NHK『あさが来た』第121回

堀北真希にそっくりな某女子と交際を始める夢を見たわけだけれど、彼女が初めて僕の家に遊びに来て、炊き込みご飯とお味噌汁と塩鮭を焼いてくれて、どれもおいしくてお腹いっぱいになって、それじゃそろそろ寝室に行きましょうかというすごくいいところで目が覚めてしまってものすごくがっかりした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第121回めの放送を見ましたよ。

* * *
第21週『夢見る人』

萬谷与左衛門(ラサール石井)に刺され、生死の境をさまよったあさ(波瑠)であったが奇跡的に死を免れた。

一度目を覚ましたあさだったが、再度眠りにつき夢を見た。
生前の五代(ディーン・フジオカ)や義父・正吉(近藤正臣)と話した楽しい思い出が夢に登場した。

子供の頃、一番仲の良かった祖父・忠政(林与一)は幽霊となってあさの夢枕に立った。
忠政は、あの世であさが来るのを首を長くして待っていたという。あの世からあさの様子をいつも気にかけていたのだが、近頃のあさは厳しい顔ばかりしていて、少しも笑顔を見せない。それを心配し、あさを笑わせてやりたいと思っていたのだ。ちょうどよくあさが刺されたので、これからはあの世でいくらでもあさを笑わせてやれると喜んだ。
一方のあさは、まだ死にたくないと訴えた。それに、自分が笑わなくなったのにも理由があると説明した。いい年をした大人が笑ってばかりいるのはおかしいというのだ。加えて、自分は先頭に立って皆を導く必要がある。笑ってばかりもいられないというのだ。

忠政は、大人が子どもと同じように笑ってはいけないという決まりはないと話した。
そう言われるとあさも納得し、忠政に満面の笑みを向けた。

あさは再び目を覚ました。夢の内容はほとんど覚えていなかったが、気分は明るく前向きになった。
すると今度は、病院で寝ていられなくなった。早く帰宅して仕事に復帰したいと言い出した。
傷が深いためしばらく安静が必要だが、言うことを聞こうとしない。医者(井之上淳)ですら手を焼き、説得を放棄してしまった。

そんなあさの態度を見ていて、千代(小芝風花)がカンカンに怒った。仕事のせいで人に恨まれたのに、その原因である仕事に早く復帰したいなどと言うのはアホであるというのだ。そう叫ぶと、千代は病室を飛び出していった。
あさは、千代が心配してくれるのももっともだと思い、追いかけて謝りたかった。しかし、体の自由が効かない。ここは千代の言い分を聞き入れ、静養することにした。

病室を飛び出した千代を追いかけたのは新次郎(玉木宏)だった。
新次郎の前では、千代は素直に自分の気持ちを吐き出すことができた。あさ本人の前では憎まれ口を叩く千代であるが、あさの回復をとても喜んでいるのだ。泣きながらそう話した。
新次郎は、その素直な気持ちをあさに伝えれば良いと助言した。しかし、強情な千代は、自分の柄にもないことはできないと拒絶するのだった。

警察は、あさを刺した萬谷を捜索しているがまだ捕まらないという。再度病院に襲いに来るとも限らないので、萬谷が捕まるまでは身内以外の見舞客は全て断ることとした。

その矢先、あさの病室の前に不審な男がいることに気づいた。
新次郎が慌てて組み伏せると、それは九州から駆けつけてきた亀助(三宅弘城)だった。

* * *


あさ(波瑠)は薄情だな。
あれだけ仲の良い姉妹なのだから、はつ(宮﨑あおい)の夢をちょっとは見ろよ。それが全国8千万の宮崎あおいファンの視聴者のためでもあるじゃないか。

ていうか、夢には死人しか出てこないという決まりでもあるのか?
あるんだろうな。夢は死後の世界であり、あさはそれを断ち切ってこの世に戻ってきたとか、そういう設定なのかもな。

で、夢が死後の世界なら、大久保利通(柏原収史)のことも思い出してやれよ。意気投合してたじゃないか、お前ら。

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