今、ブロード・キャスターを見てる。
今週福田首相が辞任したこと、さらに昨年の安倍前首相の辞任などに絡めて、「近年、首相の椅子の重みがなくなってきている」という話をしている。
ナレーターが「首相の椅子の重さを、大真面目に検証した」と煽った。
“首相の椅子の重み” というのは、もちろん「軽々しく首相になったり、首相をやめたりすることはできない。首相とは、重大な覚悟や責任を伴うものだ」という比喩であることは明らかだ。
“首相の責任” なんて映像では表現しにくい抽象的な問題なので、どういう風に切り込むのかと続きを楽しみにした。
その反面、「もしや、単なるオヤジ・ギャグなんじゃないか」と不安になったりもしたのだが。
しかし、そういう予想は、たいてい悪い方に的中するものだ。
福田首相が使用しているのは、ドイツ・ヴィトラ製の「イマーゴチェア」というモデルだそうだ。
重量を測ってみたところ、27.34kg。
手で持ち上げてみても、ズッシリと重いとか。
・・・どこが、”大真面目に検証” なのか。
まったく笑えないオヤジ・ギャグだ。
番組の途中の余興とかだったらまだ笑って許せるが、今週の重大ニュースのひとつだぞ。
#番組のトップは大相撲の大麻問題で、次が福田首相辞任問題だった。
ブロード・キャスターは9月で打ち切りという報道もあって、山瀬まみの「お父さんのためのワイドショー講座」がなくなってしまうのは残念に思っている当方であるが。
今日の放送のバカ騒ぎにほとほと愛想が尽きた。
9月末なんて暢気なことを言わずに、今週いっぱいで終わっていい。
ばーか。