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NHK『あまちゃん』第11回

菊池桃子の『卒業 -GRADUATION-』(作詞・秋元康、作曲・林哲司)のサビ「4月になるとここへ来て 卒業写真めくるのよ あれほど誰かを愛せやしないと」が大好きで、ここ数日脳内ヘビーローテーションしているわけだが、それ以外の歌詞を覚えていないので調べてみたところ、「誕生日にはサンテグジュペリ ふいに贈ってくれた 一行おきに好きだよと青いペンで書いてた」という部分があり、それはさすがにちょっとキモいなと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第11回目の放送を見ましたよ。

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第2週「おら、東京さ帰りたくねぇ」
アキ(能年玲奈)の素潜りの練習が始まった。当然、初めからうまくいくものでもなかった。海底にウニがあるのを見ることはできたが、手を伸ばしても獲ることはできなかった。夏(宮本信子)らからは、「ウニだと思うから取れない、銭だと思ったら獲れる。1個500円だ」などとからかわれるのだった。

素潜りの練習と並行して、アキは列車でのウニ丼販売も続けていた。

アキは、駅のホームで先日のカメラ小僧・ヒビキ一郎(村杉蝉之介)を見つけた。彼の盗撮騒ぎのおかげで、結果としてアキは1分以上息を止めることができ、海女の見習いとして認めてもらえた。そのことを彼に感謝した。

しかし、ヒビキ一郎の態度は冷たかった。つきまとうアキに対して「どけよブス、邪魔なんだよ」などと暴言を吐くのだ。彼は浴衣姿のユイ(橋本愛)を釣れ出しており、彼女の撮影をしているのだった。

アキはユイのかわいらしい姿に見とれてしまった。ユイには一度挨拶したことがあったし(第5回)、列車でもよく見かける。けれども、自分のことなど覚えていないだろうと思い、これまで声をかけそびれていた。すると、ユイがアキに話しかけてくれた。彼女はアキの名前も素性も全て覚えていた。ふたりは意気投合し、しばしおしゃべりをした。

あのカメラマン・ヒビキ一郎はユイのブログを見てコメントをくれたのだという。それで今日初めて会って、撮影モデルになったという。それから、アキに東京のことを聞いた。アキが世田谷に住んでいると知ると、ユイは感激した。下北沢や三軒茶屋などがあり、演劇やライブなどのメッカだと聞いていたからだ。しかし、ユイはまだ一度も東京に行ったことがないのだという。

アキとユイは友だちになった。単なる友情に留まらず、恋心にも似た感情を抱いた。アキはぼんやりとユイのことばかり考えるようになった。

別の日には、北三陸秋祭りの準備を見に行った。その祭りは9月に行われるもので、巨大な山車が街を練り歩く。夏の間に、人々が総出で準備を行うのだ。ふたりも夜遅くまで山車作りを手伝った。

ふとアキは寂しくなった。秋祭りが開催される9月には、アキは東京に帰ってしまっている。この勇壮な山車が動くところを見ることができないのだ。アキは東京が好きではない。その上、大好きになったユイに会うこともできなくなってしまうのだ。

そんなアキの心境を知ってか知らずか、ユイは東京への憧ればかり話した。お台場や原宿、吉祥寺など若者に人気のスポットを次々に挙げた。しかし、アキはいずれにも行ったことはなかったし、今まで興味を持ったこともなかった。

アキは奇妙なすれ違いを感じた。ユイはアキの知らない東京ばかりを知っていて、地元の北三陸市のことには感心を持っていない。一方のアキは、東京には何も魅力を感じないのに、北三陸市のことには興味津々だ。きれいな海やリアス式海岸の切り立った岩、田園風景の中を縫って走るかわいい列車。全てがアキにとっては新鮮で素敵なものに思えるのに。

アキがユイと仲良くなったと知った春子(小泉今日子)は心配になった。彼女が東京に帰りたくないと言い出すと予測できたからだ。対して夏は、アキが帰りたくないなら残っても良いという意見だった。弥生(渡辺えり)に言わせれば、夏は夏で、これまでは一人で寂しい思いをしていたのだ。

当のアキは、本音では東京に帰りたくなかった。しかし、それは仕方のない事と諦めていた。せめて、残された時間で北三陸を目一杯知ろうと努力した。海女修行に打ち込むとともに、この地方特有の風物を見学して回った。

北三陸市の名産の一つに琥珀がある。琥珀掘りの小田(塩見三省)に坑道の案内をしてもらった。そこは彼が40年かかって一人で掘ったものだ。小田によれば、坑道は孤独であるが、自分と向き合うことができるのだという。音が外に漏れないので、大声を出してストレス発散するにも最適だという。

アキは「東京さ帰りたくねー」と叫んだ。ここに留まって、夏や春子と暮らし、毎日海に潜りたいと本音を口にした。

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今日は密度が濃かった。
東京には友だちのいないアキ(能年玲奈)なので、彼女にとってはおそらくユイ(橋本愛)が生まれて初めての友達なのだろう。しかもユイは美少女なわけだ。アキの恋わずらいみたいな症状はわかるし、ますます東京に帰りたくなくなった気持ちもよくわかる。

ていうか、これまで橋本愛の良さがわからなかった当方ですが、今日の浴衣姿を見てノックアウトされました。美少女はいいですね、とてもいいです。

でも、能年玲奈のおこちゃま系少女の方がもっと好きですが。今日も足の裏が見えたので、幸せです。それだけでウニなしのウニ丼2杯は食えます。
ユイのことを考えていて、ぼーっとしていて、足袋と間違えて足に軍手を履こうとするシーンです。ツルンとしたキレイな足の裏でした。

画面の中にチラリと秋祭りのポスターが映っていました。小さくてよく見えなかったのですが、ゲスト(男性?)が来るという告知がされているようでした。一体誰が来るのか気になる。きっと、その人のシーンあるよね?

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