4月1日0時に「木公のプロポーズ大作戦」という記事を公開した。後悔はしていない。
その記事には、僕がある女性に対して求婚したいと思っていて、その方法を募るという内容が書かれていた。4月1日に公開されたため、エイプリル・フールのネタに見えるように書かれていた。実際、多くの読者はそれをウソだと思ったようだ。
同日21時頃、今度は「プレ・プロポーズ」という記事を公開した。これも後悔していない。
そこでは、先のプロポーズ募集記事が書かれた顛末について正直に説明されている。それでもなお、4月1日に公開されたので、いまだに半信半疑の人が多いようだ。つまり、「信じる」と「疑う」が重なりあった状態だ。量子力学はよー知らんけど。
ここで明言しておく。
2本目の記事は完全にノン・フィクションだ。
僕と交際している女性がいることも事実だし、彼女がエイプリル・フールネタを思いついたことも本当だし、僕が最後にキザなことを言ったのも真実だ。もしかしたら、僕の記憶違いで誤った記述があるのかもしれないが、当事者である僕の恋人からのクレームは無い。彼女の記憶に合致しているという点からも、記事の正確性は保証されよう。
ただし、1つだけ、僕は自分で言ったことを忘れてしまっていたらしい。それを彼女に指摘された。
「これから一生、あなたには絶対に悲しい涙を流させません。そのかわり、たくさんたくさん嬉しい涙を流させます。」
に続けて、
「唯一の例外は僕が死んだ時です。その時は申し訳ないけど、悲しい涙を流して下さい。」
とかなんとか言ったらしい。どこまでキザなオッサンなんでしょ。
自分で「僕が死んだ時は例外」と言ったくせに、それを失念していた。失念していたので、「俺が死んだ時、彼女はどうすんだ?」と考え始めたのだ。男女の平均寿命(参考: wikipedia 国の平均寿命順リスト)の差を考えれば、僕の方が先に死ぬだろうことは統計的に予測できるからだ。
もし、僕と彼女の結婚生活が愛に溢れていた場合、僕が死んだら彼女は悲しくて泣くだろう。この場合、僕は約束を果たせないことになる。困る。
僕が死んだ時に彼女に悲しい思いをさせないためには、僕が酷い夫になればいいのだ。碌でもない夫なら、「やっと死んでくれた!いやっふー」と言って、彼女は嬉し泣きをすることだろう。しかし、僕は自分が酷い夫になることは本意ではないし、そもそもそういう結婚生活なら、彼女は四六時中悲しい涙を流すことだろう。ダメだ。
残された方法は、「めぞん一刻」方式だと思った。ヒロインの音無響子は未亡人だ。再婚する時に、夫に先立たれる悲しみを二度と味わいたくないと言って、新たに夫となる五代裕作に、自分より一日でも長生きするよう約束させるのだ。
それと同じように、僕が彼女より長生きするしかあるまい。
しかし、先に書いたように、平均寿命は男性の方が短いので、自然に任せると僕の方が先に死んでしまいそうだ。それを避けるためには、僕が彼女を殺してしまうしか無いのではないか(一応、生命保険には入れておこう)。しかし、それは人として、夫としてどうなんだ?
彼女を悲しませないために、彼女に対して酷いことを計画する俺。
なんだか、僕は、自分が「良い夫」なのか「悪い夫」なのかわからなくなってきた。
ていうか、「良い夫」と「悪い夫」の重なりあった状態みたいな感じである。
そんなことをつらつら考えながら、「冗談」と「本気」(本気?本気なのか!?)が重なりあった状態で彼女に悩みを打ち明けた。
すると、
「あなたは自分で、自分が死んだ時は例外だと言ってたわよ」
と指摘された。
なんだ、心配して損した。
ところで、読者の皆さんが気になっていることは「結局、プロポーズはどうなったのか?」ということだろう。
その点について報告しておこう。
現在、プロポーズについては、「した」とも言えるし、「していない」とも言えるわけであり、両者が重なりあった状態にあります。僕の観測ではプロポーズした状態なわけだが、彼女の観測ではプロポーズしていない状態であるらしい。
「それはいったい、なんのこっちゃ?」という感じかとは思いますが、読者諸賢におかれましては、その意味を解き明かすという推理ゲームをしていただきたく。
そして。
きっと、プロポーズされる予定の人も、今ここを読んで「???」な状態だと思う。ふふふ。
我家も旦那さんが先に逝く予定になっています。
もしも、私が先に逝ったら、契約違反(←結婚の?)だそうで。。。理想は映画『アンドリューNDR114』主演:ロビンウィリアムズのラストシーンらしい。
結婚生活は山有り、谷有りです。一緒に乗り越えればいいことですよ(^^*)
あやや。dadaaさんはすでに自分が先に死ぬ予定になってらっしゃいますか。奥様にベタ惚れですな。
ただ、僕よりは後に死ぬように言っておいて下さい。香典をケチりたいので。(。。)\ばき☆
だん。
しかし、相手からは「まだ足りない」と言われたなう。