Bicycle Race: 東海道五十三クリング(5)

昨日、ちばサイクルで自転車を購入。
今日は、10時に同店でパンク修理講習会 & my bicycle の納車。

I wanted to ride my bicycle bicycle bicycle
I wanted to ride my bicycle
I wanted to ride my bike
I wanted to ride my bicycle
I wanted to ride it where I liked

またしても早起きしてしまった。
家でいろいろ時間を潰し、ゆっくりと店に向かったはずなのに、またもや開店15分前に着いてしまった。電車で来たのに、である。
なんで電車で来たか?もちろん、家まで自転車で帰るためだ。

店に入ると、担当のお兄ちゃんがニコニコと迎えてくれた。

そして、my bicycle にご対面~。

当方のシャア専用自転車

注文通りのシャア専用自転車。
横にある青い巨星の自転車は、僕と同じモデル (TREK FX 7.3) の青。担当のお兄ちゃんの自転車だそうだ。




* * *


早く乘って帰りたい気持ちを押さえて、まずはパンク修理講習会。

2ヶ月前に同じ TREK のクロスバイクを買ったというご夫婦とご一緒した。
彼らの自転車は連邦の白い悪魔だった。奥さんの自転車は前にカゴがつけてあるなど、かわいい女性向け仕様だった。それに比べて、旦那さんの自転車は、素人の僕が見てもわかる良さそうなサドルと、僕のものとは一目で違うとわかるペダルと、サイクルコンピュータ(速度計、距離計などの機能を持つ)が付いていた。僕のものとの違いはさっぱりわからないが、僕のものより良いギアも付いているそうだ。
心のなかで「マグネットコーティング後のガンダムって感じだな・・・」とつぶやいておいた。

パンク修理の講習会は、自分の自転車の空気を抜いて行う実習だった。前輪と後輪の外し方を教わった。ホイールを外すのには特殊な工具は不要で、手でネジを回したら簡単に取れた。後輪にはギヤがいっぱい付いているので、やる前は難しそうに思ったのだが、何のことはなかった。ハメるのも一人で楽々できた。
なお、ガンダムの奥さんは「私は困ったら旦那にやってもらうからいい」みたいな雰囲気で、見学だけしていた。でも、要所要所で的確なツッコミを入れてくれるので、一緒にいて楽しかった。

ただし、まだ一度もまたがったことのない my bicycle をバラすことには、ちょっと複雑な心境になった。しかも、一旦外したタイヤをハメ直すのにすごく苦労した。かなり力を込めなくてはならず、完全文系インドア・富野ガンダム原理主義者たる当方にはかなり難しい作業だった。ほとんど、店のお兄ちゃんに手伝ってもらった。
たぶん、東海道で自分の自転車がパンクしたら、修理できないものと思われる。その時は仕方ないから、通りすがりの自転車野郎(できれば女の子がいいけど)を取っ捕まえて、泣きつくことにすると決めた。心の中で決めたのではなく、講習会場でそう宣言した。ヘタレである。


講習会が終わって、店のお兄ちゃんが、ガンダム夫妻に僕のことを紹介した。内容はもちろん
「自転車歴0日のくせに、東海道五十三次やるとか言ってるスよ。しかも俺っちがロードバイク、もしくは、せめてもっと高いクロスバイクにしろって進めたのに、安っい自転車で行こうとしてるんスよ。無理ッスよねぇ?」
とかほざきやがった(口調はイメージです)。

旦那さんは、2秒ほど絶句した。
旦那さん「箱根とか、大変じゃないですか?」
俺「大変なんですか?『天下の険』だとはよく聞きますが、車ですら通ったことないんですよねー」

旦那さんは、また絶句した。今度は時間は短かったが、アホの子みたいに口を開けたまま絶句した。
旦那さん「宮ケ瀬湖(注)に行く坂は知ってますよね?あの10倍、いや20倍はありますよ」
俺「20倍っつても、傾斜角度の話じゃないっすよね?宮ヶ瀬が10度の坂だとして、20倍だと200度!?それって、水平(180度)よりさらに20度下ってるってことじゃないですか!いやっふー、楽ちーん」
もう、あんまり相手をしてくれなくなった。

(注) 宮ケ瀬湖というのは、当方の家の前の道から10kmくらい山を登った場所であり、一度車で遊びに行ったことがある。なぜ宮ヶ瀬湖が例に挙がったかというと、話をしていて判明したのだが、なんとそのご夫婦と当方の家は歩いてすぐの場所だったのだ!僕らの家からこの店までにはいくつか自転車屋さんがあるのに、それらをスルーしてこの店の顧客になり、そして同じ日に講習を受けるという偶然よ!

それでも、帰り際にメアドの交換をし、今回のチャレンジの結果を必ず知らせることを約束した。
このblogのことは恥ずかしくて黙っておいた。

* * *


その後、やっと自転車に乗って家まで帰ってきた。
しかし、その道中はわりと散々だった。

予算をケチってサイクルコンピュータは買わなかったので、My Tracks for Android という無料アプリを使って、家までの移動経路をトラッキングした(そう、自転車をケチった分は本当に docomo Medias WP N-06C へ化けたのだ)。
データを見ると、20.18km を 1:20:54 で走行した。平均速度は15km/hだ。

こんなにスローペースなのに、めちゃめちゃバテた。もうダメってくらいしんどかった。みんなに心配されているとおり、ジャージで運転していたらケツがめちゃめちゃ痛かった。30分走っては5分休む、そんなペースだった。どう頑張っても3時間以上走れそうに思えなかった。

しかも、平均速度 15km/h ってなによ?東海道五十三次は 500km だから、34時間かかることになる。一日に3時間しか走らないとすると 11日かかる。夏休み足りねぇ。やべぇ。どーすんだ?


ふて寝しようかと思ったけれど、碇シンジのように「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・」とつぶやき、家で30分くらい休憩して、また自転車で走りだした。
今度は、自分の会社まで行ってみた。片道8km。丘を3回越えなくてはいけなくて、泣きたくなるほど辛かった。所要時間は30分だった。やはり、平均 15km/h のペースのようだ。しかし、あれだけ坂があってもペースが変わらないというのは、ある意味いいことなのかもしれないが。

* * *


帰りも3回丘を越えて家まで帰ってきた。途中、コンビニの前でどうにも足が動かなくなった。腹も減ってきた。
おにぎりを2個買って、ヘルメットも手袋も外さずにむさぼるように食った。たった130円のおにぎりが、松阪牛の関西風すき焼きのように美味かった(食ったことないので、イメージです)。

喜国雅彦が『東京マラソンを走りたい』のなかで、初めて出たマラソン大会の補給所で食べたバナナが美味かったと書いていた。それまでの生涯で一番美味い食い物だったといった趣旨のことを書いていた。

その意味が僕にもわかった。あのおにぎりはすげぇ美味かった。

坂道しんどくて、もう自転車乗りたくないと思ったけれど、美味いおにぎりはまた食べたい。
そのために、仕方ないから自転車続ける。


東海道五十三次の京都のゴール、三条大橋の西詰めには「舩はしや」という和菓子屋がある。僕が今回の企画のために買った本『東海道五十三次ガイド』にもちゃんと出ていた。この店は豆菓子が有名らしいのだが、僕は一度もそれを食べたことがない。
しかし、ここの芋納豆というお菓子が大好きだ(あるにゃんの好物でもあるという噂がある)。三条に出かけたときは必ず買って帰るし、みんなはあんまり知らないようなので、毛色の変わった京土産としても重宝している。

東海道五十三クリングをゴールしたら、何よりも先に「舩はしや」に飛び込むんだ。そして、芋納豆を食って、その美味さに大絶叫するのだ。
そう思えば、辛い坂道も緩和されよう。



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コメント (15)

  1. 晩飯を食おうと思って外にでた。ビールと焼き肉にしようと思って、車をおいて徒歩で近所の焼き肉屋へ。

    そしたら、今日会った旦那さんがジョギングしてるところに出くわした!すげえびっくり。

  2. またまた楽しげな企画ですね☆
    私も体力づくりのためにと昨冬惚れこんで買った自転車ですが、あやめ池~学園前の1.5kmを一往復しただけで全身脱力してしまいました。とりあえず基礎体力づくりが大切ですね。成功をお祈りしております。

  3. 真夏の東海道、木公 は大丈夫かな~。

    上り坂、ぎらぎらと輝く太陽、アスファルトからの熱風、道路の段差。さらに、やや中年。1日100キロぐらい進めるといいのですが、五十三次を経由するとなると、距離は稼げませんよね。

    ところで、「東海道五十三クリング」は、「とうかいどうごじゅうさんくりんぐ」と読むのが正解ですか。

  4.  素朴な疑問なんだけど、泥除けっていらないのかな。雨の日は乗らないのが基本だとしても、乗ってたら降ってくることはあるよね? いやまぁ、必要だったらお店の人がアドバイスしてくれてるか。

  5. nekomusumeさん:
    東海道五十三次の距離はネットで調べるとすぐに見つかります。たとえばここ。
    http://www1.odn.ne.jp/kelpie/Kelpie_Network/walking/toukaido.htm

    で、何日かかってでもいいですし、少しずつでもいいですし、どこを走ってもいいので、実際の走行距離に応じて「今日はやっと○○の宿まで来た!」などとバーチャル東海道五十三次をやるっつーのはどうでしょう?
    ちなみに、一番最初の宿場・品川まで7.9kmらしいです。


    wajiさん:
    1日50-60kmを走行する予定にしています。それで、約10日間の旅程。それ以上の速度は出せそうにありません。時間をたくさん乗るのも、体力的に無理そうですし。

    なお、「東海道五十三クリング」の公式な読み方は「とうかいどう ごじゅう サイクリング」です。最初の記事の最後で定義してあります。
    http://alm-ore.com/blog/archives/2011/06/_1_2.html


    steraiさん:
    泥除けは付ける予定でした。店では前後が組になって売られていたのですが、荷台を付けたら後輪の泥除けが支障することがわかりました。ですから、泥除けはキャンセルしてつけないことにしました。

    場合によっては前輪だけ付けるかもしれません。後輪は荷台に載せた荷物が泥をよけてくれるから、つけなくてもいいという話もある(荷物が汚れないように、下に段ボールを敷くなど)。
    出発前にもう一度お店に来るよう、店のにーちゃんに命令されているので、その時に再度相談することになっています。それまでに乗り心地等をしっかり理解して、泥除けが本当に必要かどうか判断します。

  6. 買う前は泥除け必須のような気がしていましたが、今日まで3日間乗った(なんと、今日は自転車で出勤してしまった)感じでは、泥除けなくてもいいかなーという気持ちになってきました。

    服が汚れるということ意外に、泥除けが無いことの実害って何かあるのですか?
    #チェーン周りに泥が詰まって困ったりするのかな?

  7.  前輪に泥除けがないと、顔にかかるくらい雨水がはねるんじゃないかと予想してるんですけど、どうなんでしょうね?

     こういうスポーツタイプの自転車は昔から憧れなんだけど、実際には乗ったことないのでよくわかんないんですが。

  8. ママチャリに比べて、タイヤの幅が狭い&タイヤに溝が無い、などの理由で、泥ハネは気にするほどではないです
    後輪の泥ハネでお尻のあたり少し汚れることがあるので、お店などに入る時はタオル等で拭った方がいいかもだけど、荷台付けてるなら多分平気。そもそも雨のときは雨具を着るしね

    by 7.3 FX (白)乗り

  9. おおっと。ここにも連邦の白い悪魔が。
    そういえば、前に twitter かなにかで Myfuna さんの自転車が猫に占領された写真を見た覚えがある。その時は自転車に全然興味がなかったから適当に流してたけれど、たぶんあれが7.3 FXだったのかな。ちょっと感激。

    泥除けについて、お店の人は「別に気にするほどじゃないですよ」とは言っていたけれど、その理由(タイヤのことなど)は教えてくれなかった。それで、なんとなく釈然としていなかったのだけれど、このコメントで納得した。

  10. ついでに、(先輩面して)ママチャリと7.3FX の比較で気がついたことをもう少し

    タイヤの空気圧が高い&アルミ製フレームの剛性が高いため、路面の振動をモロに拾います。故に
    1. パッド入りのグローブを着用しているかどうかで、腕の疲労がけっこー違う。薄くてもいいのでパッド入りのグローブの着用をお勧めします
    2. 長距離運転時にケツが痛くなってくる。個人差が大きいらしいですが、俺の場合40km越えたあたりから徐々にお尻が辛くなってきます。パッド入りのパンツなどで軽減できるので、気になる場合は試してみるといいかもです
    (どっちも 7.5FX で改善されている点だったりするので、店員さんのアドバイスは適切なものだったと思う)

    あと、夏場の長距離ライドを前提とするならば、「衣服(雨具含む)には多少投資しても損はない」「ボトルは二本付けとけ」とかありますが、その辺は抜かりなく調査してそうだよね

  11. southさんに怪しげな噂を聞いたので見に来て吹きました^^
    ちなみに私はロード乗りです
    初めてで15km/hはまぁまぁなんじゃないですか?
    信号無しの平地巡行なら30km/h以上いきますが、信号待ちなど何だかんだで20~25km/hになっちゃいますよ

    でもその距離でクロスはちょっと辛いかなぁ
    せめてタイヤを細くしましょう
    疲れたらあきらめて電車に乗りましょう
    輪行袋や携帯用の道具一式は貸せますよ
    一緒に行く気がないです

    あっさり系の木公さんに向いている自転車漫画はのりりんです

    後日談楽しみにしてます

  12. Myfuna さん:
    手とお尻が痛くなるという話は、いろんな人からビビらされました。

    まだ20km×4日の乗車経験しかありませんが、幸いなことに今はあんまり深刻なことにはなっていません。
    手袋はカッコつけのつもりでパッド入りのものを買って着用しているのですが、一度も手に違和感を感じたことはありません。
    お尻の方は、普通のジャージで乗っています。初日は痛くてかないませんでしたが、2日目からはあんまり気にならなくなりました。でも、長距離載るのが不安なので、試しにamazonでそれっぽいパッド入りパンツを2枚注文しました。試してみてダメだったら、専門店に行って店員さんに相談したいと思います。

    雨具と水分の件は mixi 方面(わざわざ、「木公応援日記」的なものを書いてくれた人がいる)で耳タコなくらいアドバイスを受けました。ホルダを付けるネジ穴が2箇所あるのですが、1箇所はボトルホルダーを、もう一箇所は携帯空気入れがつけられています。荷台があるので、大きいペットボトルをそっちに積んでいくことにしようかと思っています。


    山さん:
    先日会った時、「自転車で通勤することもある」って言ってましたよね。単に交通費をちょろまかすセコセコ野郎なのかと思っていたのですが、自転車玄人だったのですね。あの時、もっといろいろ聞けばよかった。・・・と言っても、この企画の実行が決まったのは、あの日以降なのです¥が。

    輪行袋はすでに準備しました。律儀に日本橋をスタートにするつもりなので、どっちみちそこまでは電車で移動しなくてはなりませんから(厚木から自転車で行くつもりはサラサラないです。だって、逆戻りするから悔しいもん)。

    完走できるかどうかは、箱根にかかっている気がしています。そこをクリアできれば自信が湧いて、しょぼい自転車でも一気に京都まで行けると思います。箱根を越えられなければ、素直に小田急で家まで帰ってきます。;-p

    つまり、最初の1-2日が勝負だと決めています。初日に小田原に泊まり、2日目はじっくりと箱根を攻める予定でいます(で、芦ノ湖に泊まって温泉ざんまい

  13. 一言だけ
    私の場合自転車通勤は間違いなく赤字になります
    雨の日や飲み会、直出直帰じゃない出張のときには必ず電車に乗るのですよ
    モチベーションは美味しくお酒を飲むためかな?^^

  14. ケツパッド入りのサイクリング・パンツをアマゾンで買いました。
    http://t.co/b6VnICY

    さっき届いたので、早速はいてみた。もちろん、下着なしで素肌にそのまま着用。ファースト・インプレッションは「モッコリが卑猥。これは人に見せられん」でした。
    でも、1時間ばかし乗車してきましたが、短い時間だったので利いてるのか利いてないのかよーわかりませんでした。
    しかし、違和感はなかったので、普通のズボンより悪いことはないだろうと思いました。

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