私のしごと館は自宅から徒歩10分のところにあるし、何度か行ったこともあるし、意外に楽しめることを知っている僕である。
公共事業なんてそもそも金銭的な採算なんて度外視して、公共の福祉を高めるものなんだから、赤字でも何でもやりゃいいのにと、基本的に存続に1票を投じたい僕がいる。
ただし、その一方で「もうちょっと効率よくやる方法や、人々から納得される運用方法はきっとあるはず」と、改革すべしという意見を述べたい僕もいる。
こんな僕なので、以下の意見には賛成。
大阪DEEP案内:関西学研都市ダメポツアー (3) 私のしごと館
あまり面白くなさそうな「印刷の仕事」は受付をやっていない。
公共の利益の為であり無駄かどうかは関係ないとおっしゃるが、全体的に見ても、寒々しく感じてしまうのは否めない。できるだけ多くの仕事を体験できるようにしたいのであれば、西成の日雇いのオッサンの仕事や、交通誘導警備の仕事、パチンコ屋の仕事、食品工場の仕事、食肉工場の仕事、ゴミ収集の仕事、葬儀の仕事なども体験できるようにすれば良いではないか。
あらぬ職業差別や貧困層への偏見を取り除く為にも、おかしなプロパガンダビデオや副読本を与えるよりよほど同和問題の啓発になるし、宇宙飛行士の仕事よりもよほど実用的だ。
「職業に貴賎はない」のだから、そのくらいの勢いで突っ走って欲しいぜ!
この大阪DEEP案内は最近見つけたんだけれど、近畿圏のアヤシイ場所をいろいろとレポートしている。
表層的に見ると、おもしろおかしくバカにしているようなのだが、筆者は間違いなく大阪を愛してる。
槍玉に挙げている場所も、表層的になぜるだけではなく、きちんと体験して意見を述べている。
そして、愛ゆえのコメントを残している。
その雰囲気が伝わってくるから、気に入ってる。
黒人音楽の”ブルース”は、虐げられている自分たちの境遇を嘆くところからできた。
今でも歌い継がれているのは、そして非黒人の心をも打つのは、厭世的な雰囲気の裏に自分たちの生活への愛があるからだと思う。
近畿の国内異文化感も、私のしごと館のダメっぷりも、『ツッパリ High School Rock’n Roll(登校編)』よろしく、もっとやさしく大きな愛で包んであげたい。
森永卓郎が私のしごと館と渡辺行革大臣について語る
昨年、渡辺大臣が「絶対廃止!」と主張したものの、廃止決定にまでは至らなかった。その後の展開を森本卓郎の目から知る。