齢35になる今年まで、かき氷には全く食指が動かなかった当方。それがどういうわけか、最近は空前のかき氷マイブーム。
今日も暑かったので、かき氷が食いてぇなぁと思い、検索して見つけたのが、樫舎(かしや)。
樫舎は、近鉄奈良駅から徒歩で10分強の位置。駅からの道中には、猿沢池と興福寺の五重の塔を見物することもできるだろう(奈良市内でトップを争う記念撮影スポット)。夏場はつらいけれど、奈良公園も20-30分歩けば行ける距離。
今日も観光客らしき人がちらほらと歩いていた。
忘れてしまいたい事や
どうしようもない寂しさに
包まれた時に男は酒を飲むのでしょう
とある。
当方にももちろん、どうしようもない寂しさや忘れてしまいたい事があったり、なかったりするわけである。そういうモヤモヤした思いを抱えて、ならまち方面へ車を向けた。
なら工藝館という施設の正面に、ツタの絡まる古い建物があった。
そこは、ラクダのロゴが特徴的なTEN.TEN.CAFEという、地元ではちょっと名の知れたカフェらしい。
普通におしゃれでイイ感じの店であるのだが、それよりも、故・河島英五の細君が経営していることで有名。
もともとは、大阪ミナミにあったのだが、2003年の法善寺横町の火災事故の際に全焼。その時、すでに河島英五は亡くなっていた(2001年死去)が、彼が大好きだったというならまちに移転して現在に至るそうだ。