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NHK『ブギウギ』第11回

昨夜はTBS日曜劇場『下剋上球児』の初回放送で、野球が大好きな家庭科教諭・山住香南子(黒木華)が野球部員1人だけの高校に赴任して来て、クセのある生徒たちをかき集めてギリギリ試合ができるだけの人数を集めたり、どうやら野球経験者なのだがその過去をひた隠しにしているワケありな社会科教諭・南雲脩司(鈴木亮平)の協力をなんとか取り付けるというお話を見た当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第11回めの放送を見ましたよ。

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第3週『桃色争議や!』

1933年(昭和8年)、鈴子(趣里)が梅丸少女歌劇団は関西で人気の劇団となっていた。もう映画の幕間の余興ではなく、全て単独公演となっていた。公演回数も増え、劇団員たちは公演と稽古で大忙しだった。

鈴子は新人教育係を任されていた。自分が橘アオイ(翼和希)から言われたことを、異口同音に新人たちに伝えていた。口調までそっくりで、橘アオイは陰で苦笑していた。
しかし、鈴子は未だに脇役ばかりであった。自分には大役を任されるような特徴がないのではないかと悩み始めていた。母・ツヤ(水川あさみ)からは持ち前の笑顔を売りにすればよいと励まされたが、鈴子にはどうもピンとこなかった。

同期のリリー白川(清水くるみ)は同じ娘役であったが、鈴子より人気があった。リリー白川は持ち前の美貌と目の表情を武器に男性客を魅了した。また彼女は、稽古が終わるとそそくさと男とデート(デート?デートなのか!?)に出かけるのが常だった。

関西一の歌劇団・花咲歌劇団から秋山美月(伊原六花)が移籍して来た。彼女の実力は自他共に認められていた。男役として何人かの先輩も追い抜き、男役トップの橘アオイですら油断できないほどであった。そしてまた秋山美月は自信家でもあった。劇団内では相手が誰であれ歯に衣着せぬ物言いであった。

鈴子の同期で男役の桜庭和希(片山友希)は焦り始めた。入団順では秋山が先輩に当たるものの、実力は秋山の方が上回っていた。しかも、秋山はみんなの前で桜庭のミスを指摘する。プライドの高い桜庭は少しずつ元気をなくしていった。

当時、日本の景気は悪かった。2年前の世界恐慌の余波が長引いていた。あちこちで労働争議が巻き起こっていた。
鈴子の家の銭湯も景気が悪く、鈴子は月給の半分を家に入れていた。母・ツヤは恐縮しつつも、遠慮なくそれを受け取った。

不景気は梅丸少女歌劇団にも影響を与えた。
代表的演目である『四季の宴』は相変わらず好評であったが、マンネリ化も心配された。そこで新たな試みとして、娘役トップの大和礼子(蒼井優)が演出を手がけることになった。彼女の以前からの希望であり、大和は今までのものを踏襲しつつ新しいものを取り入れたいと抱負を述べた。

新しい演出では役の配置換えが行われる可能性が高い。鈴子は次こそは大きな役を獲得しようと張り切って稽古に参加した。
そんな中、男役を争う同期・桜庭と元花咲・秋山の間でも軋轢が表面化した。稽古中に秋山が桜庭のミスをみなの前で指摘したのだ。まだ稽古は始まったばかりで、振り付けを覚えきれていないのは仕方ないと周りは庇った。
しかし、演出担当の大和は秋山の意見に同意してしまった。桜庭は消沈してしまった。

その日、鈴子は居残り練習をしようと稽古室に向かった。すると、大和と橘が話し合っているのを聞いてしまった。
橘は大和の指導が厳しすぎるとたしなめていた。今のやり方ではついてこられない者もいると懸念を表明した。
しかし大和は応じなかった。大和は劇団をもう一段上にレベルアップさせたいのだと主張した。それを実現するため、今回は自分の方針を貫くと答えた。

鈴子が聞いていることに気づいた大和は、鈴子に声をかけた。
鈴子が自分の個性や特徴を見つけられずに焦っている様子には気づいている。しかし、焦らずに続けていれば自ずと見つかるものだと助言した。ただし、続けることが一番難しいことでもあると付け足した。

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鈴子が子役の澤井梨丘から趣里)に代わったのだけれど、全然違和感がなくてびっくりする。
ていうか、趣里がそのままで子どもに見えるんだからもっとびっくりする。趣里は1990年生まれらしいので、すでに30歳を超えているわけで。なのに小中学生くらいに見える。すげぇ。

今週は、男役の桜庭和希(片山友希) vs 秋山美月(伊原六花)が軸になるんですかね。
そこに、不景気で梅丸少女歌劇団も存続が厳しくなるとかそういう流れかな。

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