NHK『あさが来た』第83回

PHPをVer.7(10年ぶりのメジャーバージョンアップらしい。現在の主流は Ver.5)にするとシャア専用くらい速くなるという噂を聞いたのだが、うちのブログでは記事が表示されないという不具合が発生し、とりあえず導入を見送ることとした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第83回めの放送を見ましたよ。

* * *
第14週『新春、恋心のゆくえ』

ある日、ふゆ(清原果耶)の父・日野彦三郎(上杉祥三)が、ふゆの婚約者・山本(山本浩司)と共に加野屋へ怒鳴りこんできた。

先日、山本が町を歩いていると、ふゆを見かけた。後をつけていくと新次郎(玉木宏)と寄り添って逢引きしていたというのだ。さらに、新次郎が帰ったかと思うと、入れ替わりに番頭の亀助(三宅弘城)がやって来た。ふゆは亀助の袖にすがって泣いていたという。
それを見た山本は、結婚を破談にすると言いだしたのだ。特に、ふゆの尻の軽さに失望したという。

ふゆは奥から出てくると、必死に頭を下げて謝った。
しかし、彦三郎は頭ごなしに怒鳴り、彼女を殴った。昔から何の取り柄も無かったのに、男に媚を売ることばかり覚えたふしだらな女になったとなじった。

ふゆが殴られたことで、亀助は辛抱できなくなった。

亀助は、まず山本の軟弱さを批判した。
ふゆが目の前で殴られているのに、山本は傍観しているだけだったのだ。亀助は、男というものは一度惚れた女のことは全力で守るものだと話した。親であれ誰であれ、手をあげさせるようなことはしない。その覚悟ができていないかぎり、山本はふゆはもちろん、他の女を嫁に取る資格もないと避難したのだ。

続いて、彦三郎に向き直った。
亀助にとって、ふゆは自分の店の大事な身内である。一方、必死に頭を下げて謝っている女を殴る者は、その女の親でも身内でもない。故に、彦三郎はふゆと縁のない者になったのだから、今すぐに帰れと迫った。

しかし、そう言われておとなしく聞いている彦三郎ではなかった。
彦三郎は座敷で亀助に殴りかかり、亀助も応戦した。ふたりは取っ組み合いの喧嘩になった。

彦三郎らは帰ったが、亀助はこっぴどくやられた。それをふゆが手当した。

ふゆは山本との結婚が破談になって良かったと微笑んだ。
一方で、もう加野屋にはいられないと言う。これまでさんざん世話になり、結婚準備まで整えてもらったのに、大騒ぎを起こし恩を仇で返すことになったからだ。

ふゆは、亀助が自分のことを「大事な身内」と言ってくれたことは嬉しかったという。その言葉の思い出があれば、自分はどこへ行ってどんなことがあってもやっていけると話した。全て亀助のおかげだと言って感謝した。

亀助は、突如ふゆに結婚を申し込んだ。
自分は顔も悪いし、家も持っていない。しかし、ふゆを思う気持ちだけは誰にも負けないと誓った。

ふゆは、自分などは亀助にふさわしくないと思い、一瞬躊躇した。
しかし、すぐに思い直し、亀助の申し出を受け入れた。

あまりのことに一番驚いたのは当の亀助だった。腰を抜かしてしまった。

こうして、亀助とふゆの結婚が決まった。
あさ(波瑠)と新次郎は、夫婦として初めて仲人を務めることになった。

* * *


めでたし、めでたし・・・で良かったのですが、一つだけ気になることが。

ふゆ(清原果耶)が亀助(三宅弘城)のプロポーズを受けた時、一瞬躊躇した。
躊躇した理由は、ふゆは自分に何の取り柄もないからというものだ。

「自分なんか・・・」と言って、自分を卑下するのはふゆの昔からの癖である。
そして、その癖を直した方がいいと助言したのは、ふゆが心を寄せていた新次郎(玉木宏)である。

亀助からの申し出を受けた時に、別の一番好きな男の言葉を思い出すというのはちょっとヒドいよなぁ、と。亀助がかわいそうじゃないか。

もしかしたら、その時に新次郎の言葉を思い出すとともに、彼のことを吹っ切ったという流れなのかもしれないけれど、僕にはそういう風には見れなかったな。
脚本の問題なのか、演出の問題なのか、演技の問題なのかわからんけど。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です