした。
しかし、冬子はそれを認めてくれた。イアハートは飛行機に乗る理由を「ただ楽しいから」と答えたという。舞も楽しんでいるならそれでいいと励ましてくれた。舞は安心した。

そして、テストフライトの日を迎えた。夜明け前から集合し、準備は全て順調に整った。夜が明けて風が止んだ時、初飛行が始まった。冬子が操縦するスワン号はうまく離陸した。
しかし、その直後、数十メートル先で墜落してしまった。

* * *

続きを読む

NHK『おかえりモネ』第118回

たまたまReina del Cidという人が”What a Wonderful world”を歌う映像をYouTubeで見て、もちろんこの曲は知っていたけれど今まで歌詞を吟味したことはなかったわけだけど、歌詞が自動で字幕表示されたので眺めていたら、”I hear babies cry, I watch them grow. They’ll learn much more than I’ll ever know.” という箇所に特にグッと来て、そうだよな、学問とか教育って次世代のために大事だよな、そういうことをないがしろにする世界は絶対にやだなと思い、それを踏まえて次の日曜の衆議院選挙の投票に行こうと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第118回めの放送を見ましたよ。

* * *
第24週(最終週)『あなたが思う未来へ』

百音(清原果耶)は、自社で開発しているアプリを用いた気象情報サービスを売り込もうと躍起になっていた。利用者が自分のいる場所のリアルタイムな気象状況を共有することで、よりきめ細やかな情報収集・提供を行うことができる。それによって、より詳細な気象予測や災害時の避難誘導に活用できるというのだ。
しかし、なかなか実現には至らなかった。

その頃、東京の大学の入試願書の締切が近づいていた。しかし、未知(蒔田彩珠)は何も行動を起こしていなかった。百音が亮(永瀬廉)に聞いたところによると、彼も大学行きを勧めているが未知はまったく応じないという。何か深い理由がありそうだが、亮にも話してくれないという。

百音はあらためて未知に話を聞いた。すると未知は、自分は故郷を離れるわけにはいかず、大学行きは諦めたと答えた。

百音は、東日本大震災の時になにかあったと勘付いていた。あの頃から未知の様子が変わったからである。当日、百音は仙台へ高校の合格発表を見に行っており、交通機関の麻痺により帰ってきたのは1週間後であった。その間のできごとを百音は未知に詳しく聞くことができなかったし、未知も自分から話そうとはしなかった。百音は、未知が何かを言いたがっているように感じていた。しかし、それを聞くのが恐ろしく、これまで避けてきた。
百音は、今こそきちんと聞かせて欲しいと未知に願い出た。

未知は意を決して話しだした。
地震の時、家には未知(蒔田彩珠)と祖母・雅代(竹下景子)のふたりきりだった。津波に飲み込まれる恐れがあるので、未知は雅代を連れて避難しようとした。しかし、未知がどんなに引っ張って連れて行こうとしても、雅代は家からまったく出ようとしなかった。
埒のあかなくなった未知は、雅代を家に置き去りにしてひとりで逃げたという。

結果としては、その後に大人たちが家に駆けつけて雅代を救助してくれた。
しかし、自分が雅代を見捨てたという負い目から逃れられなくなってしまった。それからというもの、実家や地元に留まり、何かの役に立ちたいと強く思うようになった。そうすれば、いつか自分の罪も許されるのではないかと思っているのだ。

涙を流しながらも、未知はどこかすっきりしたような表情だった。
そして、百音の前から去っていった。

* * *

続きを読む

NHK『おかえりモネ』第86回

2019年度上期の朝ドラは広瀬すず主演の『なつぞら』で、清原果耶がヒロインの生き別れの妹役で出てたなぁと思い出した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第86回めの放送を見ましたよ。

* * *
第18週『伝えたい守りたい』

2019年9月8日(日)になった。百音(清原果耶)が上京、気象会社で働き始めて3年半が経った。相変わらず充実した毎日だった。

百音たちが支援を続けていた車いすマラソン選手・鮫島(菅原小春)がパラリンピック代表選考会で優勝した。百音は、鮫島の悲願達成を自分のことのように喜んだ。また、スポーツ気象の将来に繋がる結果となり、会社にとっても喜ばしいことだと思った。

その日の深夜1時50分、菅波(坂口健太郎)から電話がかかってきた。百音にとっては毎日の起床時間の10分前であるが、菅波にしては奇妙な時間であり、声にも元気がなかった。聞けば、容態のよくない老人の往診から帰ってきたところだと言う。
菅波は、患者一人一人と深く関わることを目的に登米の診療所に赴任した。しかし、件の患者は在宅治療を諦め、入院治療をすることになったという。それで菅波は落ち込んでいたのだ。
離れ離れになって2年となるが、百音は電話で声を聞くだけで菅波の心情を全て察することができた。菅波に優しく声をかけ、ゆっくり休むよう話した。

最後に菅波は、翌週に上京するつもりだと話した。

出勤した百音は、神野(今田美桜)にもうすぐ菅波が上京することを話した。すると神野は、菅波からプロポーズされるのではないかと囃し立てた。ちょうど百音の誕生日であるし、24歳の百音と31歳の菅波は結婚適齢期だというのだ。
しかし、百音は照れながら肯定も否定もしなかった。

その頃の朝岡(西島秀俊)は表に出ることは少なくなったが、いくつもの新事業のアイディアを進めていた。
テレビ局の高村(高岡早紀)には、15分間の気象バラエティ番組の企画を提案していた。企画書を受け取った高村は、実現は簡単なことではないと頭を抱えた。

同時に朝岡は、アプリ開発が得意な内田の協力を得て、新しいスマホアプリの開発を進めていた。全国の人々から現地の気象状況をリアルタイムで送ってもらい集約するアプリである。気象観測データとして表れるより早く、気象状況を把握できるのではないかと考えていた。まだテスト段階だが、すでに500人ほどのユーザーが利用していた。
中には、現在の天気とは関係のない情報も含まれていた。たとえば、天気に関わる天気の言い伝えである。曰く、裏山の枯川に水があふれると、麓の川が氾濫するなどといった話である。けれども朝岡は、そういう情報にも価値があると言って興味を示していた。

一方、百音も新しいプロジェクトを立案していた。会社で定期的に開催される新規事業審査会に初めて参加することになった。
その場で百音は、「あなたの町の気象予報士: 全国津々浦々計画」を発表した。

* * *

続きを読む

NHK『おかえりモネ』第10回

トイレの電球が切れた問題は、結局昨日1日はトイレのドアを開放して通路の明かりを取り入れ、アマゾンでLED電球を注文し今日の午前中に到着予定となった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第10回めの放送を見ましたよ。

* * *
第2週『いのちを守る仕事です』

山中で雷雨に見舞われ、小屋に避難した百音(清原果耶)と圭輔(阿久津慶人)のところへ医師・菅波(坂口健太郎)から電話がかかってきた。子どもは低体温症になりやすく、意識を失った後。心停止になる場合があるという。実際、圭輔は眠ったような状態になっていた。百音は、菅波の指示通り圭輔の体と温め、彼が眠らないように話しかけ続けた。なんとか圭輔は目を覚ました。
その様子を確認すると、菅波はスマホのバッテリーを節約するためと言って一方的に電話を切った。どんなに百音が不安がっても、菅波はそれ以上聞き入れなかった。

その夜、百音と圭輔は無事に森林組合に戻ってくることができた。菅波は、圭輔の足の捻挫と低体温症の診断をしたが、大事には至っていないようだった。しかし、念のため病院で検査をするため救急車で運ばれることとなった。
圭輔の父(猪俣三四郎)は、命が助かったのは百音のおかげだと言って深く感謝した。

圭輔ら親子が去った後、菅波は、百音のおかげで助かったと思ってはならないと釘を差した。
百音は、気象予報士・朝岡と医師・菅波から電話で指示に従っていただけで、自分の判断では何をしたわけでもない。森林組合の一員として、危機にも対応できるプロにならなければならないと叱った。
加えて菅波は、百音が父・耕治(内野聖陽)と話すのも見ていた。百音がこれからここで自分の道を見つけたいと言っていたことをたしなめた。森林組合に正式採用してもらったのに、まだ何か別のものを見つけたいなどというのは、組合の人々に失礼だと言うのだ。
百音は甘えているというのが菅波の見解だった。

その夜遅く、百音はもう一度山に向き合おうと勉強をしていた。しかし、菅波の言葉が気になって身が入らない。
そんな時、気象予報士・朝岡から電話がかかってきた。百音は、翌日落ち着いてから電話するつもりだったと謝ったが、朝岡の意図は別のところにあった。
朝岡はまだ職場におり、今日の登米の天気の急変について検証したいのだという。朝岡によれば、予測できなかった時こそ入念に検証しなければ予報の精度が上がらないという。自然が相手のことだから絶対ということはない。しかし、少しでも確からしい情報を得ることが大事だなどと朝岡は話した。

さらに朝岡は、海と山と空は水が循環することで互いに繋がっていると話した。百音は気仙沼で育ったので海のことはよく知っている、今は登米で山の勉強をしている。できれば、海や山と関連する空のことも勉強してみてほしいと話した。それは面白いことだという。

翌日、百音は書店で気象予報士の本を手にとった。合格率は5%であるという記述が最初に目に留まり、怖気づいて書棚に戻した。
しかし、勇気を出してもう一度開いてみると「気象予報士は、命を守る仕事です」という記述が見えた。
百音はなにかを感じた。

* * *

続きを読む

あらためまして、あらためまして

さっき回転寿司食べてきたんだけど。
そこの店員さんが事あるごとに「あらためまして」と言うもんだから気になってしまって、思わず久しぶりにブログを書く次第。

その店員さんは30歳代くらいの女性。決して美人の部類ではないけれど、人懐っこそうな造作でずっと笑顔を絶やさず、丁寧で真面目な接客ぶりだった。
あらためて、以下に彼女の発言を書き起こしていこう。
続きを読む

降霊できなかった話

最初はこんな感じで呼び戻そうと思っていたんだけど、「内輪ネタすぎる。あと『湿っぽくしない』がテーマだからやり直し」とダメ出しされてしまった。
なので、ここで成仏させときます(一部加工)。

本番のフレーズは気に入っていただけたかどうかわかりませんが、裏事情はこちらです。ありがたみがねぇ。

なお、本番ファイルの配布はありません。ご了承ください。

また、僕と某未亡人だけが知っている裏事情が一つだけあるのですが、それはふたりだけの秘密です。

わかるやつだけわかればいい。

いしょうきしょう

■4月19日(晴れ)

服飾センスに欠ける好青年


なんと、iPhone用のケースが売られています

■4月26日(晴れ)

nemui desu


なんと、ユニクロで通販できます

■5月10日(晴れ)

なんと、1回めと2回目の合体です。

■5月17日(曇り)

なんと、これで喪に服したつもりらしいです。

■5月24日(晴れ)

なんとも意味がわかりません。

■5月31日(雨)

なんと、急にまともな衣装になったから雨が降ったと噂されています。

道標

それぞれの人には良いところも悪いところもある。誰しもそうだろうし、もちろん僕自身もそうだろうと思う。きっとそう。

個人ごとに良いところと悪いところの配分はまちまちで、僕はたぶん悪いところの比率が多いタイプだと自覚してる。分かってんなら改善しろよって話だろうけど。本人なりに努力はしているんです、傍目にはわからないかもしれないけれど。

この20年間でずいぶんと改善されてきたなぁと自己評価はしている。まだまだ道半ばだけれど。
続きを読む