映画『探偵はBARにいる』 大泉洋と松田龍平の出演が明らかに

『探偵はBARにいる』 大泉洋 & 松田龍平

東直己原作(『バーにかかってきた電話』)の映画『探偵はBARにいる』の公式サイトができていた。

出演者としては、大泉洋松田龍平が公表されているのみだ。

主役の探偵<俺>は大泉が演じる。札幌すすきのでなんでも屋をやっている男の役だ。いつも強がりを言ったり、愚痴ったりしながらセコイ仕事ばかりを引き受けている。一方で、自分の信念に反することには損得を無視して対決する姿勢もある。
原作を読んだ時から、僕の中のイメージでは大泉洋だったので、この配役はバッチリだ。

主人公の友人で、北大の大学院生(確か、博士課程修了間際くらい)の高田を演じるのが松田。この男は主人公とほぼ同い年であり、飲み仲間。院生のくせに、インテリ派というよりは武闘派。車の免許を持たない主人公は、彼のことをアッシーくん兼用心棒としてよく呼び出す。ニヒルで少し意地の悪い高田はいちいち憎まれ口を叩くが、事件に首を突っ込むのを面白がっている。

このストーリーには、一応キーとなる女性が2人出てくる。しかし、誰が演じるのかまだ発表になっていない。
一人は、電話で主人公に仕事を依頼する謎の女。声の出演となるので、色気のある美声で、イントネーションやアクセントのキレイな女優さんがやってくれるといいな。事件のきっかけとなる電話の声が、間抜けなものだったらシャレにならないからね。
もう一人は、事件のキーを握る高級クラブの若いママ。どんなことにも動じない、高貴な美しさを漂わせているのだが、黒い噂の絶えない女。優雅に男を魅了する美しい所作のできる女優さんがいいですね。
この2名の発表が待ち遠しいなり。


ちなみに、この前、原作『バーにかかってきた電話』を読みなおした。原作はとても面白かったので、あの雰囲気を壊さずに映画化してくれることを望む。

なお、「すすきの探偵」シリーズには頻繁にタクシー運転手が登場する。全て違う運転手なのだが、どの人も流暢な北海道弁で、愚にもつかないおしゃべりをまくし立てるのが毎回楽しみ。
『バーにかかってきた電話』のタクシー運転手は、そのなかでも際立って面白い。のんきな雰囲気のくせに、いろいろと抜け目がないのだ。
この人、映画で完全再現されると嬉しいな。

ただし、かなり高度な北海道弁スキルを必要とするので、役者を選ぶ。
何となく、CREATIVE OFFICE CUEの誰かが友情出演ってことで出てきそうな気がするなぁ。安田顕あたり。

コメント (5)

  1. kaihiraishi

    高級クラブの若いママは宮沢りえで決まりっすね。
    ちなみに本は読んでません。

  2. 木公

    kaihiraishi 先生が、「高貴で優雅な魅力を有しつつも、怪しい影のある美女」として想定するのが宮沢りえなんですね。同世代として、その気持はよくわかります。
    しかし、原作に準じて考えれば、宮沢りえはちょっと幸薄い感じがするかなぁ。原作に出てくる件の女性は、神の祝福を一身に受けて幸せを謳歌しているって感じなんですよね。

    僕が瞬時に想定するのは、『失楽園』のときの黒木瞳なのですが、今はちょっと薹が立ち過ぎてるしなぁ・・・って感じで。
    一部では小雪っつー噂になってるようです。

  3. kaihiraishi

    その設定で小雪にしたがる連中が居ることは想像できるのですが、僕には彼女のどこが魅力的なのかさっぱり理解できないので、できれば止めて欲しいキャスティングですねぇ。宮沢りえがちょっと幸薄い感じというのも同意。

  4. 木公

    意見が一致したことに関しては、自分の見る目に間違いがなかったということで嬉しい訳ですが。
    しかし、女性を巡る問題に関しては、趣味が一致するといろいろ軋轢が発生する可能性があるから困る。素直に喜べん。

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