映画「007 ゴールドフィンガー」(主演: ショーン・コネリー、1964年作品)を見た。
本当は「ロシアより愛をこめて」を見たかったんだけれど、近所のレンタル屋で数ある007シリーズの中で「ロシア~」だけ貸し出し中だった。
その時点で出直してもよかったんだけれど、棚を見回していると、日産エルグランドのCM曲が頭で流れ出した。
ウソのようで、本当の話である。
♪ドヮーン ドヮーン
♪ぱわゎぁぁあ~
♪デューン デューン
♪ぷわゎぁぁあ~
♪ゴォォルドぉ フィンガぁ~
♪とぅるるるるぅ
♪ヒーザァ マン! ザ マン ウィザァ マイダス タッツ!
が印象的なあのCMソングである。
常日頃「温故知新」を座右の銘にしている当方は、この曲が「007 ゴールドフィンガー」の主題歌であることをきちんと知っていた。
とはいえ、その映画自体は見たことがなかったので借りることにしたのである。
映画のあらすじは、金のブローカーが計画している犯罪を 007 が防ぐというもの。
金のブローカーのゴールドフィンガー氏は、アメリカが保有している金を核爆弾で破壊し、金の希少性が増すことで自分の持っている金の価格を上げようと画策するのだ。
その陰謀を暴き、計画を頓挫させるために 007 ことジェームス・ボンドが大活躍!?
・・・しねぇ。
なんか、僕の見ている限り、007ってば映画開始5分ほどで女の子といちゃいちゃして、その数分後にはマイアミのビーチで別の女の子にマッサージさせて、さらに3分後にはこれまた会ったばかりの女の子といちゃいちゃして、2分後にはその女の子が全身金粉まみれという死体になってしまい(ここは、この映画の代表的シーン)、その後20分くらいは敵に近づいて内情を探るシーンが続くのでいよいよ盛り上がるかと思うと、謎の美女が現れてボンドは鼻の下を伸ばしちゃうし、その謎の美女といよいよ濃厚な濡れ場があるのかとちょっぴりワクワクしているとその美女はあっさり死んじゃうし、ヒロイン不在のままどうなるのかと心配しているとちゃんと敵か味方か分からない美人パイロットが出てきて「いよいよ!」と思うや否や、さらに5人の女性パイロット軍団とか出てきてスケベな期待感が高まったりしてきちゃって、でもボンドは囚われの身になってしまって何もできないで、結局仲間が大挙してやってきて事件を解決してしまった。
ボンド、あんまり役になってねぇ
なんだろう、この不完全燃焼感は?
007 ってマジメにストーリーを追っちゃいけない映画なのかね。
いわゆるボンド・ガールと呼ばれる、きれいなおねぇさん方を眺めながら鼻の下を伸ばすのがちょうど良い映画なのかね。
そんなわけで、映画を見ていて、性的興奮をしていいのやら、その間抜けな設定に笑っていいのやら分からなかったシーン。
いや、美女ばかりのパイロット軍団は嬉しいんだけれど、女性だけにする必然性がねぇ。
Youtube で見つけた予告編
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