本日発売。
相変わらずユル~い展開の「誰も寝てはならぬ」ですが、7巻はちょっと切ないお話が多い。
特に、ヤーマダ君の切ない話が2本。
まずは、「SS129 クワトロ切ない話」。
本屋で全く躾のなっていない子供を見つける。
母親も母親で、自分の子供をまともに注意する素振りもない。
どんな母親だよ、とその女性をよく見てみると別れた妻だった。
切ない。
2本目は「SS139 暗い野球盤」
大学時代のヤーマダ君は、女子野球同好会のアイドル的存在の女の子とお付き合いすることに。
卒業後の進路のことですれ違いが発生して、二人は別れることに。
自分の悲しい心境を人にうまく話せないヤーマダ君。
何も言わずに、そっとハルキちゃんとふたりで興じる野球盤に哀愁漂う。
切ない。
他にも、他の男と親しげに話すオカちゃんを見てハルキがしんみりしちゃったり、そのオカちゃんも相手の男に二股をかけられてしょんぼりしたり、あの暗いマキオちゃんのたった1度の恋愛体験とそこでの悟りが語られたり、秋の夜長に読むには何かと人恋しくなっちゃうエピソードのオンパレード。
ぐすぐす。
そんな中、「SS141 クリスマス神社にお願い」で、オカちゃんがプレゼントを渡したかった本当の相手は誰だろう?と想像すると、ちょっと心が温かくなったりする当方がいます。
ところで、7巻の裏表紙のこの女の子。
某しけたんにそっくりな気がするのは僕だけだろうか?
#ちなみに、左の白髪ロンゲのボーダーシャツはシモヤナギさん。