先日、本屋の店頭で気を失い、瀬戸内寂聴の「現代語訳 源氏物語(一)」を購入したところで気がついた。
しかも、単行本版。家に帰ってきて amazon で調べたら、半値で文庫版が出ていることを知って、再び気が遠くなった。
気を取り直して、2巻以降は文庫版を買うことにした。
そんなわけで、「源氏物語」なのである。
当方にとっての源氏物語といえば、高校の時の国語の教科書に「桐壺」の冒頭部分が掲載されており、そこを授業で勉強したのがほとんどである。
追加知識としては、
「光源氏はロリコンで、かわいい幼女を引き取って育て、年頃になったら美味しくいただいちゃう。そのくせ、ほかの女性にもモテまくりで、あっちこっちでヤリまくり。」
といった、どう考えても青少年の健全な育成には好ましくない表現がふんだんに使用されているわけだが、物語の本質を突いていないような、突いているようなものである。
こんな自分の知識が、果たして正しいのか否か、きちんと見定める必要がある。
そんなわけで、源氏物語を読み始めたわけである。