郵送検診最大手「日本メディカル総研」が自己破産 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
民間信用調査会社の帝国データバンクは3日、郵送検診の国内最大手「日本メディカル総研」(東京都港区)が東京地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けたと発表した。
決定は6月12日付で、負債総額は約3億円。
同社を巡っては、今年4月、川崎市の中央研究所が「臨床検査技師等に関する法律」に違反し、半年間、指導監督医が不在の状態で5万人以上の検体検査をしていたことが判明。取引先だった健康保険組合などから契約解除が相次ぎ、経営状況が悪化していた。
僕も何度かこの会社の世話になったことがある。
勤め先の会社の福利厚生は、年間に決められたポイントを消費して、好きなサービスを受けられるというシステムになっている(今、確認したらうちの会社の福利厚生メニューでは停止状態になってた)。
毎年度末になると、半端なポイントの調整として日本メディカル総研の郵送検診を受けるのが恒例だったのだ。
検便、痰の検査、血液検査の3点セットを頼むと、ちょうどいい具合に消費できた。
実は、今年の春先にちょっとした事故があった。
検体を送ってしばらく経ってから、
「便と痰は届いたけれど、血液が届いていない。再度キットを送るから、再送してくれ」
と連絡が入った。
このご時勢に、血液検体を紛失するということが僕の理解を超えていたので、再検査は断った。
別に、誰かが僕の血液からDNA情報を読み取ってうんぬん・・・というのを本気で心配しているわけではない。でも、なんだか生理的に気持ち悪い。
また、自分がおかしな細菌を持っているとは信じたくないが、そうである可能性もある。そうすると、誰かが過失で僕の血液検体に触れてしまって、感染症を起こしてしまうかもしれない(だって、病院とかでもうるさいところは、注射のあとの止血用脱脂綿を所定の場所に捨てないと怒るところがあるじゃん)。
そういうことに本来気をつけておくべきところが、ものすごく軽いノリで再送のリクエストをしてきたことで、信頼できなくなった。
もちろん、郵便などの途中の経路で何かしらの事故に巻き込まれた可能性も否定できない。だから、今まではヨソでしゃべったことはなかったけれど。
今回、破綻したというニュースを聞くと、あーやっぱりなぁと思ったり、思わなかったり。
ざまぁみやがれ、と思うわけではない。
あればあったでうれしいサービスなので、うまく立ち直るといいんだけれど。
あー、やっぱり結末は、そうなるか。て、展開。
自己破産の前に監督者不在で摘発直前と、その前の株主による会社乗っ取りによる役員交代。
役員の交代劇の狭間に立った社員数十人は全て解雇。
無論、新卒者も含まれる訳で。
解雇にも生き残った人たちも遅かれ早かれ同じ運命。
早くパラシュートで脱出した方が無難な選択。