有川浩『阪急電車』

近鉄電車で『阪急電車』を読む
※写真は、近鉄電車で阪急電車を読む、ヤヤコシイ木公

有川浩の『阪急電車』を読み終えた。
昨年末に井坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を読んで、「きっと今後1年で一番面白い小説だろうなぁ」と思っていたのだが、その考えが改められた。
現在の alm-ore イチオシ小説は文句なく有川浩の『阪急電車』だ。

阪急今津線という、超マイナー路線を舞台に繰り広げられる、「ちょっぴりホロリとする人情話」のオムニバス。
各駅停車の列車は、1駅ごとに乗客を入れ替え進んでいく。入れ替わる乗客たちが繰り広げる、一期一会の人情の妙。

僕だけなのかもしれんが、とにかくいちいち(一駅ごとに)泣かされる。

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食遊 鬼無里

近鉄奈良駅、徒歩5分。
雑居ビルの2階に入っている、隠れた名店っぽい居酒屋。
ポニーテールに作務衣というアヤシイおじさんが切り盛りしている。

そして、この巨大ハンバーグ。

鬼無里
写真ではピンボケだけど、メジャーで測ると20cmくらいある。

ポニーテールだのジャンボ・ハンバーグだの、ちょっと聞くと微妙な店に思ってしまう。
けれども、料理の味は確かだ。
カウンターにはたくさん惣菜が並んでいて、何を食べようか迷うのも楽しい感じ。
#ただし、ジャンボ・ハンバーグを食うと、かなり腹がいっぱいになるから気をつけろ。

カウンター、テーブルあわせて 12-15人ほどが入ったら満員になってしまう小さな店。
味が評判なのか、ひっきりなしに人が入れ替わって、常時満員。
予約必須。

そしてもちろん、自分の舌で確かめに行くのも必須ですよ、みなさん。
2人で6,500円で腹いっぱい(グラタンを余して、包んでもらって持ち帰った)なので、コストパフォーマンスも悪くない。
腹八分目モードで行くなら、もっと安く上がると思う。

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今西清兵衛商店 (春鹿 蔵ショップ) 聞き酒ができる奈良の蔵元

嬉しいことに、最近よく女の子からデート(デート?デートなのか!?)に誘われる機会が多い。
それはそれで、大変光栄なことである。

しかし、ちょっとツラいこともあったり、なかったりで。
そもそも、あまりアルコールには強くない当方であるのだが、どういうわけか最近、大酒呑みの女の子に誘われることが多い。
おかげでものすごい醜態を晒したり、古いしょーもない話を思い出してしまったり、いろいろ痛い目にあっていたり、いなかったり。
とはいえ、当方の大好きな山瀬まみは自他共に認める大酒呑みなので、お酒に強い女の子は嫌いじゃないどころか、むしろそれだけで高感度アップなのだが。

そんな中、今日も某大酒呑み(今日はじめてその事実を知った・・・)に誘われて、奈良の地酒・春鹿のショップに行ってきた。

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字が汚い

あまりに自分が悪筆で情けなくなってくる。

高校生の時から、実は密かに悩みを抱えていたのだが。
席が隣の女の子にこっそりその悩みを打ち明けたところ、
誰かに心を込めて手紙を書いたらいいんじゃない?人に読まれることを前提にした字なら、丁寧に書くだろうし、そのうち自然と上手に書けるようになると思うよ
というアドバイスをもらった。

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