親愛なるパパとママ
大学に入学してから、ぐずぐずして全然手紙を書かずにいてごめんなさい。今日は、今まであったことをみんなお知らせしますけど、これから先はちゃんと座って読んでね。座らなくちゃ読み進んじゃ駄目よ、いい?
さて、私はいま、とってもうまくやっています。ここに来て間もないころ、私がいる寮で火事がありました。そのとき、窓から飛び降りて、脳震盪を起こし、頭蓋骨を骨折したんだけれど、今はとても良くなっているの。病院には二週間しか入っていなかったんだけど、今は大体普通に頭が働くし、頭痛も日に一回くらいになっています。運がいいことに、寮から火が出て私が飛び降りたところを、向いのガソリンスタンドにいた人が見ていて、消防署に電話してくれたの。その彼、病院に何度か見舞いに来てくれたわ。寮が焼け落ちちゃって住むところもないから、彼の親切に甘えて、彼の部屋で一緒に生活することにしたの。その部屋、地下室なんだけど、結構気がきいてるのよ。彼は、とても素晴らしい男性。私たち、結婚するつもりでいます。まだ式の日取りは決めていないけれど、お腹があまり目立たないうちに済ませたいと思っています。
そうなの、ママ、パパ・・・私、妊娠しているの。孫が生まれて、おじいちゃんとおばあちゃんになるの楽しみにしてくれるでしょ。きっと、私が子どものときと同じように、赤ちゃんを可愛がってくれますよね。結婚が遅れているのは、彼が伝染病をもっていたことで、結婚前の血液検査をパスしなくて、おまけに私も不注意でその病気を貰っちゃったからなの。でも、家族の一員として暖かく迎えてくれますよね。彼って優しいし、あまり学はないんだけど野心があるわ。人種も宗教も私たちと違うけど、寛大なパパとママのことだからそんなこと気にしないわよね。
さて、と・・・今まであったこと書いてきたけど、よく聞いてね。寮の火事なんてウソ。だから脳震盪も起こしてないし骨折もしていません。入院もしていませんし、妊娠もしていません。もちろん結婚もまだだし、病気もなし。ボーイフレンドだっていません。ただね、歴史の成績が “可” で、化学は “不可” ということになりそうなの。いろんな出来事から見て、この点数がどんな意味をもっているか、よく考えてね。
愛しの娘、シャロンより
日別アーカイブ: 2008年3月5日
告白の手紙 (『影響力の武器』より)
Festa della donna: 3/8は女性にミモザの花を贈る
続けたい!「ミモザの花ですよっ!」で知ったのだが、イタリアでは 3/8 に男性が女性にミモザの花を贈る風習があるらしい。
#細かい話を言えば、国際女性デーだとかいろいろあるらしい。
ミモザってどんな花よ? と思って、調べたらすぐにわかった。
せっかくだからホワイトデーと一緒にしてしまえばいいのに。
・・・と思いつつ、菓子業界と生花業界とのオトナの綱引きがいろいろとあるんだろうかと、考えてみたり、みなかったり。
ていうか、女の子への贈物をなんでもかんでも一緒にして、合理化しようという考え方自体がダメ。きっと、そういうこと言ってるうちはモテない。