NHK『おかえりモネ』第92回

来月、1年半ぶりに音楽教室の発表会に出る予定なのだが、昨日はそのリハーサルに行ってきてめっちゃ楽しかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第92回めの放送を見ましたよ。

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第19週『島へ』

明日美(恒松祐里)からの電話で、百音(清原果耶)の実家のカキ棚が突風により壊滅的な被害を受けたらしいと聞かされた。百音は慌てて家族に電話を掛けるが、誰も出なかった。唯一、妹・未知(蒔田彩珠)から心配はいらないというメッセージが届いただけだった。むしろ、百音は何かを隠されているようにしか思えなかった。

その場にいた菅波(坂口健太郎)は、実家に帰って直接確かめてくるよう促された。百音は東日本大震災のときに家におらず、帰宅したのは1週間後だった。その時に何もできなかったという負い目に苦しめられている。再びそのような後悔をしないようにすべきだというのが菅波の意見だった。

近頃、本土と実家の島の間に橋が開通した。最終の新幹線とタクシーを使えば今夜中に実家に着くことができる。菅波は付き添うことを提案したが、百音は一人で行きたいと言ってきっぱり断った。

百音は、帰省前に仕事先に断りを入れた。本来なら翌朝はテレビ局での仕事があったはずだが、先日の台風の解説が放送されることになり、百音の中継コーナーは休止となっていた。番組に穴を開けずに休むことができる。

事情を聞いた朝岡(西島秀俊)は、応援しつつも懸念を示した。
身近な人々と密接な関係を築いて気象や防災の仕事をすることは、ときに残酷な思いをすることがある。被害を防げなかった時、自責の念にかられて苦しむことになりかねない。そのことに百音は耐えられるのか心配だというのだ。
百音は、自分に耐えられるかどうか、確かめるためにも実家の様子を見る必要があると言って出発した。

タクシーで橋を渡り、百音は実家の前に着いた。すると、家には大勢の人々が集まり、にぎやかな声が聞こえてきた。想像とはまったく違う様子に、百音は家に入ることができなかった。

龍己(藤竜也)のカキ棚は壊れ、養殖していたカキも全滅を待つしかなかった。そこで、カキが痛む前に全て出荷してしまおうとしていたのだ。地元の人々が総出で手伝いに来ていた。ついには、余ったカキはみんなで食べてしまおうということになった。
そこには悲壮感はなく、かえって楽しい祭りのような雰囲気だった。

百音は、東日本大震災の1週間後に人々と再会したときのことを思い出した。その時、みなは暗く沈んでいた。それとは対象的に、今目の前の人々は明るく笑いあっていた。
百音は涙がこぼれた。

百音は涙を拭って家に入った。
一同は百音の突然の登場に驚きつつも笑顔になった。

* * *

東日本大震災の時は渡し船が長く欠航になり、なんとか漁師の伝手を使って漁船で渡るのに1週間掛かったわけです。本土と島を結ぶ橋が開通したおかげで、必要なときにいつでも帰れるようになったというのはうまい展開だなと思いました。まぁ、あれだけの地震だと、橋も同じくらい通行止めになりそうな気がしないでもないけれど。

本文では割愛しましたが、菅波(坂口健太郎)は研修医時代に担当補助をしたガン患者・宮田(石井正則)と再会しました。百音(清原果耶)を送り出した後、シェアハウスを去ろうとしていた時にやって来たボイラー技士が宮田でした。
宮田は有名な楽団のホルン奏者でしたが、病気のせいで転職したそうです。治療中、菅波はホルン奏者として復帰できると励ましていましたが、それが叶わなかった形です。

宮田はホルンを諦めたけれど、ボイラー技士であることにやりがいを感じているそうです。ボイラーは建物備え付けの大型機器なのでまるごと交換することは困難です。だから、壊れた部品を交換して修理して使い続けなくてはならない。それはまるで、人の体の悪いところを治療して生きながらえているように感じるとのことでした。
宮田は一時は自暴自棄になって、菅波のことを恨んだこともあると正直に打ち明けました。しかし、今は達観して前向きに生きているとのことです。菅波のおかげで命だけは助かり、今も生きていることが重要なのだと力説していました。

この後、もうちょっと宮田は出てくるようです。

【今日の蒔田彩珠
カキの緊急出荷を手伝う未知(蒔田彩珠)でした。隣には亮(永瀬廉)がいて、とても機嫌がよさそうでした。いや、亮だけじゃなくて、お祭り騒ぎの雰囲気を楽しんでいるようでしたが。

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