岡えりさん(twitterアカウント)という1989年生まれの声優を見つけたのだけれど、今年は彼女の大厄であることをちょっと心配している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第34回めの放送を見ましたよ。
両親の古い知人であり、今は末期がん患者の田中(塚本晋也)は念願かなって蓮の花を撮影することができた。その写真は森林組合のカフェに飾られ、素晴らしい出来栄えに誰もが感心した。
その場で田中は、仙台の病院に入院し治療に専念することを発表した。別れた娘が子どもを産み、その写真が送られてきた。しかし、その写真はとても下手くそであった。田中は自分の手で上手く撮りたいと思ったのだ。そのためには生き長らえる必要があるからだ。
その決断の後押しには菅波(坂口健太郎)の言葉もあった。田中はずっと生き長らえるべきか否か迷いつつも、人生を諦めかけていた。しかし、人は迷うのが当たり前であり、いつでも考えや決断を先延ばしにできるよう、生き続けることが必要だと説いた。実際、田中は考えが変わって、長生きしたいと思うようになったのだ。
9月になり、百音(清原果耶)は二十歳になった。それに合わせるように実家から荷物が届き、その中に日本酒があった。百音は田中の近況報告と兼ねて、荷物の礼を述べるために実家に電話をかけた。
日本酒を贈ることを決めたのは父・耕治(内野聖陽)であるという。本当は二十歳の祝いに一緒に飲みたかったのだが、それは次の機会に譲ると話した。
続いて妹・未知(蒔田彩珠)が電話口で話し始めた。彼女は大学に行かずに、水産試験場の県職員として就職することを目指している。しかし、父が反対している。百音が自由に進路を決めたのと同じように、自分も好きなようにしたい。だから、父を説得して欲しいと、本人の目の前で喋った。
電話を代わった父・耕治(内野聖陽)はすでに諦めていた。百音も未知も、昔から自分の言うことを聞かないことはわかっている。反対したことを謝り、未知の就職を認めることにした。
最後に、祖父・龍己(藤竜也)がサヤカ(夏木マリ)と話したがったので電話を代わった。龍己はサヤカが怪我をして植樹祭が中止になって残念であると同情した。
しかし、サヤカはさっぱりしていた。サヤカが植樹祭をやりかった理由の一つは、次世代を育てるためである。しかし、植樹祭をやらなくても次世代はもう育っているから心配はないと話した。
その会話で、サヤカは百音を、龍己は未知を想像した。
実家との電話を終え、誕生日が同じ百音とサヤカは祝いの酒を飲んだ。
しかし、百音には酒の何が上手いのかさっぱりわからなかった。
その秋、ラグビーワールドカップが開催されており、日本代表の活躍で日本中が湧いていた。
登米で気象データを集めている野坂(森田望智)によれば、ラグビーの試合にも彼らの会社が関与しているという。気象観測機器を設置し、試合時の気象予報を提供している。その予報からチームは出場メンバーを決めたりするのだという。
野坂はまた、朝岡(西島秀俊)は優秀な人材を見つけ、自分たちの会社に引き抜くのが得意なのだという。たとえば、花粉飛散予報に取り組んでいる内田(清水尋也)は大学院に所属していたが、朝岡によって引き抜かれて現在に至るのだという。
朝岡が今目をつけているのは百音だというのが野坂の見立てだった。
夏に百音が受験した気象予報士試験の結果通知が届いた。しかし、百音はまたしても不合格であった。
なんか散漫で、あまり話が進まなかった感じ。
今週はあと1日分の放送しか残されてないので、明日はついに樹齢300年のヒバが切られるんですかね。
なお、劇中では「日本代表が2点差で勝ったラグビーの試合」などと言わていて、調べたら9/19に行わた対南アフリカ戦なんですね。34対32だったそうで。
【今日の蒔田彩珠】
父・耕治(内野聖陽)への愚痴と百音(清原果耶)への協力依頼を本人を目の前にした電話で話す未知(蒔田彩珠)。
ドギツイ作戦だけれど、有無を言わせない状況を作るという策士でしたね。言う事聞かない少女の役がぴったりですよね。