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NHK『あまちゃん』第19回

宮﨑あおいの右手の薬指の付け根辺りにはホクロがあることがわかったので、『純情きらり』のピアノ演奏シーンではそこに注目して吹き替えかどうか見るくせの付いてしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第19回目の放送を見ましたよ。

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第4週「おら、ウニが獲りてぇ」

北三陸市観光協会ホームページに掲載されたユイ(橋本愛)の動画が話題を読んだ。2008年9月20日(土)、それを見たオタクたちが全国から大挙してやって来た。集計したところ、その日だけでいつもの約30倍にもあたる2300人がやって来たのだ。

町の人々は対応に追われた。喫茶リアスは人で溢れかえった。副駅長の吉田(荒川良々)がウニ丼の注文を断らずに全て受けてしまった。春子(小泉今日子)は夏(宮本信子)にウニ丼の追加を頼んだが、到底捌ききれなかった。

街にも人があふれた。しかし、これだけの大人数に慣れていない地元商店街は混乱した。恐れをなして営業を中止する店が続出した。本来はこのチャンスを率先して活かすべき、商工会議所長の今野(菅原大吉)ですら怖気づくほどだ。

家でゆっくり寝ていたユイは、兄・ヒロシ(小池徹平)からの電話で叩き起こされた。すぐに北三陸鉄道に乗るよう要請された。彼女は北三陸駅に到着すると、すぐに1日車掌の衣装に着替え、オタクたちに対応した。写真撮影や列車の見送りなど、愛想よく振舞った。

日が暮れて、やっとオタクたちは帰っていった。喫茶リアスに関係者たちが集まって反省会が開かれた。観光協会の試算によれば、その日の経済効果は1000万円に登り、効果は絶大だった。しかし、ほとんどの者は疲れきってしまい、もうやりたくないと言い出す始末だった。そんな中、駅長の大向(杉本哲太)だけは燃えていた。翌日曜日にも大勢の人が来ることが予想されるので、今日以上に準備をしておくようにと各方面に発破をかけた。

そんな中、肝心のユイは用事があって参加できないという。盛岡に行ってダンスのレッスン予約が入っており、の新曲を買ったり、雑貨屋めぐりもするつもりだったと言うのだ。それを聞いた大向は恥を捨てて土下座した。夏はいい大人が女子高生に見せる態度ではないなどと冷ややかに言うが、大向はなりふり構わなかった。その態度にユイは断りきれなくなり、翌日も北三陸のイベントに参加した。

アキ(能年玲奈)はユイの活躍に感心した。けれども、ユイは内心では白けており、その気持をアキに打ち明けた。自分がしていることは単に列車に乗っている姿を撮影され、握手しているだけだ。田舎の女子高生がちやほやされているに過ぎず、こんな姿は本当のアイドルではないと冷ややかに考えているのだ。

けれども、ユイは手を抜いたりはしない。嫌な顔一つせず、客をもてなした。彼らは皆、ユイに会えたことを喜び、満面の笑顔で帰っていった。

自分の役割を完璧にこなすユイの姿はアキに感銘を与えた。舞い上がる大人たちの中で冷静に自分を見失わないユイを手本に、自分も頑張ろうと勇気が湧いてきた。翌日、アキは張り切って海に向かった。潮に流されて溺れかけ、謹慎処分を受けて以来初めての素潜りだ。張り切って海へ向かった。

ただし、あれだけの騒ぎの中、袖が浜の海女漁は結局いつもと変わらずに閑散としていた。

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「オタク」と呼ぶと、ヒビキ一郎(村杉蝉之介)は起こります。それは蔑称だからやめろというわけです。少々過剰反応を示しており、通常の二人称としての「おたく」という言葉が出るだけで怒り出します。
でも、まとめ記事ではわかりやすく「オタク」と表記することにしました。それに、いかにも「オタク」のステレオタイプ通りのエキストラたちで、見てて面白かったんですもの。

冒頭、宮本信子のナレーションでは観光客がいつもの「30倍」だと言われていました。後半、観光協会・栗原(安藤玉恵)の集計では2300人の観光客で、いつもの「5倍」と報告されていました。倍数が合わない。いつもの5倍だとすると、2300÷5=460となる。これは今までの北三陸市の風景に合致しない。2300÷30=77人の方がしっくりくるので、上記まとめではそちらを採用しました。

さて、ユイ(橋本愛)がちやほやされているのを間近で見ているアキ(能年玲奈)。オタクたちに観光スポットとして袖が浜(北の海女)を勧めてみるも、見向きをされない。友だちばかり脚光を浴びるのをそばで見ていたら、普通は嫉妬しそうなものなのに、逆にユイへの憧れを強めるとか、アキは無邪気でいい子だねぇ、と眼を細める当方です。

『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)

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