マンガを貸してあげたら、いつも律儀にお菓子をつけて返してくれるポスドクちゃんがかわいいなと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第90回めの放送を見ましたよ。
時代はどんどん変わっていた。
国会や日本銀行が設立され、日本は近代国家としての体裁を次々に整えていた。
あさ(波瑠)は時流に取り残されないよう、商人仲間と活発に議論し、これからの展望を語り合った。
また、九州で買い増した炭鉱にも出かけ、これまでの経験を活かして作業現場での細かい指示を怠らなかった。その甲斐もあり、新しい炭鉱からは以前の炭鉱以上の採掘量が得られた。あさの投資は大成功だった。
一方で、あさは娘・千代(中川江奈)をほとんど構ってやれなかった。
千代は千代で、不平不満を言わない聞き分けの良い子に育っていた。
以前は「自分の両親は普通と違う。なぜ母が外で働き、父が家にいるのか」などと聞いてばかりいたが、最近は表立って言うことがなくなった。
また、姑・よの(風吹ジュン)や義妹・さち(柳生みゆ)、そして夫・新次郎(玉木宏)が千代の面倒をみてくれていたので、あさはすっかり任せきりにしていた。
七夕の季節になった。
千代は短冊に「ラムネを飲んでみたい」という願いを書いていた。子供らしい願い事であり、あさは微笑ましく思った。
その直後、義妹・さちが保管していた前年の七夕飾りを見せてもらった。
1年前の千代は「おかあさんと いっぱいあそべますように」と短冊に書いていた。
あさは強いショックを受けた。
この1年間で、千代は自身の欲求を抑圧する子どもになってしまったようなのだ。自分の態度がそれを招いたと思うと、あさは反省すると共にたいへん悲しくなった。
あさは人知れず千代に謝り、大粒の涙を流すのだった。
晴花亭で酒を飲んでいた五代(ディーン・フジオカ)が発作を起こし、倒れこんだ。
女将・美和(野々すみ花)は助けを呼ぼうとするが、五代は他言しないように頼むのだった。
あさ(波瑠)が千代(中川江奈)との関係を思って泣くシーンに思わずジーンと来た。
いつもなら母子愛みたいなものに全然反応しない当方なのに、なぜか今日は心の琴線に触れてしまった。
なんでそうなったのか自己分析ができません。
ちなみに、通常の僕は義理人情話にヤラれます。
追伸:
windowsの更新で再起動。
テキストエディタが「保存しますか?」って聞いてきたのだけれど、手が滑ってキャンセルボタンを押したら保存されずに終了されてしまった。まさにまとめ記事のあとがきの最終センテンスを書いていたタイミングで。
くっそっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!— 木公 (@almore) January 15, 2016