今朝はなんかしんどくて起きれなかったせいで夜になってしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第37回めの放送を見ましたよ。
ツヤ(水川あさみ)の体調は一向によくならない。金の心配をして大きな病院にかかろうともしない。銭湯の常連の医師・熱々先生(妹尾和夫)は、友人の医者(多々納斉)を連れてきてツヤの様子を診させた。
その医者の見立てでは、もう手の施しようがなく、ツヤの命はそう長くないというものだった。夫・梅吉(柳葉敏郎)は取り乱したが、ツヤはとっくに寿命を自覚しており落ち着き払っていた。
ツヤは梅吉に口止めし、子どもたちには黙っているよう命じた。鈴子(趣里)は東京で頑張っているし、翌日には六郎が出征する。彼らに余計な心配はさせたくないと言うのだ。梅吉はしぶしぶ従った。
出征を控えた六郎は丸刈りにし、軍隊で活躍することを夢見ていた。これまで周りからは鈍臭いなどとバカにされていたが、それを見返すつもりなのだ。銭湯の常連たちに向かって、たとえ敵に撃たれても最期まで銃を手放さず打ち返し続けるなどと豪語した。
その夜、六郎は病床の母にくっついて甘えた。甘えつつも、言葉だけは勇ましかった。
ツヤは今生の別れとなることを予感しつつも、六郎が帰ってくることを待っていると言って励ました。
翌朝、六郎は銭湯の常連たちに見送られて出発した。表に出ることもままならないツヤは、床から人々の万歳の掛け声を聞いていた。
その頃、梅丸楽劇団は今後の演出方針について激論が交わされていた。
演出家・竹田(野田晋市)は従来の舞台演出を大きく方向転換するという。戦地の兵隊や銃後の国民に寄り添い、劇団も彼ら同様に耐え忍んでいることをアピールしたいと主張した。当然、これまでの華やかで楽しいだけのものではなくなる。
その方針に鈴子は猛反発した。このような時代だからこそ、人々には日常を忘れて楽しめる従来型の演目をするべきだと主張した。
しかし、あくまで鈴子は演者の人であって、演出家の竹田の方に分があった。
鈴子は竹田方針に対してイライラしながら下宿に帰ってきた。
すると、下宿の前に六郎が立っていた。鈴子に会いにきたのだと言う。
本文では割愛しましたが、アホのおっちゃん(岡部たかし)が桃を探しに行くというエピソードがありました。幼い鈴子(澤井梨丘)が熱を出したとき季節外れの桃を欲しがり、それを食べたら回復したということを彼は覚えていたのです。それでツヤ(水川あさみ)の病気も治ると信じているようです。
鈴子のときはツヤがどんなに探しても桃は見つからず、銭湯の使用人で過去の記憶のないゴンベエ(宇野祥平)が不思議なことにどこからか入手してきました。今回、アホのおっちゃんはゴンベエから桃のありかを聞き出して、どこかに探しに行ってしまいました。行ったまま、まだ帰ってこないのですが。
このドラマの中では、桃は魔法のアイテムらしい。