今日で更新回数が藤井聡太二冠の順位戦連勝記録(朝日新聞の記事)に並んだ当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第22回めの放送を見ましたよ。
百音(清原果耶)は実家からの道中で医師・菅波(坂口健太郎)と道連れになり、登米に戻った。
登米に戻ると、診療所のもうひとりの医師・後藤(千葉哲也)がいた。菅波の指導医であり、週毎にふたりで入れ替わって診療所の運営をしている。後藤は快活で、誰とでも親しく付き合うタイプの人間である。もちろん菅波にも馴れ馴れしく接するが、当の菅波は彼のことが苦手であった。そもそも菅波が登米の診療所を受け持つことになったのも、彼と週替りである限り顔を合わせなくて済むと思ったからである。
そんな中村が予定を1日延ばして登米に滞在していたことで、菅波は狼狽した。
百音は、実家から持ってきたカキを早速みんなに振る舞った。登米の人々はその美味しさに大喜びして舌鼓を打った。ただし、菅波だけは人々の輪を遠巻きにしていた。
中村医師は、菅波に相談を持ちかけた。診療所を開設して2年が経過して軌道に乗ってきた。一方、通院の難しい人や経過の悪い人も少なからずいる。そういった人々のために訪問診療を始めたいというのだ。しかし、菅波は賛成しなかった。診療所で治療することを優先したいと言って話を打ち切った。そうして、菅波はひとり早々に引き上げた。
カキを楽しんでいる人々の話題は、林業の先行きの悪さに移った。
特に、川久保(でんでん)は酒を飲んでわめきたてた。40年の手間をかけて育ててきた丸太であって、せいぜい1600円くらいでしか売れないのだという。きれいな水や空気を生み出しているのも自分たちが整備している山のおかげなのに、世間の人々はそれらはタダで手に入ると思っているなどとクダを巻いた。
サヤカ(夏木マリ)は、百音にカキの出荷価格を言わせた。それは1個300円ほどであるという。人々は、木材の価格に比べて破格の高さであることに驚いた。しかし、サヤカはそれはあたり前のことだと言った。百音の祖父・龍己(藤竜也)は創意工夫と手間を重ね、高値で売れるカキを作っているのだ。
それと同じように、林業もボヤいているばかりでなく、より一層の工夫が必要であるとみなを説いた。
話の流れで、サヤカは百音に新たな仕事を与えた。現在、使いみちがなく、多くの場合に砕かれてチップにされている広葉樹を使って新規事業を立ち上げろというのだ。木工土産のような薄利ではなく、大きな利益を上げるような事業でなければならないと念を押した。
雲をつかむような話で困った百音であったが、断ることのできる立場ではなかった。
ある日、百音は森林組合の課長・佐々木(浜野謙太)と共に小学校に出かけた。林間学校に参加した児童たちが木材の良さを知り、図書室の本棚を木材で作りたいというのだ。材料の納品と制作指導のために出向いたのだ。
無事に本棚が完成し、帰ろうとしたところ、教室で騒いでいる子どもたちがいた。机が壊れてしまったと言うのだ。
その様子を見た百音は何かを思いついた。
特に補足したいことはありません。いや、ドラマがつまらないということではないです、面白いです。
【今日の蒔田彩珠】
百音(清原果耶)は無事に登米に着いたことと、土産のカキが喜んでもらえたことを実家の母・亜哉子(鈴木京香)に電話で連絡します。
その日、実家には東京のホテルからカキ300個(推定出荷価格90万円)の注文があり、家族総出で作業をしていました。1日中かかってなんとか予定の作業は終えましたが、家族全員ヘトヘトになっていました。
未知(蒔田彩珠)もぐったりとしていて、床に倒れ込んでいました。扇風機のスイッチを入れようと手を伸ばしたまま行き倒れている姿がかわいくて。