1987年に、George Harrison がカバーしてヒットした “I’ve Got My Mind Set On You” のPV。
中年にさしかかったジョージは、同じように中年にさしかかった頃の志村けんに雰囲気が似ているような気がする。
そして、往年の「8時だョ!全員集合」を彷彿とさせるこのセット。
「ジョージ、後ろ!」と叫びたくなった当方の心境は分かってもらえると思う。
しかし、今聞いても良い曲ですな。僕が洋楽に目覚めた頃のヒット曲。これを収めたアルバム “Cloud Nine” は持ってないのだけれど、買いたくなった。
日本語版は CCCD なため、アマゾンで「曲は☆5つ。けれど、CCCDだから☆1つにした」というレビューがたくさんあって笑った。そんなわけで、当方も買うなら輸入版。がんばれ、円高。
このアルバムには、”When we was FAB” も入ってるんですよね。
このPVも、当方の洋楽夜明け時代に良く見た。
そして、ラストはやっぱりインド風味で笑った。
“FAB (FAB FOUR)” とは the Beatles のニックネーム。
グループを一つの塊としてみなすから、we なのに単数形のbe動詞なんですかね、今まで気にしたことなかったけれど。
このPVには、Ringo Starr や Jef Lynne が出てますね。Jef Lynne は、昨日紹介したビデオ(下のやつ)でシタールをバックに歌ってる人だ。両ビデオには10年ほどのときの流れがあるのに、Jef の姿があまり変わっていないのに笑う。
あと、ビデオの中では、ぬいぐるみを着て左ききでベースを引く人(Paul McCartney 風)が出てくるけれど、いまだに正体不明だそうで。
この曲のヒットは僕もリアルタイムで経験してますね。Best Hit U.S.A.とか、何でしたっけ?毎回「ハーイ、セーラです」で始まるセーラがやってた番組とかで、このビデオも何度も見かけました。
ただ、当時もこの曲がしばらく全米1位とかになっていたのは不思議でした。ずっと同じコード進行の昔風の曲だし、ビデオもまぁつまらないし。だから、ビデオも1回も通して見たことがありませんでした。
一ヶ所だけ凄く印象に残っているのが、ジョージが突然椅子に飛び乗り後ろ向きに×××するところ。あまりの唐突さに度肝を抜かれました。ギターしか弾けない人(失礼!)だと思ってたので…。今回もそこだけを楽しみに見てしまいました。
そのシーンは替え玉だと思うのですが、それは言ってはいけない約束ですか?
えっっ! あれ、本人じゃないの?
裏づけを取ったわけじゃないので、別人だというのは僕の直感です。
まず、髪の毛の様子が違うように見えます。遠めのショットでもジョージ本人の場合は耳が見えています。しかし、バク転の人は髪の毛で完全に耳が隠れているように見えます。たとえば、0:29と1:59の比較。
それから、バク転シーンの直前に、オウムのカットがあります(1:58)。その直前でギターを脇に置くシーンがあるのですが、本人ならばそのままバク転をはじめてもいいはずです。しかし、カットが変わるということはそこで人が入れ替わっているのだと考えられます。
バク転シーンは逆光で顔が見えにくくしているようでもあるし、足を上に上げる動作はギタリストには無理でプロダンサーの動きでしょう、きっと(2:07)。
ダンス後、椅子に座った後も、本人ならそのままズームアップしても良いではないですか。しかし、椅子に座るや否やアップショットにカットが変わるというのも、アヤシゲです(2:12)。
ただし、着席後の動作に関しては別バージョンの存在が確認されました。
https://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=u88POFV2Pms
こちらでは、ダンス終了後、座ってちょっと歌っています。最後にギターを抱えるのだが、弾くシーンはない!こりゃ怪しい!
こんな感じで、別人だと思うのですが、いかが?
言われてみると、髪形が全然違うようにも見えてきました。と言うか、僕は「急に雰囲気がかわる」ことに驚いていたんですけどね。
ただ実は、僕の記憶では、曲の最後に踊りながら終わったような気がするんですよ(これは、ヒットチャート番組ではビデオを最後まで放送しなかっただけかもしれませんが)、しかもこういうSaturday Night Fever風(?)のダンスではなくて、もっとダサダサのやつ(モンキーダンスとかそういう感じの)だったような…。更に別バージョンが存在するのか…? (×××はやるんですが。)