NHK『おかえりモネ』第113回

神野マリアンナ莉子(今田美桜)は宮城ローカルの情報番組のメインキャスターに就任したはずなのに、地元の人達は誰も見てる素振りがないどころか話題にもしていないし、百音(清原果耶)と行き来してる様子もなくて、薄情な脚本だなあと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第113回めの放送を見ましたよ。

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第23週『大人たちの決着』

亮(永瀬廉)は、購入予定の漁船の詳細を新次(浅野忠信)に説明した。とても良い船だが、現在の所有者は亮のことをかわいがってくれており、相場よりも安い価格にしてくれたという。新次は、亮が周囲から一人前と認められていることを嬉しく思った。

亮は、新次に一緒にその漁船に乗って欲しいと頼んだ。亮は漁師時代の新次に憧れており、新次をその時の姿に戻すのが自分の生きがいだと話した。

しかし、新次は即座に断った。新次は、もとに戻ることだけが良いことではないと話した。元に戻ろうとすると、それ以上成長できなくなってしまうこともある。また、どんなに力を尽くしても元に戻すことのできないこともある。だから新次は漁師に戻らないと言うのだ。
特に、新次が漁師をやるのは、美波(坂井真紀)の存在が大前提であると話した。しかし、彼女はもういない。美波がいなくなった日を最後に海での生活はやめたのだと話した。

新次は、亮が自分の船で自分のやりたいようにやるのが一番だと話した。新次にとっては、その姿を見るだけで十分だという。
そこまで言われて、亮は納得した。それ以上、新次を漁に誘うことをしなかった。

新次は美波の死亡届に判を捺すことにした。そうすることは、新次が彼女にとどめを刺すことにほかならない。だからこれまで9年間、頑なに拒んできたのだ。
さまざまな思いが去来しつつ、新次はついに判を捺した。見守っていた永浦家の家族たちはもらい泣きをした。

テーブルの上には、新次の携帯電話が置かれていた。それには、美波からの最期の留守電が保存されている。
亮はそれを新次に手渡し、ずっと持っているよう諭した。

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昨日に引き続き、今日も新次(浅野忠信)の独壇場。

【今日の蒔田彩珠
新次と亮(永瀬廉)がふたりで話をしやすいようにと席を外そうとする永浦家の家族たち。ところが亮はそこにいるように頼む。躊躇する家族だけれど、未知(蒔田彩珠)が率先して見守ることに。いつもながらクールでかっこいい。

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