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NHK『カーネーション』第40回

オープニング・テロップに大山役として春やすこの名があったのだが、どこに出てきたのかわからなかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第40回目の放送を見ましたよ。

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第7週「移りゆく日々」

ロイヤル紳士服店の先輩職人だった川本(駿河太郎)が家に訪ねてきて、糸子(尾野真千子)の帰りを待っていた。特に用事は無いが、糸子の顔を見に来たのだという。
母・千代(麻生祐未)や、幼なじみで喫茶店のボーイの平吉(久野雅弘)は糸子の恋人だと思い込んで興奮するが、そんなつもりのない糸子は冷静に否定する。そもそも糸子には、川本が訪ねてきた理由にまったく心当たりがなかった。川本は糸子の顔を見ることが目的だと何度も繰り返したが、糸子はそこでほのめかされている理由に全く気づかないのだった。
川本はロイヤル紳士服店に新しい洋裁師が入ったこと、女性用洋服の受注も相変わらずであることなどを話した。しかし、新しい洋裁師は糸子ほどの腕前は無いだろうというのだ。客の喜び方が、糸子の場合と違うのだと話してくれた。
そのような話をして、川本は再訪を約束して帰っていった。糸子にはもちろん、川本がまた来る理由が分からなかった。

糸子は、昼は生地の売り子、夜は自宅でセーラー服の縫い子として懸命に働いた。その頑張りの甲斐もあり、10月の給料はずいぶん良かった。しかし、連日の深夜までの仕事のせいで疲れきっていた。朝食の時も、仕事の休憩時間も、少しでも時間があれば居眠りばかりするようになった。
それでも、ここが正念場だと自分に言い聞かせ、弱音を吐かずに仕事を頑張った。

この前、洋裁を始めたいと相談に来た客・長谷(中村美律子)が、完成したワンピースを来て店にやって来た。本人によく似合う、素敵な洋服ができたと大喜びしていた。
それに気を良くして、近所のおばさんを2人ばかり連れて来てくれた。糸子は以前と同じように、本人に似合う生地選びと裁断を行い、あとは縫うばかりのところまで整えて布地を売った。

店主の末松(板尾創路)は、糸子の手腕に舌を巻きながらも、商売はそうそううまくいくものではないと小言を言うのだった。ところが、そんな末松を遮ったのは、店の奥で縫い子をしているおばさんたちだった。
彼女らは、糸子のやり口を見ていて、自分たちにも生地選びと裁断をやって欲しいと次々に頼むのだった。それからというもの、糸子の休憩時間は全て彼女らに捧げられることになった。縫い子らもきちんと代金を支払うので、末松は何も口を挟まなかった。

糸子が毎日寝不足で苦労しているのを知っている縫い子らは、糸子のノルマを全員で手伝ってくれるようになった。おかげで糸子はゆっくりと体を休めることができるようになると同時に、売り子の仕事に集中して頑張れるようになった。
それからは、歯車が噛み合ったように、物事がうまく進んだ。

最初に生地選びを手伝ってやった客が、さらに噂を広げて客を連れてくるようになった。縫い子のおばさんたちも同様だった。芋づる式に客が増え、あっという間に店は繁盛するようになった。裁断待ちに1時間もかかるほどの賑わいとなった。

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今日はとてもテンポが良かった。あのテンポ感を文章で表現できない自分が悔しい。

おばさん連中が次々に客を紹介する様子を「タテタテヨコヨコ」と表現していた。自分の娘や母を紹介する様を「タテ」の繋がり、近所の人々を紹介する様を「ヨコ」の繋がりと言っていた。
これはまさしく、糸子が最初に修行に出た桝谷パッチ店のセリフが伏線だ(第13話)。窓をおざなりに拭く糸子に対して先輩職人の山口(中村大輝)が、隅ずみまで「タテタテヨコヨコ」ときちんと拭けと注意した時のセリフだ。
すげぇ、すごくよくできてる脚本だ。

しかも、その山口が今日の冒頭の回想シーンで登場するというところまで洒落てる。
母が道に出て、糸子の帰りをソワソワと待っている。糸子を呼び止めて、誰か男が来ていると告げた時、糸子が最初に思いついたのが山口だったのだ。彼は、以前に一度訪ねてきたことがあるからだ。もちろん、実際に来ていたのは、本文に書いた通り川本だったのだが。

今日、糸子への訪問者を持ってきて、それを一瞬山口と勘違いさせることで彼を登場させる。そして、山口の過去のセリフを繰り返す。
マジすげぇ、マジよくできてる脚本だ。

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