カミカラとペンギン・ハイウェイ

紀伊國屋書店での実演販売 阪急梅田の紀伊國屋書店で面白いものが実演販売されていた。

 ぺっちゃんこの紙細工を机に向かって放り投げる。それが机にぶつかると、ぶわんとペンギンのペーパークラフトに変化するのだ。
 思わず童心に返って、しばし眺めてしまった。

 「カミカラ」という商品とのこと。

 言葉では伝わりにくいので、動画でご覧ください。


 ちょうど、森見登美彦の新刊『ペンギン・ハイウェイ』を読んでいたので、僕はますます楽しくなったのだ。

 『ペンギン・ハイウェイ』はタイトルが示すとおり、ペンギンが出てくるファンタジー小説。
 特に、ペンギンが現われる様子がファンタジー。身近にある物体(例えば、コーラの缶)を、ある条件の下で放り投げると、ぼわんとペンギンに変化するのである。
 どうしてそんな不思議なことが起きるのか。聡明でちょっと生意気な小学生の男の子が、無邪気な好奇心とあくなき探究心で解明していくというお話。

 ちょうど『ペンギン・ハイウェイ』を読み終えた直後に、カミカラの実演を見たので、まるで小説の中の登場人物が現実に現れたかのようだった。
 小説の登場人物は、おっぱいの大きい美人で若い(推定)女性なので、その点は残念であったが。

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