現在ドラマ放映中の『鹿男あをによし』の原作者・万城目学の処女作といえば、『鴨川ホルモー』である。
その『鴨川ホルモー』が来年春公開予定で松竹が映画化するらしい。
ボイルドエッグスによる特報 (2008/2/21)
松竹・公開予定作品
今のところわかっていることは、監督が本木克英で、2009年春に公開だということだけだが、今後情報が出てくるのを待ちたい。
会社で、いつも本を貸したり借りたりしているコワモテの兄さんも
「鴨川の方が面白かった。」
と言いながら、今週初めに『鴨川ホルモー』と『ホルモー六景』を僕に返しに来た。
小説としては”鴨川”に軍配をあげている彼だが、”鹿男”のドラマは評価している様子だ。
「芝居や撮り方の演出がウマイ」
とうなっている。
それに対して、僕は”鴨川”よりも”鹿男”の方が小説として好きであり、鹿男のドラマの方はあまり熱中して見てはいない。
どうも、彼とはとことん趣味が合わないようである。
どっかで、女の子を見かけた時、僕が「すげぇ可愛い!」と大騒ぎしていたのに対して、彼は「はぁ、どこが?」と冷たく言い放ちやがった。
彼には、山瀬まみのかわいらしさもわからないらしい。困った人だ。
そして彼が気に入っているドラマ”鹿男”の堀田イト役多部未華子に関して、僕はわりとどうでもいい。「ああぁ、毛利さんと一緒に積水ハウスのCM出てるよね」くらいのコメントしか出てこないのであるが。
しかし、女の子の趣味が合わないことに関しては
「取り合いのケンカをすることもなく、平和的な関係を続けられる」
と、これ以上ない落とし所を見つけた。
万城目作品に対する意見も異なる2人だが、
「万城目作品って、基本的に連続ドラマにするよりは、単発映画にした方がピシっとハマるよね」
という意見で一致している。
そんなわけで、来年公開される『鴨川ホルモー』の映画には期待が高まるのである。