10月のツアーを最後にDrop’sが活動休止することに意気消沈している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第49回めの放送を見ましたよ。
朝岡(西島秀俊)ら気象班は仙台で強風が吹くと予想した。それを朝の情報番組で伝えたいと考えた。仙台の人々に備える時間を与えたいからだ。
しかし、高村デスク(高岡早紀)に却下された。強風について気象庁からの警報は出ておらず、不確かな情報を流すわけにはいかないからだ。
放送開始45分前(5時15分)、番組の放送内容が変更になった。大きな事件を伝える予定だったが裏取りができず、そのニュースを減らすのだという。その分の穴埋めは、神野(今田美桜)の気象中継に回されることになった。
神野は毎日、屋外から自身の体感や時候の話題などを伝えている。いつもは30秒ほどの出番であるが、今日は2分30秒に延長された。神野の出番まで残り1時間しかない中で、延長分の話題を練りあげなくてはならなくなった。
何を話そうか考えあぐねていると、気象班全員が朝岡に呼ばれた。浅岡は他の職員たちに聞かれないよう、個室でこっそりと話し始めた。
会社が独自に観測している風力データを調べたところ、仙台に強風が吹く確信を得たという。そのため、現地の人々に注意をうながす必要がある。
一方で朝岡は、伝える情報の優先順位への配慮も必要だと話した。今日の放送は全国的に影響を与える黄砂についてである。約1億人が影響を受ける黄砂と、たかだか10万人程度にしか影響のない仙台の強風では、どうしても前者を主として伝えなければならない。それは高村デスクの意向でもあり、朝岡にはどうすることもできない。
そこで朝岡は、神野の屋外中継を利用することを提案した。屋外中継は神野の体感を伝える場である。そこならば角を立てず、巧妙に伝えられると言うのだ。
神野は二つ返事で承諾した。そもそも神野は屋外中継の必要性に疑問を感じていた。毒にも薬にもならないようなことを毎日しゃべることに辟易していたのだ。ついに自分の腕の見せ所を得て、大きなやりがいを感じた。
6時20分すぎ、ついに神野の屋外中継が始まった。前半こそはいつもどおりに当たり障りのない話題を伝えた。
ところが、コーナーの後半になるとスタッフにも伝えていない演出を始めた。気象会社のパペットを登場させ、人形劇を始めたのだ。
陰からパペットを操作する係は百音(清原果耶)だった。
放送開始直前、百音(清原果耶)がスマホで何かの情報を得て、すぐさま朝岡(西島秀俊)に知らせに行きました。なんの情報かは示されず、どうやら明日の放送で種明かしをするという演出のようです。
ただ、百音の幼なじみであり、ともに仙台の大学に通っているの早坂悠人(高田彪我)と後藤三生(前田航基)が徹夜で飲んでおり、前夜からしつこいくらいに酔った二人からのメッセージが届いています。おそらく、彼らから仙台の強風の証拠となるような情報を得たのでしょう。
その他、気象会社社員の内田(清水尋也)が仙台の風データをリアルタイムで監視して放送直前に予兆を発見したり、テレビ局記者で気象庁担当の沢渡(玉置玲央)が懇意の気象庁職員(?)に聞き込みをしたりなどしていました。
そうやって、仙台の強風は確証を得て伝えられることになったようです。
なお、まとめ記事でも最後のセンテンスにやっと出したくらいですが、今日の放送で百音ははとんど何も貢献してねぇ。まぁ、猫の手として借りてこられただけだからいいんだけれど。
【今日の蒔田彩珠】
出番なし。