NHK『おかえりモネ』第2回

自分で言うのもなんだけど当ブログの朝ドラ記事の見どころの一つはいつまで続くかという根性だめしの側面であり、自分で言うものなんだけど妹役の蒔田彩珠さんは好物だからわりと続きそうだなとみんなは思うかもしれないけれど、自分で言うのもなんだけれど大好物の黒木華さんが出演する『純と愛』や『花子とアン』ですら途中で脱落しているから、自分で言うのもなんだけれどそうそう続くと思うなよと言っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第2回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週『天気予報って未来がわかる?』

百音(清原果耶)は、山と森林に詳しいサヤカ(夏木マリ)に連れられ、雨上がりの山中に入った。

急に実家を出ることにしてから1ヶ月、百音は登米での暮らしに馴染んでいたが、心はどこか満たされていなかった。自分の選んだ道が正しかったのか、これからどこに向かえばいいのか迷ったままであった。

そのことに感づいているサヤカは、素知らぬ顔で百音に助言をする。
サヤカは樹齢300年のアスナロを見せた。日本で最も重宝される木材はヒノキであるが北限は福島県であり、宮城県にヒノキは自生しない。ヒノキに準じる樹木としてアスナロが育てられている。
しかし、アスナロはヒノキに劣らない樹木だと説明した。厳しい風雨雪に耐え、ゆっくりと成長する。そのおかげで木目が引き締まっていて木材にした時に狂いにくい上、虫にも強いのだ。

サヤカは、ゆっくりと成長するアスナロになぞらえ、百音も焦る必要はないと伝えた。

その後、百音は勤め先の森林組合の課長・佐々木(浜野謙太)に連れられ、森に建つ能舞台の見学に行った。そこでは週末にイベントが開催される予定なのだ。

そこには、予期せずサヤカがいた。彼女が、森林組合の古参・川久保(でんでん)らと話し合っている声が聞こえた。川久保らは、例のアスナロの木を伐採し、能舞台の修繕に使いたいと言っている。しかし、サヤカは反対している様子だった。
あのアスナロはそろそろ寿命を迎えるはずであり、枯れてしまっては木材として使い物にならない。そこで、川久保は使えるうちに活用すべきであり、そうすれば今後数十年は人々の役に立つと説得を試みた。
しかし、サヤカの意思は固く、応じようとしなかった。

百音は、「人の役に立つ」ことの重要性には納得した。しかし、サヤカに対して何も言えなかった。

夜、サヤカの家に下宿している百音は、ふたりで食事をとっていた。
すると、テレビに妹・未知(蒔田彩珠)が映った。彼女の通う水産高校が取材をされ、未知が代表してインタビューに答えていた。
未知は将来の夢を堂々と語った。研究者になって、水産加工業を発展させ、人の役に立ちたいと述べるのだった・

百音は、ますます自分に将来のビジョンのないことや、誰の役にも立っていないのではないかと悩み始めた。

百音が働く森林組合の建物には、カフェや診療所が併設されている。地元の人々の集いの場になることを目的に設計されたのだ。
診療所には、医師・菅波(坂口健太郎)がいる。彼の昼食をカフェから診療所まで運ぶのも百音の日課の一つだった。しかし、百音は、いつも不機嫌そうでぶっきらぼうな菅波のことが苦手で、いつも食事を運ぶと逃げるように立ち去っていた。

しかし、この日の百音は、思い切って菅波に話しかけてみた。彼が医者を目指した理由を聞いてみたくなったのだ。
菅波は、ほとんど会話をしたことのない相手に聞く質問ではないと皮肉を言いつつも、理由を述べた。彼は、人の命を救いたいという「普通」な理由で医者になったと自嘲気味に答えた。

百音がなんと返そうか迷っていると、広場の方で騒ぎが起きた。
見てみると、天気キャスター・朝岡覚(西島秀俊)が取材に来ていたのだ。

* * *


百音(清原果耶)が突然実家を出ることにした理由についてはまだ語られません。それが徐々に明らかになっていくというのが、前半の展開なのでしょう。登米に来たのは、とにかくどこでもいいから、地元を離れたいという理由らしいということはわかっています。
そんなわけで、百音が自分の身の振り方に悩むというのが、ここしばらくの流れのようです。ちょっと前の言葉で言えば、「自分探し」ですかね。

【今日の蒔田彩珠コーナー】
未知(蒔田彩珠)がテレビに映るということで家族は大騒ぎ。そんな中、本人はなんでもないようにクールに過ごしていても、家族から褒められるとまんざらでもないように はにかんでみせたり。いかにもな蒔田彩珠でした。取材を受けていた時のマスク姿(缶詰加工だったから)は正直誰だかわかんなかったけど、僕には。
その他、なぜか百音の部屋に佇む父・耕治(内野聖陽)を見つけて、冷淡に皮肉る姿とか最高でした。

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