イギリスのKurv Musicという会社が、エアギターしながら音の出る装置を開発中だと知って苦笑いした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第75回めの放送を見ましたよ。
ロンドンに拠点を置く新興企業Kurvが開発した「Kurv Guitar」は、手のひらにおさまるパット型装置と、弦を引く動きを認識するギターのピックのような装置でできている。
演奏者は、ピック型装置を片手に持ってギターをかき鳴らすような動きをし、もう一方の手に持ったパット型装置で音程を調整する。それをスマートフォンのアプリが認識すると、アコースティックやベースなど、演奏者の好みの音が出るという。
(音が出る「エアギター」、英企業が開発: 毎日新聞)
五代友厚(ディーン・フジオカ)が東京にも事務所を開設した理由は、日本中に鉱山を所有することとなり、大阪だけでは手が足りなくなったからだという。東京だけで200人の社員を抱えているという。
あさ(波瑠)は五代の事業の規模の大きさに驚くと共に、様々なものが近畿から東京に移っていくことを寂しくも思った。天皇もあさの実家も東京に移ってしまったからだ。
五代があさを東京に呼んだ大きな理由の一つが、内務卿(首相)の大久保利通(柏原収史)に引き合わせるためだった。五代と大久保は共にに薩摩の出身で、昔からの親友であると共に、互いにライバルとして切磋琢磨してきた仲である。
あさは、日本で一番偉い人物と対面したことに驚いた。
大久保は、五代からあさの噂をよく聞いており、実際のあさも噂通りであることに満足した。あさと大久保はすぐに打ち解けた。
大久保によれば、政府は東京を政治、経済、文化の中心として発展させようと努力している。しかし、五代は大阪には大阪の良さがあると主張して聞かないのだという。大阪商人が昔から培ってきた知恵と経験と誇りがなければ世界とは渡り合えない。その力を結集するために、五代は大阪に留まっているのだという。
大久保は、大久保や大阪のことをあさに託した。
あさは大阪が褒められ、自分も励まされたことを素直に喜んだ。あさは元気が湧いてきあt.
あさと大久保は意気投合し、対話が終わった。
その後、あさは五代に案内され、東京の新しい名所を次々に見学した。
どれも物珍しく目新しいもので、あさは感激した。そして、夫・新次郎(玉木宏)や娘・千代にも見せてやりたいと願うのだった。
その頃、大阪では新次郎が落ち込んでいた。あさに対して色目を使う五代の所へ妻を行かせるべきではなかったと後悔していたのだ。新次郎は、家柄、財力、知恵・知識のいずれも五代に敵わないと自覚しているのだ。
そんな新次郎をふゆ(清原果耶)が慰めた。新次郎には新次郎の良さや、誰にも負けない優しさがある。あさはそのような点をよく知っているのだから、心配する必要はないというのだった。
大久保利通(柏原収史)は、五代友厚(ディーン・フジオカ)と自分の関係を
「善きあしき、人の上にて身をみがけ、友はかがみとなるものぞかし」
と説明していました。
これは『薩摩いろは歌』の中の一首で、彼が昔から馴染んでいたものらしい。
薩摩いろは歌についてぐぐったら、たとえばhttp://homepage3.nifty.com/hp_matsu/kago_iroha.htmlに全首載っていた。