先週の土曜日に図書館から大佛次郎『赤穂浪士』を借りてきて読み始めたのだが、その5月14日は1927年(昭和2年)に同作の新聞連載が始まった日だと知ってちょっと感激した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第37回目の放送を見ましたよ。
1941年(昭和16年)4月、師範学校を卒業した陽子(井上真央)の初出勤の日だった。
学校では、小学校時代の恩師・夏子先生(伊藤歩)が陽子を出迎えてくれた。
陽子を歓迎する一方で、夏子は様変わりしてしまった学校の様子について、陽子に優しくアドバイスした。小学校は国民学校と名称を変え、子供を将来の戦力と考え、国に奉仕する人材を育成することが主眼となった。周りの教員たちもそれを第一に考えていることを忘れないようにしろと言う。さらに、陽子のように師範学校出身の女教師は生意気であると目をつけられがちなので気をつけるように諭された。ただし、夏子はあくまで陽子の味方であるようだった。
職員室の雰囲気は、確かに陽子を戸惑わせるものだった。
梅田校長(綾田俊樹)からは国民学校の指導方針の説明に加えて、問題を起こさないようにといきなり陽子に釘をさすのだった。
代用教員の中村(ピエール瀧)と福田(ダンカン)からは、陽子が師範学校出であることを皮肉交じりにはやし立てられた。陽子が師範学校で学んだことは戦場では役に立たないと切り捨てた。また、兵士に笑顔は必要ないと言い、陽子の指導方針にいきなりケチをつけるのだった。
赴任したばかりで様子のよく分からない陽子は、それに腹を立てるでもなく、黙って聞いていた。教室に向かう途中、ふたりっきりになったところで夏子が援護してくれたことも助けとなった。
4年生の受け持ちとなった陽子は、初めて教壇に立った。その瞬間、なぜか急に涙ぐんでしまった。
すると、生徒のひとりが陽子をなぐさめようと、手に握った何かを差し出した。見てみるとそれはカエルだった。驚く陽子であったが、そのいたずらで気を取りなおした。
あらためて子供たちを見ると、どの子も目がキラキラしていてかわいいと思った。
きっと、陽子は学校で何らかのトラブルに巻き込まれるのだろう。
今日は、その布石を配置するという内容のようでした。
それはいいとして。
教壇に立って、いきなり泣き出すとか意味不明。
職員室でボロクソに言われたから泣いたようには見えなかったし(夏子のフォローで完全に気をとりなおしていた)、自分の夢がついに叶ったことに感激した様子でもなかったし(これまで、そんなことくらいで泣くようなタマであるという描写もなかった)。
誰か、その意味が分かる人がいたら教えてください。
つーか、いい加減井上真央の泣き顔にも飽きてきた。よー知らんけど、週に2回は泣いてねーか?